圧倒的な世界観を創り上げ、シームレスな探索とターン制SRPGが楽しい、上から視点のゲーム。
バルダーズゲートの登場から、人気が出始めているジャンルです。
そこで今回は、PS5・PS4で遊べる、バルダーズゲートみたいなCRPGを集めました。
参考にしていただければ幸いです。
なお、類似ジャンルの「リアルタイムストラテジー」や「ターン制シミュレーション」は、以下のリンク先からご覧ください。
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■ バルダーズゲートライクとは?
CRPGとはコンピューター・RPGの略称です。
その昔、RPGはテーブルを囲んで人々が喋りながら行うゲームでした。
世界観をしっかり作り、キャラクターの能力などを紙に書き、サイコロを振って、ゲームマスターとプレイヤーが談笑しながら楽しむものでした。
これを「テーブルトークRPG」と呼びます。
パソコンが登場し、これらはコンピューターで行われるようになります。
それぞれを区別するため、TRPGとCRPGに分かれました。
日本ではTPRGはあまり流行りませんでした。
ドラゴンクエストやファイナルファンタジーが流行し、RPGというとこういったゲームのことを指すようになります。近年ではJRPGと区別されますよね。
もともとのRPGはTRPGから来ていますので、自由度は高く、世界観は奥深く、物語は重厚です。
バルダーズゲートは、そういったRPGの源流に近い作品です。
本ページでは、バルダーズゲートのようなRPG。
ターン制バトルのような戦略的な戦闘が楽しめるRPGを紹介しています。
人を選ぶゲームと言われますが、楽しみ方を知れば、今までのRPGとは次元の違う面白さを味わえるゲームだと思います。
■ 「ディヴィニティ」シリーズ
「ディヴィニティ:オリジナル・シン」シリーズは中世ファンタジーの世界観のRPGです。
剣や魔法、モンスターにエルフといった種族が登場する世界観で、こういったジャンルの中では比較的遊びやすいと思います。
視点は上からで、移動や探索をし、敵と遭遇するとターン制の戦略的なバトルに移行します。高所からの攻撃はダメージ量が多かったり、かなり戦略的な戦闘が楽しめます。
自由度の高さが秀でているゲームでもあります。
クエストを正面突破するだけでなく、裏口から進めたり、思いも寄らない方法で進める手立てもあります。
ディヴィニティシリーズは2作発売されています。
1作目が「オリジナル・シン エンハンスド・エディション」
2作目が「オリジナル・シン2 ディフィニティブエディション」です。
いずれも評価の高い作品となっています。
■ 「パスファインダー」シリーズ
「パスファインダー」は、「ダンジョンズ&ドラゴンズ」の世界観を舞台にしたRPG。TRPGの源流に近い、正統派RPGです。
本作の最大の特徴は、TRPGそのものといったゲームであること。
戦闘の操作での細かさや、膨大な情報量、ストーリーの選択肢による変化など、TRPGをテレビゲームで遊んでいる感覚に近くなっています。
また本作は、仲間とともに進める冒険だけでなく、王国建設が可能です。
こちらも評価が高い作品ですが、難易度が高くTRPGに慣れてから遊ぶのがいいかもしれません。
なお、パスファインダーには続編「Pathfinder Wrath of the Righteous」があります。「キングメーカー」とのストーリーの繋がりはなく、こちら単体で楽しむことができます。
ディスク版は海外版のみの発売で全編英語となっています。
■ ディサイプルズ リベレーション
「ディサイプルズ リベレーション」は、天使と悪魔の申し子アヴィアンナを主人公に携えたCRPG。
簡単な暗殺任務を請け負ったアヴィアンナたちだったが・・??
というストーリーで、壮大な物語が展開していきます。
戦闘はHEXマップを使ったターン制バトルで、キャラクターを駒のように動かしながら戦略的に戦います。
仲間を新たに雇い入れて強くしたり、会話や物語の展開で、新たな仲間と合流したり別れたり、あるいは死別したりもします。
CRPGの中では全体的に分かりやすく、クリアまでの時間も大変な長さではありません。このジャンルを初めてプレイする時には特にいいかもしれませんね。
■ キングズバウンティ2
「キングスバウンティ2」は、王国の平和と秩序を守るCRPG。
ノストリア王国は、暗黒の者によって崩壊の危機に陥っています。
国王が倒れ、陰謀が渦巻き、異形の者が跋扈し、預言者は人々を闇へと導き始めます。
そんな世界の救世主となって、平和と秩序を取り戻す冒険をするRPGです。
戦士や魔道士といったクラスを選択し、プレイヤースキルを習得していきます。
戦闘はターン制バトル。
高さなどの地形の概念や、建物などの障害物をうまく利用し、相手よりも優位に戦闘を進めていく、戦略的な戦闘が楽しめます。
ストーリーにもいくつもの解決方法があります。
正面から力でゴリ押す方法もあれば、後ろからこっそりと忍び込んだり、あるいは金品で解決するようなこともできます。
自分が考える物語を紡ぐことができ、思いのままに進められるかどうかも、ゲームを楽しむ一つの醍醐味といえると思います。
「King’s Bounty II」はディスク版は海外版のみの発売、
日本語正式版はプレイステーションストアでダウンロード専売です。
以下のリンク先から購入できます。
■ 「バルダーズゲート」シリーズ
CRPGのヒット作となった「バルダーズ・ゲート3」
バルダーズゲートシリーズは、実は1作目と2作目もPS4で遊ぶことができます。
2作品をセットにしたものですが、海外版のみの発売で全編英語となっています。
バルダーズゲート1と2作目は、オリジナル版が2000年頃に発売されたため、グラフィックは昔のものとなっています。昔のパソコンゲームが好きな方には、逆に楽しそうに映るんじゃないでしょうか。
■ 「Pillars of Eternity」シリーズ
「ピラーズオブエターニティ」シリーズは、斜め上から視点のCRPG。
バルダーズゲートの精神的後継作と言われるほどリスペクトに溢れた作品で、バルダーズゲートが好きな方には特にオススメです。
広大な世界での冒険、そして戦略性にあふれた戦闘やストーリー展開があります。
本作の特徴の一つに船での戦闘があります。
船を使った冒険となり、海上での戦闘が楽しめます。
「Pillars of Eternity」シリーズは大変高い評価を得ている作品です。
CRPGが好きな方には特にオススメのタイトルとなっています。
「Pillars of Eternity」はいずれも海外版のみの発売で、全編英語となっています。
■ Empire of Sin
「エンパイア・オブ・シン」は、禁酒法時代のマフィアで戦うシミュレーションゲーム。
街の中の様々な店舗を、他のマフィア勢力と争いながら奪い合う内容です。
暗殺者や詐欺師、闇医者といった様々な部下を雇い、彼らと共に戦っていきます。
戦闘はマス目のターン制で、武器にはハンドガンやマシンガン、ショットガンといったマフィアらしいものを使います。
イメージとしては、昔あった「ゴッドファーザー」に「XCOM」を足した感じのゲーム。マフィア時代のターン制ストラテジーは珍しく、世界観が好きな方に特にオススメの一本です。
■ MUTANT YEAR ZERO : ROAD TO EDEN
「ミュータントイヤーゼロ:ロード・トゥ・エデン」は、ミュータント達と冒険するSRPG。
本作最大の魅力はミュータントです。
擬人化されたアヒルのミュータントにイノシシのミュータント、そういったミュータントが5体登場し、3人パーティを組んで冒険に出ます。
彼らの紡ぎ出すストーリーが特に面白いと評判です。
広いマップを探索しアイテムを入手。
それらを駆使して敵との戦略的な戦闘を繰り広げます。
戦闘はマス目タイプのSPRGとなっており、戦略的にじっくりと考えながら腰を据えて遊ぶことのできるゲームです。
■ 「ウェイストランド」シリーズ
「ウェイストランド」シリーズは、崩壊した世界を舞台にしたポストアポカリプスのSPRGです。
ウェイストランドといえばフォールアウトが思い出されますが、本作はフォールアウトの初期の元となったゲームでもあります。
そのため、フォールアウトで登場するようなクリーチャーや生命体、ハッキングやピッキングのシステム、ロケットランチャーなどの武器や核汚染といった要素も登場します。
上から視点で荒野を移動し、敵に見つかると戦闘が始まります。
もちろん戦闘はマス目上のターン制タクティカルバトルとなっており、銃を使っての遠距離攻撃も可能です。
「ウェイストランド」シリーズは、2作目が日本語化されています。
3作目は海外版のみの発売で、全編英語となっています。
■ XCOM2
「エックスコム2」はエイリアンが登場するSF世界観のSRPG。
エイリアンが支配してしまった地球を取り戻すのが目的のストーリーとなっています。
「XCOM」はターン制タクティカルバトルゲームの元祖とも呼ばれるほど有名で、特に2作目は傑作と言われています。
潜伏しながら敵と戦ったり、遮蔽物によって命中率が変わったりする戦闘は、ファイナルファンタジータクティクスやファイアーエムブレムなどが好きな方にも面白く感じると思います。
パッケージのパッと見では手に取りづらいタイトルですが、遊んでみるとこれほどハマるゲームはないというほど面白いターン制タクティカルバトルの中でもオススメです。
「XCOM2」のディスク版は北米版のみの発売、
日本語版はプレイステーションストアでダウンロード専売です。
以下のリンク先から購入できます。
■ Jagged Alliance 3
「ジャギド・アライアンス3」は、戦場を舞台にしたターン制SRPG。
一癖も二癖もある傭兵たちを雇い、個性豊かな部隊を編成、敵兵とのターン制バトルに身を投じます。
本作は、名作「Jagged Alliance」の20年振りのナンバリング続編で、非常に高い評価がなされています。
戦場を舞台にした、自由度の高いSRPGはあまり発売されていませんので、PVで面白そうと思った方は買いかと思います。
但しPS版は、国内PS Storeで購入できますが、日本語には対応していません。
■ 終わりに
以上、「PS5・PS4で遊べる、バルダーズゲートみたいなCRPG、タクティカルRPG」でした。
楽しいゲームに出会うための参考としていただければ幸いです。
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