「ジャストコーズ4(JUST CAUSE 4)」をプレイしました(PS4版)。
クリアまで遊びましたので、感想を書いておきたいと思います。
できるだけネタバレなしで書いています。
買おうかどうしようか迷っている方の参考になれば幸いです。
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■ まずジャストコーズ4とは?
架空の南米の国を舞台に、ド派手に暴れまわるオープンワールド型のアクションゲームです。
プレイヤーはレジスタンスの一員となり、その地域を支配する敵と戦います。
銃や重火器を使用し、陸から海から空からと自由な遊び方ができるのが大きな魅力のゲームです。
■ いつでも手軽な爽快感
「銃を使って何でも壊せる」「大爆発が引き起こせる」がこのゲームの一つの大きな魅力です。
このゲーム、RPG的なスキルシステムや開放システムがほぼ無いのですね。ゲームスタート時から全部が使えるんです。
銃は敵が落としたり、そこらへんにも落ちてて自由に使えるし、弾も潤沢で使い放題です。車も走っているものを乗っ取り放題(通報システムなどはない)、ヘリや船も自由に乗れます。
ジャストコーズの大きなウリでもある、グラップリングフックも最初から(ほぼ)すべて使えます。
多くのゲームで感じる、ココをクリアしないとこれが使えない、ということがなく、ゲーム開始から全力で派手にぶっ壊すことができます。
これって、いつでもゲームを起動すれば、自分のやりたいようにできるので、ストレス解消にかなりいいんですね。
まとまった時間が取れない人ほどいいかもしれません。
■ ストーリー的にはココから遊んでも
ジャストコーズシリーズは、ストーリーが全て繋がっています。
しかし1作ごとに舞台や敵が変わり、一つの話が完結します。
リコという主人公の今までしてきたことがシリーズ全編を通して描かれ、1作ごとに一つの巨悪を倒すといった感じですね。
本作ジャストコーズ4でも、新たな舞台と敵となっており、初めて遊ぶ人でも問題ないと思います。
3以前の話も、4で少し説明されるので、それで興味を持って過去作を遊んでいくのもいいですね。
■ 大味とマイルール
上で説明したように、このゲームは最初から全てが開放されています。
銃はロケットランチャーでも持てるし、敵拠点の近くにファストトラベルして、空から一気に攻め込むこともできる。ヘリのミサイルでバンバン壊すこともできます。
でもこれ、やればやるほど「大味」になるんですよ。
空をスイスイ移動して、拠点到着、ロケランでボーン!みたいな。
これを繰り返していると、単調で面白くないなあ。
という気分になってきます。
これ、パソコンゲームを遊んだ事がある人なら分かると思うんですが、自分で世界の設定をできるチート機能に似てるんですね。
遊びやすく楽にすればするほど、一気に飽きが来るというあれです。
私はジャストコーズ4を遊んでいて、これに気づいてしまい、そこからはマイルールというか縛りのような遊び方に切り替えていました。
例えば、
・移動は車で、舗装道路を進む
・敵は1体ずつ倒す、TPSのような遊び方
・重火器、乗り物は現地調達
といった具合です。
これに切り替えたことで、ゲームが一気に面白くなりました。
空を飛んでいた頃は、景色も代わり映えもしないし、移動はただの暇な時間~。
だったのですが、下道を行くと、いろんな景色が見れるんですね。
山道にくねくね道に、高速道路。行き交う車を避けたり、あれっ?こんな動物もいるんだ、なんてね。
■ グラップリングフックの奥深さ
本作には「グラップリングフック」と呼ばれる大きな目玉装備があります。
遠くにフックをかけることで、主人公が一気にそこまで移動できる。まあ、ゲームでよくある機能ですよね。
これを一歩改良してまして、フックの端と端を別のモノ同士くっつけることができるんです。
例えば車と車をフックでくっつけると、互いに引っ張られて衝突します。
爆発タルと敵をくっつけると、爆発タルが敵めがけて飛んでいきます。
ヘリと地面をくっつけると、ヘリが制御不能になって落下してきます。
グラップリングフックには大きく3つの機能があり、
1つは「物と物をくっつける」
2つ目は「フックから風船を出して空に飛ばす」
3つ目は「ジェット推進で物をふっとばす(移動させる)」です。
2つ目の風船は、メタルギアソリッドで有名なあれです。
例えば敵兵にこれをやると、敵が空へと浮かんでいきます。爆発タルでやれば、空飛ぶ爆薬のできあがりですし、車両や戦車をこれで持ち込むこともできます。
3つ目のジェットは、車の後ろにくっつければ車がターボで移動していきますし、爆発タルにくっつけて、敵方向に飛ばすこともできます。
貨物コンテナにジェットで、コンテナをゴロンゴロンさせたり、なんてこともできてしまいます。
この3つのグラップリングフックのシステムは面白いです。普通のアクションゲームにはない、自由な遊び方を創造できます。
ただですね、その奥深いところに行き着くまで時間がかかるんです。その本当の楽しさを味わう前に、まぁいいかで終わってしまうんです。
この辺も上で説明したマイルール、「自分なりの楽しみ方」をできる人ほど楽しめる仕組みだと思います。
私はこれは、奥深いところまで行き着く前にやめてしまいました。モノ同士をくっつけて攻撃する、ぐらいにしか使いませんでした。
グラップリングフックには、様々な追加機能をつけるMODというのがあります。回転を加えたり、高度と操ったりといった具合にです。
「これをこう使うとどうなるんだろう?」といった実験が楽しめる人だと、このゲームはおそらく最高のゲームになると思います。
■ 総評
ゲームをパッと起動して、短い時間でストレス解消をしたいのなら、特にオススメの一本です。
ちょっと敵陣乗り込んでめちゃくちゃしたり、気ままにのんびり南米リゾートをドライブしたり、自分なりの楽しみ方を見つけると、ゲームがグッと面白くなります。
本作は「オープンワールドという砂場が与えられた」ゲームです。
メインストーリーを順番に追っていく過程で、「自分がくすぐられる遊び方」に出会えれば、一気に神ゲーとなるのではないでしょうか。
■ 終わりに
以上、「「ジャストコーズ4」感想レビュー。面白い?つまらない?ゲームを遊んだ正直な感想(ネタバレなし)」でした。
楽しいゲームに出会うための参考としていただければ幸いです。
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