「Deliver Us Mars(デリバーアスマーズ)」をプレイしました(PS5版)。
クリアまで遊びましたので、感想を書いておきたいと思います。
できるだけネタバレなしで書いています。
買おうかどうしようか迷っている方の参考になれば幸いです。
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■ Deliver Us Marsとは?
火星を舞台にしたアドベンチャーゲームです。
地球と人類は滅亡へと進んでいた。
火星からの救難信号を受け、4人のクルーは宇宙へと旅立つが・・??
物語主導型のアドベンチャーゲームで、探索や謎解き、アクションを駆使して先へと進みます。
月を舞台にした「Deliver us the Moon」の続編です。
■ 名作
これは名作だ。
遊んで本当に良かった。
今作はグラフィックをアニメ調に変更(前作はリアル調)。
パッケージを見ても分かると思うんだけど、手に取りやすさには貢献しているものの、宇宙モノ特有の緊迫感が失われている。
結果として、このアニメ調への変更は大成功なんだけど、手に取りやすさと最初のイメージと、内容の微妙な乖離は気になりました。
ドラマチックなストーリー展開で、かなり面白いです。
■ ストーリー重視
ストーリー重視のゲームで遊びたい方に、特にオススメです。
私はこういったアドベンチャーゲームを遊ぶ時に、登場人物たちの仕草や表情をよく見るんですね。
視線をそらしたり、瞬きの回数が増えたり、グッと目をつぶるような表情をしたり、物語や会話の中でそういったものが出てくるのが、本当に好きなんです。
本作はアニメ調のグラフィックなのですが、こういう部分がとても丁寧に作られています。
プレイ感としては「ライフイズストレンジ」シリーズを遊んでいた時に近かったです。(※選択肢とかはありません)
表情や仕草、戸惑いや心情がとてもよく表現されていたと思います。
■ 近未来のガジェット
前作同様、ホログラム技術が出てきます。
ホログラム記憶装置で、空間に立体映像が再生されるんです。
これスゴイですね。
登場人物と組み合わせると、こんなに感動的(?)になるんですね。
たびたびそういうシーンが出てきますので、ぜひ↑を覚えておいてください。
将来ホログラム技術が出てきた時、こんな感じで使うことになるんでしょうかね。
最近はスマホの小型画面が主流になってしまったので、スマホともテレビとも違う、部屋全体の空間が思い出で満たされる感じ。
いやぁ、これをゲームで表現したのって初めてじゃないでしょうか。
たぶん「デトロイトビカムヒューマン」でもやってないですよね。
■ シャトルの打ち上げ
前作同様に、シャトルの打ち上げやドッキング操作が出てきます。
たまらないです。
ものすごく細かいんですよ。
専門用語も何やってるのかも全然分かんないだけど、最高に興奮しますね。
宇宙飛行士になったみたい。
こういう、現実では絶対に体験できないことがゲームで体験することができる。
私は宇宙はあんまり興味のない人なんですけど、それでもこれだけ楽しいのですから、宇宙が好きな人が遊んだら、もうたまんないでしょうね。
■ 前作プレイ必須
前作(Deliver us the Moon)と完全に物語が続いています。
たぶん前作プレイ必須だと思います。
わたしは前作のストーリーや登場人物を、ふわっとしか覚えていなかったのですが、それでもストーリーにかなりグッと来ました。
前作をしっかり遊んで理解していると、より楽しいと思います。
ただ、前作と今作はかなり毛色が違うのですね。
前作はリアルなシミュレーターアドベンチャーのような作りで、マニア向け・玄人向けといった感じだったので、今作と真逆なんです。
だから遊ぶのにちょっと戸惑ってしまうかも。
でも前作の方が、孤独感や宇宙感は強かったと思います。
月の表現だけで感動してましたから。
そういう面では、今作はアニメ調になったことで、少し薄まってしまったかも。
でも相変わらず、開発者の宇宙好きさが漂っていて、例えば物体が置いてあってですね。
側面が真っ暗な影だったのが、光が当たって一気に物体が見えてくる表現なんかは、宇宙関係の映像そのもので、こういうのいっぱい出てきますので、やはり宇宙好きには最高のゲームだと思います。
■ アクションにパズル
クライミングアクションが追加されています。
これが結構面白かったです。
「アンチャーテッド」とかの縁に掴まるものじゃなくて、ピッケルを差し込むタイプのもの。
「トゥームレイダー」がこれだったような?
宇宙の星でのゆっくりした時間の流れ(?)に近いものがあって、相性が良かったと思います。
今作は、
・探索
・アクション
・パズル(謎解き)
・ストーリー
といった感じが順番に出てくるので、飽きずにグイグイと遊ばせてくれます。
そういう意味でも、クライミングアクションが入ったのは良かったと思います。(ちなみに前作の方が、もっと投げっぱなしで難しかった)
■ 総評
いやはや、名作ですよ。これは。
軽い気持ちでプレイしたのですよね。
前作を遊んでいたし、まぁサクッと遊んでおくか。と。
「ROAD 96」ぐらいの感じで遊び始めたのですが、とても好きな作品になりました。
「プレイグテイル」シリーズを遊んで傑作すぎてヤバいと思った時に似ていますね。
あんまり期待してなかったけど、面白かった!
遊んでみて良かった!
そう思えるゲームでした。
ぜひ前作と合わせて遊んでみてほしいです。
同じような気持ちになってもらえたら、嬉しいですね。
あ、大事なこと言うの忘れてた。
ASEはカワイイ。
■ 終わりに
以上、「「Deliver Us Mars」感想レビュー。面白い?つまらない?ゲームを遊んだ正直な感想(ネタバレなし)【デリバーアスマーズ】」でした。
楽しいゲームに出会うための参考としていただければ幸いです。
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