「アンダーテール」感想レビュー。面白い?つまらない?ゲームを遊んだ正直な感想(ネタバレなし)

「アンダーテイル(UNDERTALE)」をプレイしました(PS4版)。

クリアまで遊びましたので、感想を書いておきたいと思います。

できるだけネタバレなしで書いています。

買おうかどうしようか迷っている方の参考になれば幸いです。

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■ アンダーテールとは?

「誰も死ななくていい、やさしいRPG」をコンセプトに作られたゲームです。

グラフィックや音楽はレトロ8bit。

地底にあるモンスター世界に落ちてしまった少女は、そこから脱出する方法を考えます。

行く手を阻むモンスターや、優しいモンスターと出会いながら、自分がどう行動すべきかを考えるRPGとなっています。

RPGとはいえ、戦闘は弾幕シューティングの要素が強いです。敵からの個性的な攻撃(弾?)を避けつつ、戦っていくシステムです。

プレイヤーがゲーム中に取った行動によって、キャラクターの台詞などが変わり、エンディングも変化します。

■ 勝つか負けるか以外の選択肢

色々なゲームを遊んでいると、常々思うことがあります。
「勝つか負けるか以外の選択肢もたくさんあるのに」と。

逃げるでもいいし(まぁこれはあるか)、対話して和解してもいい、脅して逃がすこともできますし、手なづけることもできるかもしれません。
平服して降参が可能かもしれませんし、金銭で難を逃れることもできます。

本作は、戦闘のゲームシステムを「勝つか負けるか」ではなく、「戦うか逃げるか(逃がすか)」としています。

これによって、様々な「逃がす過程」が表現されています。

シンプルな戦闘なのですが、モンスターたちと対話をしているかのようなんです。モンスターたちの感情や信念が伝わってくるように思えます。

登場キャラが実に個性的です。
主要なNPCだけでなく、モンスター1体1体に愛着が湧いてきますし、戦闘する雑魚モンスターがこれほど魅力的に描かれたRPGは、他にないと思います。

■ 大義名分と決意

テレビゲーム、特にRPGを遊んでいると、
「悪いものを倒す」という大義名分を与えられますよね。

魔王を倒すために、道中のモンスターを倒して経験値やお金を得る。
それらで装備品を手に入れ強くなっていく。
町に立ち寄れば宿屋でHPを回復し、人々から情報を聞き出す。

ごくごく当たり前に行う、ゲームの風景です。

本作「UNDERTALE」をプレイすると、これらの行動が実に身勝手で、クリア条件を満たすためだけのものと思わされます。

「あれっ?」「ん?」と考えさせられますね。

あんまり深く書きませんが、この感覚は本作を遊んだ人にしか得られないと思います。

■ 気付かされる言葉やシーン

モンスターやNPCが実に個性的です。

上でも説明したように、戦闘によって感情移入がしやすい点と、自分自身の意思決定で物語に深く入り込めることがあると思います。

それにプラスして、登場キャラたちから、それぞれの信念が感じられます。

私は名作となる創作物の1つに
「キャラクターがそれぞれ別の方向を向いている」
を挙げるのですが、
まさにそれが本作にはあると思いました。

そういった、考えの違うキャラクターたちで構成された物語ですから、読んでいてとても面白いのですね。

そうなんだ、そういう考えもあるんだ。
それは違う。
いや、そうかも。
どうしよう。

このゲームの大きなテーマに「決意」があるそうです。

自分が取る行動はこれでいいのか?

過去の行動で後悔することがあります。
ある瞬間に決意をすることがあります。
何か火が付いてしまった。

このゲームには、気付きを与えてくれる台詞やシーンがありまして、それらを体験するだけでも遊ぶ価値があると思います。

■ ユーモアあふれる

ここまで紹介した文章を読むと、重いゲームのように思えちゃいますね。

実際のゲームプレイ感は、優しいです。
プレイしていてギスギスした気持ちにはなりません。
心がスッと落ち着くような感じになれます。
癒やしに近いかも?

登場キャラたちの台詞も、ユーモアに溢れています。

読んでいるだけでクスッと笑えたり、動いているだけで愛らしくなってきたりします。

ゲームプレイ中は、ほとんどがそんな感じで、時折ちょっとした気付きを与えられたり、プレイ後の余韻がしっかりとあるゲームです。

■ シューティングは難しい

戦闘シーンは弾幕系シューティングの様相を呈しています。

ハートを動かして、敵が出す様々な弾を避けていきます。当たるとHPが減り、0になるとゲームオーバーです。

もちろん回復アイテムや、レベルアップしてHPアップする仕組みなどもあるのですが、ゲームにあまり慣れていない人には、戦闘のシューティングはかなり難しいと思います(そこそこ遊んでいる人なら問題ないでしょう)。

UNDERTALEが初公開時よりも、ライトゲーマー向けな感じになってしまったので、多くの人に遊んでもらうという点では残念なポイントかもしれません。

■ 総評

UNDERTALEは、世界的にもかなり評価の高いゲームです。

物語を楽しんだり、個性的なキャラクターとのやり取りをしたい方にはうってつけだと思います。

数多くのゲームで遊んでいるゲーマーにもオススメです。シンプルなんだけど、こんなのがあるんだ。と思わされます。

創作活動をしている人には特にオススメかも。
うわ、マジすげぇわ。と思わされます。

可能な限り情報を得ないでプレイした方が楽しめると思います。
エンディング(ルート)も複数あるので、情報を得ていない部分は初見で遊ぶとかね。

遊んでみた人だけが、きっと世界観にハマれるゲームだと思いますよ。

もしかしたら一生モノのキャラクターと出会えるかもしれません。

■ 終わりに

以上、「「アンダーテール」感想レビュー。面白い?つまらない?ゲームを遊んだ正直な感想(ネタバレなし)」でした。
楽しいゲームに出会うための参考としていただければ幸いです。

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