「フォールアウト76」のベータに参加しました(PS4版)。
開催時間が厳しく、3時間ほどのプレイですが、所感を書いておきたいと思います。
できるだけネタバレなしで書いています。
買おうかどうしようか迷っている方の参考になれば幸いです。
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■ 不安要素はほぼ杞憂
今回「フォールアウト76」がオンラインになるということで、様々な不安を感じていましたが、実際にプレイしてみると、ほぼほぼ杞憂だと感じました。
PS4の「フォールアウト4」とほぼ同じ感覚でプレイできます。
それでは、実際に細かく感想を書いていきますね。
■ ソロでのプレイ感はどうなの?
これまでのフォールアウトのような、ソロでののんびりプレイはできるのか?
各地を自分のペースで放浪することはできるのか?
についてですが、「フォールアウト76」はほぼソロプレイといっても良いぐらいです。
非常にゆるい感じのオンライン感覚です。
マップが非常に広いため、マップ上にプレイヤーの表示が出ているとはいえ、そもそも出会う確率が非常に少ないです。
今回ベータが始まってすぐということもあり、最初の地点の付近(序盤のクエスト付近)にプレイヤーが多少いましたが、それでも出会ったのは数人です。
1サーバーで24人?をフォールアウト4以上のマップでプレイするため、
進行差が出てくると、出会う確率は更に少なくなると思います。
ですので、ソロでプレイしたい方は、もう全く気にしなくても大丈夫だと思います。
■ アイテムの取り合いは起きないのか?
同じサーバーでプレイしますが、共有しているのは敵キャラのみ?で、共闘する場合に、同じ敵を攻撃することはできます。
倒した敵が落とすアイテムの取り合いは起こらず、プレイヤーごとにアイテムを取得することができます(自分が攻撃していない敵からは、入手できないっぽい?)。
また、各地にあるタンスの中身などのアイテムも、プレイヤーごとに入手できるため、先に探索していた人が全て取ってしまうということもありませんでした。
おそらく道に落ちているジャンク品も、プレイヤーごとに拾えると思います。
ただ、落ちているジャンクはそもそもの数が少なめに感じました。
「フォールアウト4」だと、そこらじゅうで瓶とか缶とか拾えましたけど、あまり落ちてないです。
拾えるジャンクの種類は概ね「4」と同じ感じなので、しっかりあたりを見渡さないと見つからない印象でした。
マルチプレイの時の邪魔になるから減らしたんでしょうかね?
アイテムボックスは自分専用のものとなり、自分しかアクセスできません。
外見上は他の人も同じアイテムボックスを使っていますが、それぞれ自分のアイテムボックスにアクセスしています。
アイテムボックスは各地に?あり、どこで入れてもどこでも取り出すことができ、アイテムボックスに入れたまま、武器クラフト台などで装備品を作ることもできます。
敵キャラも、ログインし直しの度?に復活するようで、敵キャラの奪い合いも起こらないと思います。
アイテムの復活は、今回の3時間では実感できず。
「4」と同じだと考えると、各ロケーション内のアイテムは一定時間で復活する感じでしょうかね?
■ マップはそんなに広いの?
公式情報では確か「フォールアウト4」以上の広さと言われていました。
全体マップから見た感じでは、それほど広い印象を受けませんでしたが、探索してみると結構な時間がかかります。
結局、今回遊んだ3時間では最初の街の一部しか探索できませんでした。
マップに描かれているアイコンなどからも、ロケーションの種類は非常に多い気がします。
■ 攻撃や嫌がらせをする人はいないか?
今回の3時間では攻撃を受けませんでした。
敵対攻撃(PvP)ができるのはレベル5以上からです。
また、相手が攻撃してきても、こちらが攻撃し返さない限り、PvPにはなりません。
相手が一方的に攻撃してくる時のダメージは非常に少ないらしく、こちらが仕返しする意思がなければ、ほぼ無視できるのではないかと思います。
また、マップが広いこともあり、そもそも人に会うことが非常に少ないと思います。
マップ上には、各プレイヤーの表示が出ていますが、一回PvPでやられると、非表示(相手から見えなく)にすることもできるそうです。
おそらく最初のうちは、みんな平和に協力プレイをしていく気がします。
一通りクリアした中で、PvPをする人が出てくる感じですかね。
一つ気になったのは、攻撃(PvP)ではない嫌がらせですね。
例えばずっと付いてきて変な仕草をするだとか、進行方向の扉をしめたり、強敵を連れてきたり、トラックなども爆破できそうだったので、そういった嫌がらせの可能性はありそうに感じました。
ただ、「フォールアウト76」のゲームを終了させ(サーバーからログアウト)、もう一度ログインすると、別のサーバーに入ります(遊ぶたびにサーバーが異なる)。
これを利用して、そもそも別サーバーに入り直す方法があると思いました。
もちろん、別サーバーに移動しても自分のアイテムやストーリー進行などは失われません。
■ NPCが居ないって本当?
今回プレイした3時間では、人間のNPCは出てきませんでした。
おそらく本当だと思います。
ただし、Mr.ハンディやオートマトロンは普通に出てきますし、話しかけることもでき、喋ります(攻撃して敵対できるかも?)。
NPCは死体といった形で何人か見つけました。
NPCの状況やクエストは、テープ(再生すると音声が出るやつ)やターミナルから発生する感じです。
また、メモなども多数ありました。
プレイしていた3時間程度では、人間のNPCが居ないことに何も感じませんでしたが、長時間プレイしていると寂しさが出てくるかもしれません。
■ 買い物はできないの?
NPCが居ないってことで、買物ができないのか不安でしたが、売り買いのできるロボットがいました。
こちらのアイテムを売ってキャップにすることができ、相手のアイテムをキャップで買うことができる。
ただし相手キャラが持っているキャップまで。
といった従来の、あのショップです。
■ ゆるい共闘
ソロプレイがしたいとはいえ、せっかくのオンライン。
ちょっとはオンラインプレイもしたい。
でも、相手を待ったり・行動を合わせるのがすごい苦手。
そんな人いるじゃないですか。
自分なんですけどw
「フォールアウト76」では、各ロケーションで定期的に?イベントが発生する仕組みになっているようです。
「○○が暴れてるぞ」とかですね。
それがマップ画面やプレイ中にわかるようになってまして、イベントが起きると、近くの人たちがそこに集まってきます。
そんな感じで、たまたまそこに居合わせた人同士で、特に会話もせず敵を倒す、といったゆるい感じの共闘を体験しました。
これ、かなり面白かったです。
敵が攻撃してくるドアを閉めてくれる人や、射線上にいる敵を排除してくれる人もいて、敵の数は多いし、なかなか楽しめました。
かといって、ソロでも頑張れば倒せそうな敵の数でしたし、強力な敵であれば、もっと盛り上がりそうでした。
共闘後は、それぞれに?イベントクリア報酬がもらえ、知らない間に仲間たちはいなくなってました。
■ 敵の種類が多そう
3時間程度のプレイでしたが、今まで見たことのない敵が登場しました。
カエルとかリスとかも居て(これらはサバイバル要因でしょうが)、
かなり敵の種類が多そうに感じました。
■ 空腹度・水分度のサバイバル要素は?
今作では、空腹度と水分ゲージがあります。
個人的にはこういったサバイバル要素は非常に好きなので、もっと入れてくれていいよ!
といった感じなのですが、嫌いな人も多いですよね。
3時間プレイした感じでは、ほぼほぼ気にならないレベルのサバイバル要素です。
空腹度や水分ゲージは減ることは減るのですが、1時間程度ではほとんど減りません。
それよりも、食料は結構そこらじゅうで手に入るし、水も「きれいな水」の状態で結構手に入りますしで、枯渇してヤバイ!といった状況にはなりませんでした。
むしろ、なるのかなこれ?というぐらい潤沢に拾えます。
食品は時間経過で?腐るといった要素もあるのですが、それを差し引いても、手に入る食料の方が多く(敵を倒すと肉も手に入るし)、普通に食べていれば余る感じでした。
ちょっと気になったのは、食品・水を調理すると放射能が少し減らせるんですね。
だから調理してから食べることになるんですが、調理するのに木材が必要で、その木材がどうやって手に入れるかがわかりませんでした(一応クエストなどから少量手に入れていた)。
最悪、生肉や川の水をそのまま飲んで、RAIDアウェイを使えばいいかな?
なんて思いながら遊んでました。
■ 難しい?
かなり簡単に感じました。
「フォールアウト」の過去作は序盤が非常に難しいのですが、スティムパックなどの回復アイテムも結構手に入るし、武器も銃が序盤から手に入るし、弾もかなりありました。
もしかしたら弾不足は「4」のときよりも起こりづらいかもしれません。
今回、V.A.T.S.で戦闘中に時間を止めることができなくなり、どうなんだろう?と思いましたが、下手なエイムでも全く問題なく敵を倒せました。
銃+近接武器で進めていれば、序盤に死ぬことはないぐらいの難易度です。
■ バグはありそう?
ありました。
まず敵を攻撃しても死なないバグがありました(いつものやつですね)。
まわりのプレイヤーも攻撃していたため、みんなから死なない敵と見えているんだと思います。
死んだ敵が地面に埋もれるバグもありました(これもいつもの)。
あと、クラフト画面で映像が乱れるバグがありました。
映像乱れは背景だけで文字などに影響はなかったので、まぁいいですけど。
全体的に「フォールアウト4」に似ているので、あちらで起きたバグは起こりうる気がしますね。
■ ファストトラベルはキャップ(お金)で
今作ではファストトラベルを行うときに、距離に応じて?キャップを支払う感じになってました。
序盤の3時間プレイした感じでは、キャップはあまり手に入りませんでしたが、前述の、アイテムの売り買いがあったため、これでキャップを手に入れることは容易だと思いました。
■ 建築要素は?
これ、体験できなかったんですよね。
拠点のアイテムが置けなかったので(たぶん配置不可エリア)、まああとでやればいいか。
と思っていたら体験時間終わってましたw
とりあえず前述した「木材が手に入りづらい」という点が気にはなりますが、「フォールアウト4」のことを考えると、建築素材は徐々に潤沢になりそうな予感はしました。
■ オンラインのラグやサーバーメンテナンスは?
今回のプレイでは、ラグはほぼ感じませんでした。
ただ、周辺のプレイヤーとの同期をしているためか、時々1秒ぐらい画面が停止することがありました。
また、周辺に他プレイヤーが居る場合、タンスなどのアイテムボックスにアクセスする時、1秒ぐらいのロードが発生してました。
またラグを感じなかったのは、序盤なためもあるかもしれません。
アーマーを手に入れ、複数人でガドリングガンを撃ちまくってセントリーボットと戦う、とかそういった場面ではラグが出るかも?
そのあたりを考慮しての24人サーバー、4人パーティな気もしますが。
サーバーメンテナンスは今回のプレイ中には起きませんでした。
遊びたいときにメンテナンスで遊べないのって、結構ストレスなので、この辺がどう対処してくれるか気にはなりますね(24人サーバーなので、分けてメンテナンスしてくれるといいけど)。
■ 一時退席はどうするの?
オンラインゲームのため、一時停止ができません。
ちょうどお腹の調子が悪い日だったのでw、
何度もトイレに行きましたが、基本そのまま放置しても問題なさそうです。
どうしても気になる場合は、一度ログアウトして一時退席し、戻ってきたらログインし直せば、ほぼ問題ないと思います。
(再開はストーリーやアイテムを引き継いだまま、ほぼ同じ場所からリスタート)
■ SPECIALとカード
今作では、レベルアップのときにSPECIALの値を上げ、更に持っているカードをセットすることで能力を発揮するシステムになっています。
例えばSを上げたあとで、重量アップのカードをセットすると、重量がアップするといった感じですね。
手に入るカードはランダム?です。
プレイするまでは、これはどうかなー?と思っていましたが、こちらも過去作と感覚は変わらず、杞憂でした。
カードによって能力の付け替えができる分、逆に融通が効きやすくなっている気がします。
■ 課金要素があるのでは?
カードと言われて最初に感じた不安がこれです。
カードを課金要素にしてくるのでは?
あるいはゲーム全体を課金仕様にしてくるのでは?
という点です。
公式では、スキン(見た目)などのゲームの本筋に関係ない部分を課金とするようで、またそれらもゲーム内で入手可能になっているそうです。
プレイした感じでは、「フォールアウト4」とほぼ変わらなく、例えば途中から課金して強くしないと進めない、といったことはしてこない感じを受けました。
同じくベセスダの「フォールアウト シェルター」をプレイしていたのですが、こちらはもとはスマホゲームで課金要素があります。
ですがこちらも、課金なしでも普通に最後まで遊べる(急激に難易度が上がるといったこともない)感じで、「フォールアウト76」も課金ありきで作ってはこない安心感を持っています。
■ 買いかどうか?
「フォールアウト4」が好きだった方は買いだと思います。
特にフォールアウトのロケーションの探索が好きだった方、武器や防具を強くして、強い敵と戦っていくのが好きだった方、テープやメモなどを読んで、何が起きていたか想像するのが好きだった方、体験できませんでしたが、建築もおそらく同じような感じだと思います。
その一方で、「フォールアウト3」のNPCとの会話が好きだった方には、寂しさが広がるとは思います。
NPCとの会話や、どちらの味方に付くか、とか
どっちが本当のことを言っているのか?とか、あの感じですね。
あれをフォールアウトのメインの面白さだと感じている人には、若干つらいゲームかもしれません。
ただ、「フォールアウト4」のNPCによる拠点防衛、買物、プレストン・ガービーからクエストを受注する、といった程度でNPCとの交流をしていた方には、あまり気にならないかとは思います。
前述のイベントでのゆるい共闘は、拠点防衛のそれを超える楽しさです。
■ 終わりに
以上、「「フォールアウト76 ベータ」は面白い?つまらない?ゲームを遊んだ正直な感想(ネタバレなし)【Fallout76 Beta】」でした。
楽しいゲームに出会うための参考としていただければ幸いです。
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