「ザ・ラストスタンド:アフターマス(The Last Stand: Aftermath)」をプレイしました(PS4版)。
30時間ほど遊びましたので、感想を書いておきたいと思います。
できるだけネタバレなしで書いています。
買おうかどうしようか迷っている方の参考になれば幸いです。
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■ ザ・ラストスタンド:アフターマスとは?
ゾンビに支配されてしまった世界。
人々は、隔離と称して街の中に留められ、ゾンビが徘徊する中、物資を求め彷徨っていた。
壁の外に希望があると、感染して先がない人間が差し向けられ、物資を手に入れて次の人間へと託す。
上から視点の、ローグライクアクションゲームです。
探索して物資をあさり、それらを組み合わせてアイテムクラフト。
ゾンビたちと戦って、少しでも先へと進むアクションゲームです。
■ スカベンジが面白い
本作の最大の魅力は、スカベンジ(物資あさり)ですね。
故障して止まっている車のトランクを漁ったり、ゴミ箱を漁ったり、放棄された建物の中を探索したり。
わずかな物品を手に入れて、少しでも先へ進むための道具とする。
死亡すると次のキャラクターに変わるため、アイテムを集め貯め込む仕組みはありませんが、アイテムを漁っていく楽しさはスゴくあります。
■ 序盤は難しいが
本作は、死ぬと全てを失うローグライクです。
探索中に手に入れたアイテムは全て失い、拠点からやり直しになります。
但し、引き継ぎシステムがあります。
探索中には、スキルポイントや物資ポイントを見つけることができます。
それらを使ってキャラクターの強化をしたり(次のキャラクターへ引き継がれる)、拠点の物資などを増やせたりできます(拠点からアイテムを持ち出せる)。また、キャラクターレベルもあります。
この辺のシステムが、かなりうまく作用していると思います。
とにかく最初は死ぬんですよ。
すぐ死ぬ。
もう1エリアも進めないほどで死ぬ。
それぐらい弱いんです。
でも、スキルを上げ、物資を貯め、少しずつ少しずつ先へと進めるようになります。
スカベンジしても僅かな物資しか見つからない。
でも、その中にスキルポイントや物資ポイントがある。
死亡すると分かっていても、探索の楽しみが広がり、少しでも何かないかと探し回る遊び方がとても面白いです。
■ 弾切れの瞬間が最高
ゲーム中、かなりの頻度で「弾切れ」を味わいます。
ゾンビが迫っているのに、銃がカチッカチッって鳴るんですよ。
弾切れに気づいていなかったり、単にリロード忘れをしたり、そういうホント何気ない部分なんですけど、この弾切れの瞬間がたまらないんです。
「うわっヤベ」カチカチ
「くそっくそっ・・」カチカチ
何を言ってるのかよく分からないと思いますが、遊んでみるとよく分かると思います。
弾切れの瞬間をここまで見事に再現できたゲームは、たぶん初めてなんじゃないかと思います。
■ 硬派な世界観
私このゲーム、「デッドライジング」のイメージで遊び始めたんですよね。
繰り返し死んで、少しずつ強くなるということで。
でもこれ、世界観はかなり真面目で硬派ですね(デッドライジングはおバカ系)。
遊べば遊ぶほど、世界観がよくできていると感じます。
まるで自分がその中にいるかのような感覚に陥るのですね。
ドラマ「ウォーキング・デッド」とかのイメージに近いです。
小屋を覗き込んで、僅かな物資を探す。
そんなプレイができます。
■ バグがあるが長く遊べる
インディーゲームということで、かなりどうしようもないバグがあります。
なんでこれ直さないのよ、と思えるほどです。
基本となるゲームがとてもよくできているだけに、もったいないです。
その一方で、かなり長く遊べるゲームだと思います。
10時間ぐらいでクリアできるだろうな、と思っていたのですが、
全然とんでもない。
更にクリア後もあります。
ゲームは、悪く言うと毎回同じようなことをしているだけです。
しかし、それを補うかのような、妙な中毒感があります。
1回だけプレイしよう。
今日はレベルを上げよう。
一歩だけ進むことができた。
と妙な満足感が得られます。
■ 総評
玄人向けのゾンビローグライクだと思います。
まぁ、見た目やゲームシステムからも、マニアックなゲームが好きな人しか手を出さないと思いますが、遊べば遊ぶほど妙にハマっていく、スルメのようなゲームでもあります。
最序盤のよく死ぬところだけ我慢ですかね。
気づくと、また今日も1回だけ遊んでいる。
合計すると数十時間遊んでいた。
地味なプレイなのに、妙に心地よい。
クセになるゲームだと思います。
■ 終わりに
以上、「「ザ・ラストスタンド:アフターマス」感想レビュー。面白い?つまらない?ゲームを遊んだ正直な感想(ネタバレなし)【The Last Stand: Aftermath】」でした。
楽しいゲームに出会うための参考としていただければ幸いです。
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