プログラミング教育が本格的に始まりました。
今後学校ではプログラミングが学べるようになり、社会に出た時に必要になる資格となると思います。
そこで今回は、プログラミングの基礎を学べてしまうゲームを紹介します。
参考にしていただければ幸いです。
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■■ よりプログラミング的なゲーム
まずは最初に、いきなりですが、より実践的なプログラミングを組めてしまうゲームソフトを紹介します。
■ ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング
「プログラミング」というものに初めて触れる人でも、「ゲームが作れてしまう」。
そんなゲームソフトです。
通常プログラミングは、英語や数字の文字列を書いていくものですが、本作はそれをキャラクター化し、設定だけすることでゲームが作れてしまいます。
例えば「スティックノードン」という、コントローラーのスティック操作を携わるキャラがいます。
そして「ヒトノードン」というゲーム中に登場するヒトのキャラがいます。
これを線で繋ぐことで、「スティックを倒すとヒトが動く」というプログラミングが完成してしまいます。
このゲームは任天堂が自ら開発しています。
「ゲームを作る」「完成させる」ことに特に意義を持たせていますので、子供のプログラミング的思考回路を育む意味では最高のソフトです。
■ ニンテンドーラボ
ニンテンドーラボはダンボールで作る全く新しいゲームの形です。
さて、プログラミングは大きく分けて2種類あります。
1つはコンピューター(テレビモニター)の中だけで完結するもの。
そしてもう1つは、現実世界のモノと連動させる(制御する)もの。
本作は後者になります。
型どられたダンボールシートを取り外し組み立てます。すると、釣り竿やピアノといった形になり、それを実際に操作して遊ぶことができるゲームです。
実際に操作するというのは、釣り竿であればリールを巻いたり、引っ張ったりすることで画面と連動して魚が連れ、ピアノであればダンボールの鍵盤を押すことで、画面と連動して音が出ること。
今までのテレビゲームではありえなかった体験ですよね。
これがニンテンドーラボの基本的な遊び方です。
そして応用として、実際に簡易プログラミングをして自由にダンボールを操れます。
ニンテンドーラボに対する入力や出力に、タイマーやカウントを付けたり、ANDやNOTといった回路を付属させられます。
これらを使うことで、自販機だったり太鼓だったり。誰も考えつかなかった工作ができてしまうのですね。
なお、ニンテンドーラボで遊ぶには、以下のニンテンドースイッチゲーム機本体と、ニンテンドーラボセットが必要です。
ニンテンドーラボセットは、4種類発売されており、
それぞれで作れるものが異なります。
■ ヒューマン・リソース・マシーン
ヒューマン・リソース・マシーンは、更にもう一歩プログラミングに近いゲームです。
プレイヤーは上司となり、部下の行動をプログラミングします。うまく動けるように、より速く仕事ができるように、より正確にできるように。
ベースはパズルゲームなのですが、このゲームのすごいところは、実際の命令文(英文)を書いていけることです。
ここまで紹介してきたプログラミングゲームは、数値を変えたり設定をするだけで動きましたよね。
でもこのゲームは、一歩進んだ「構文」を書いていきます。
行数があり、if文やGoto文のようなものも存在します。inputやoutput、コメントまで書けてしまいます。
もちろん本物のプログラミングとまではいかないので、はじめて触る人にも遊べるようになっています。
「アルゴリズム」を学ぶゲームと言えるかもしれません。
本格的なプログラミング学習の入り口に最適なゲームです。
続編の「セブン・ビリオン・ヒューマンズ」も発売されています。
■ Autonauts
「オートノーツ」は、簡易プログラミングでロボットを動かし、惑星を開拓するゲームです。
・木を切る
・木を運ぶ
・土を掘る
・苗を植える
といった動作をプログラムして、あとはロボットたちを眺めるだけ。
ロボットたちは命令した通りの行動を延々と続けてくれます。
本作は、ゲームでの実際の行動をプログラムできるため、理解しやすく、もっとこうすればいいんじゃないか、とのめり込みやすくなっています。
「マインクラフト」をプログラミングでする、というと分かりやすいかもしれません。
「Autonauts」はパッケージ版は海外版のみの発売、
日本語正式版は任天堂ストアでダウンロード専売です。以下のリンク先から購入できます。
なお、当ブログでは「Autonauts」のプログラミング的記事をたくさん書いていますので、参考にしてみてください。
https://gp-wt.com/category/%e6%94%bb%e7%95%a5%e6%83%85%e5%a0%b1/autonauts/
■■ ゲームを遊んでプログラミング体験をするもの
次に「普通に遊べるゲーム」の中に、「プログラミング的な要素」があるものを紹介します。
こちらは無意識的にプログラミングに触れることができます。
ゲーム内の問題解決や、「こうしたらもっと楽になるのに」からプログラミングに移ることができるため、解決力や改善力も身につきます。
■ マインクラフト
マインクラフトはブロックを積み上げて家を作ったり、冒険をするゲームです。
基本的には、木を切ってそれを木材としたり。
つるはしで地面を掘って鉱石を手に入れたり。
あるいは剣を作って敵と戦ったり。
そうやって手に入れた素材を使って新しいアイテムを作っていく(クラフトする)ゲームです。
本作には「レッドストーン回路」と呼ばれる、プログラミング的な仕組みが存在します。そしてこれは、かなり本格的なことができてしまいます。
例えばレッドストーン回路をOnにすると電気が付きます。Offにすると電気が消えます。
マインクラフトは家を作ったりもできますので、これを組み合わせることで、家の電気のオンオフが学べます。
少し難しい話になりますが、And回路やNot回路といった更に一歩プログラミングに進んだものも学べます。
マインクラフトでは、ゲームの中で電卓を作ったり、ゲームの中にパソコンを作ったりといったこともできます。
これはプログラミングそのものが内蔵されているといっても過言ではないのですね。
知育教材として最高のゲームソフトと言えると思います。
■ テラリア
テラリアにもプログラミングの要素が登場します。
マインクラフトはクラフト(ものづくり)の要素が強いです。テラリアは冒険の要素が強いです。
そのためマインクラフトを投げ出してしまった子供にも、こちらは受け入れてもらえるかもしれません。
主なゲーム内容は、洞窟を探検したり強い敵を戦ったり、新しいアイテムを見つけたり。
そういったゲームなのですが、ブロックメイキングゲームなので、家を作ることができます。
そしてテラリアには回路があります。
スイッチをOnにすることで矢を発射したり、落とし穴を起動させたり。
どういう風に線を繋げればうまく機能するかを学べます。
敵が拠点に向けて攻めてくるため、これらの防御機能を使わざるを得ません。
自然とプログラミングの学習ができるゲームだと思います。
マインクラフトに比べて、テラリアのほうが簡単なプログラミングになっています。こちらで興味を持って、より深く学ぶためにマインクラフトに移るのもオススメです。
■■ 自動化のゲーム
工場を作ったり、生産ラインを自動化するゲームがあります。
こういったゲームは、プログラミングとよく似た思考をします。
プログラミングよりも、よりゲーム的で遊びやすいので、プログラミングでつまづくような場合は、こちらを先に遊んだ方がいいかもしれません。
自動化のゲームは、以下のリンク先にまとめてあります。
■■ ツクール系のゲーム
「ツクール」系のゲームというのが存在します。
RPGツクールやアクションゲームツクール、シューティングツクールといった、ゲームソフトを1から作ってしまおうというものです。
これらは、最初から組み込まれている素材(音楽から絵まで)を組み合わせて作るものと、全てを1から作る本格的なものまで存在します。
「ものを作る」「クリエイトする」ことが学べるゲームです。
プログラミングは、モノづくりの思考力が必要となりますので、これらのゲームで遊ぶのも良いと思います。
ツクール系のゲームは以下の記事でまとめてあります。
■ 終わりに
以上、「子供のプログラミング学習に役立つ、PS4・ニンテンドースイッチのオススメゲーム」でした。
楽しいゲームに出会うための参考としていただければ幸いです。
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