「ナイトインザウッズ」感想レビュー。面白い?つまらない?ゲームを遊んだ正直な感想(ネタバレなし)

「ナイト・イン・ザ・ウッズ(Night in the Woods)」をプレイしました(PS4版)。

クリアまで遊びましたので、感想を書いておきたいと思います。

できるだけネタバレなしで書いています。

買おうかどうしようか迷っている方の参考になれば幸いです。

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■ まずナイトインザウッズとは?

動物たちが暮らす田舎町の青春劇です。

プレイヤーは猫のメイ(女の子)。
故郷の町へと戻ってきたメイは、昔なじみの友達や、家族、そして多くの町の人々と交流をしていきます。

朝起きて町の中を探索し住民と会話、イベントが発生し、それを楽しんで就寝する。

といった流れを繰り返す、ストーリー重視のゲームとなっています。

■ 秀逸なグルグルするストーリー

どこまで書くのか非常に迷ってしまいます。
どう書いてもネタバレになりそうだからです。

本作はストーリーが秀逸です。

「ストーリーが良い」

この時点で遊ぼうと思えた方は、もうブラウザバックして買って遊んでください。ここから先の文章を読む必要はありません。(書いてないつもりだけど)下手にネタバレを踏む必要はありません。

■ 感情移入ができ始めてからが本番

ゲームプレイ開始直後、最初の数日間のわたしの感想は、それはそれは低いものでした。

「なんだこのクソガキ共は」

が正直な感想でした。

主人公を含めた4人組は、高校を卒業し社会に出る前の段階。漠然と大人になる一歩を進めようとしながらも、やってることはまだまだ子供です。

アメリカ社会的なものも組み込まれているのでしょうかね?(日本から見ると)それはもう、イタズラを超えた「犯罪」のようなことをしていきます。

いやいや、この年頃の感覚を忘れている私のせいかもしれない。いやしかし、このレベルの悪事は子供に悪影響がありそう。

そんなことを考えながらのプレイでした。

■ イメージとは違う物語

このゲームは、PVなどの印象では「故郷の町での、住民との心の交流」だとか、「青春の1ページ」「かわいい」なんて思うんじゃないでしょうか?

心温まる物語とか、ヒューマンストーリー的なものを考えるかもしれませんが、ぜんっぜん違います。

ストーリーは進むにつれて妙な展開になっていきます。
というか、プレイヤーは妙な感覚に陥っていきます。

なんなんでしょうかね、これ。

(開発者が)どんな方向にも物語を落とせるように作った結果、プレイヤーは夢を見ているかのような、酩酊状態のようなぐわんぐわんとした感覚に陥っていくようです。

そんな状態で、各キャラクターの置かれている立場や考えなどが入ってきます。

■ 遊ぶ人によって感じ方が180度変わる

おそらく本作は、遊ぶ人によって感じ方がまるっきり変わると思います。

最後まで遊んでも、なんなんだこれ・・と思う人もいるかもしれない。
とんでもない名作だ、と思う人もいるかもしれない。
何を言っているか全く分からない、と思う人もいるかもしれない。

プレイヤーの年齢によっても変わると思います。
登場キャラぐらいの年齢、社会人になった人、年頃の子を持った親などなど。

わたしはこのゲームで、「妙な酩酊感」が素晴らしくよく出来ていると思いました。
みんな見ている先が違いながらも、しっかりと一体感があるのです。

■ ロードが多く、フリーズだらけ

本作の最も悪いところ。

それはロードと強制終了の多さです。
もうげんなりするほどあります。

このゲーム、2D横スクロールでグラフィックも簡素なのに、ロードが1回10秒ぐらいかかります(SSD使用でも)。そして町を移動するとき、建物に入るとき、画面を切り替わるときに毎回ロードします(たぶんオブジェクトを1個ずつ動かしているせいでしょうね)。

そしてロード中に強制終了します。
概ね30分~1時間プレイすると必ず強制終了します。

グレッグ(登場キャラ)的に言うと「があああああああ」ってなりますw

このゲームを楽しむには、まずこの地獄のようなロードと強制終了を乗り越えられるかにかかっています(なおロードで毎回セーブされているので、強制終了されてもその場から再開する)。

物語中盤まで行けるかどうかがカギです。

わたしは序盤はちょっとずつしか遊びませんでしたが、中盤以降は、強制終了を食らってでもとにかく次が見たい、と思って遊んでいたぐらいですから。

■ 総評

ナイトインザウッズは、とにかく評判の良いゲームソフトです。

その例にもれず、「最後までプレイできれば」面白かったといえる作品になっていると思います。

単純な「ストーリーが良かった」とは言えない、頭や心をかき乱された何かが残ります。

その何かは人によって違うでしょうから、共有は難しいでしょうが、「良いゲームだった」という漠然としたものだけが、共有感想として残ると思います。

しかしながら自分の中には、なんとも形容し難い「何か」が残っていると思います。

ロードの多さと強制終了だけがネックです。
ただ、それらの障害を乗り越えるだけの価値はあると思います。
得られるものは漠然とした何かですけど。

あ、あと「心が弱っている」時に遊ぶとどうなるかはわかりません。
保証はできません。

■ 終わりに

以上、「「ナイトインザウッズ」感想レビュー。面白い?つまらない?ゲームを遊んだ正直な感想(ネタバレなし)」でした。

楽しいゲームに出会うための参考としていただければ幸いです。

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