「Figment2: Creed Valley(フィグメント2:クリードバレー)」をプレイしました(PS5版)。
クリアまで遊びましたので、感想を書いておきたいと思います
できるだけネタバレなしで書いています。
買おうかどうしようか迷っている方の参考になれば幸いです。
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■ Figment2: Creed Valleyとは?
心の内面を描く、歌と音楽のアクションゲームです。
プレイヤーはダスティーとなり、相棒の鳥のパイパーと共に、自分の心の中を旅します。
心の中に巣食う悪と対峙し、心の問題点を探っていきます。
ゲームはアクションとパズルで構成されており、まるでミュージカルのような音楽が楽しい作品です。
「Figment」の続編であり、今作から遊んでも楽しめますが、大枠のストーリーに繋がりがあります。
■ 正当進化版
前作を、より遊びやすくした作品に仕上がっています。
私この作品、PVを観たときに不安だったのですよね。
「あれ?前作とだいぶ変わってない?」
と。
軽い感じに見えましたし、グラフィックもだいぶマイルドになっている印象を受けました。現代風で多くの人に受けそうな感じになっているけど、どうなんだろう。と。
そんな思いの中プレイし始めましたが、それは杞憂でした。
前作よりも分かりやすく親しみがあり、楽しめる作品になっていました。
■ 心の内面を探る
おそらく本作は、ある程度年齢を重ねている人の方が、グッと来ると思います。あるいは私生活で苦労をしてきた人、とかね。
心の内面や心の持ちようなど、自分がモヤモヤとしている部分を言語化、映像化してくれています。
私はちょうど心が荒んでいるときにプレイしたのですが、とても心地よくプレイできましたし、これまで考えたことのないような考えも知ることができて、とても有用でした。
前作よりも、より心の保ち方を提示してくれています。
前作はもっと怖い印象のあるゲームでしたから(個人的には)。
人間関係や仕事、家庭など、何らかの行き詰まりを感じている人には特にオススメです。
なにかの気づきを与えてくれると思います。
■ サントラが欲しくなる
前作と比べ、歌と音楽がパワーアップしています。
よりミュージカルゲームらしくなっていると思います。
鍵盤の橋を渡ると音楽が奏でられるとか、戦闘の攻撃に合わせて音がなるとか、そこらへんのオブジェクトを叩くだけで、思いがけない音や表情を見せてくれます。
私は特に、本作で「捨てられた意見の合唱団」という歌が気に入りました。この歌を聞くだけで、ゲームを買った価値があるというほどです。
数千円を払ってもですよ?
それぐらいに感動しました。
たぶんプレイしていれば、必ず聞くことができるはずなので、是非とも感動してみて下さい。
コントローラーを持ったまま、放心して聞いていました。
Seatbelts are for the weak~♪
■ 謎解きはかなり簡単
本作はパズル&アクションゲームです。
バッテリーをはめて先へ進むようなパズルがあったり、敵との戦闘があったりといったゲーム性です。
このあたりは、かなり簡単になっていますね。
前作よりも相当簡単です。
パズルでつまづくことは一度もありませんでしたし、ゲームオーバーになる戦闘も一度もありませんでした。
若干、拍子抜けという感もあるのですが、サクサクと進みながらストーリーやテーマに触れることができて、とても良かったと思います。
■ 作り手の想い
私はどうしても、作り手の想いを感じざるを得ません。
このゲームには多くの人が携わっていると思います。
実に6年越しの続編です。
前作はアート的な作品として話題となりましたが、正直言うと、興業的には続編を作っても成功しないと思っています。
それなのに続編を作ってくれた。
作品に込められたメッセージ。
これを伝えるがために、このゲームを作った。
そういう製作者たちの気概のようなものが感じられるのです。
ものづくりに携わった人は分かると思います。
自分の中の何かを込めて世の中に出す。
製品全体に対する、それは一部かもしれないけれど、自分の心や魂が、ほんの一握りでも籠もったものを届けたい、と。
そういう感じが、本作からは感じ取れるのです。
■ 総評
前作が好きだった方は、間違いなく好きになれる作品だと思います。
このゲームのPVから、面白そうだと感じた方は、是非とも買って遊んでみて下さい。
特に本作は、
・嫌なことが続いている
・なんか心がモヤモヤする
といった方にオススメです。
心の探り方というか、人の心はこういうのもだ、
という一つの気づきのようなものを与えてくれます。
パッと見の印象では、多くの人がプレイにまで至らない作品だと思います。ですが、このゲームにはとても重要なことが詰まっています。
少しでも何かを感じ取ったのであれば、是非遊んでみてほしい作品です。
肩の荷が降りる、というか、スッと心が軽くなる。
そんなゲームです。
■ 終わりに
以上、「「Figment2: Creed Valley」感想レビュー。面白い?つまらない?ゲームを遊んだ正直な感想(ネタバレなし)【フィグメント2:クリードバレー】」でした。
楽しいゲームに出会うための参考としていただければ幸いです。
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