「深夜廻(しんよまわり)」をプレイしました(PS4版)。
クリアまで遊びましたので、感想を書いておきたいと思います。
できるだけネタバレなしで書いています。
買おうかどうしようか迷っている方の参考になれば幸いです。
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■ 深夜廻(しんよまわり)とは?
真夜中の町を徘徊する、ホラーアクションゲームです。
夜の町ではぐれてしまった二人の少女。
行方知れずになってしまったユイを探すべく、ハルは夜の町を探し回ります。
しかし町はお化けが歩き回り、闇が彼女を次第に追い詰めていきます…。
■ 雰囲気は抜群
PVや画像を見てもらえば分かるように、抜群の雰囲気のゲームです。
夜の町を懐中電灯一本で歩く。
寂れた学校や、誰もいない廃墟を探検する。
暗がりから突然お化けが出てくる。
斜め視点のドット絵と合わさって、とても良いです。
私がクォータービュー(斜め視点)のゲーム好きなのもありますが、かなり良いですね。
■ 高難易度
本作は、その見た目と裏腹に、難易度がかなり高いです。
アドベンチャーゲームではないですね。
アクションです。
・夜の町を探検して、物語を楽しむ。
という作品ではなく、
・敵の攻撃をいかに避け、先に進む。
という比重が多いです。
もちろん、最後までプレイすると物語性もとても良いのですが、ゲームを遊んでいる大半は、「敵をどうするか」という”攻略”を考える時間が長いです。
ほら、ホラーゲームって時々、
何度も何度もやられるボス戦とかあるじゃないですか。
どうしてもクリアできない場面とかあるじゃないですか。
そういう感じのゲームなのです。
■ 理不尽 vs クセになる
ゲームをしばらく遊んでいると、理不尽さが際立ってきます。
敵の攻撃は基本的に、避けるしか方法がありません。
こちらに攻撃方法がないため、敵を回避するしかありません。
また敵に触れた瞬間にゲームオーバーになります。
そうすると、突然目の前に敵が現れると、必ずゲームオーバーになるのですね。
敵が変な動きをしても、必ずゲームオーバーになるのです。
セーブポイントが多く、すぐ直前から再開できるのでダメージは少なめですが、それでも理不尽さをかなり感じると思います。
—
本作の最大の欠点で、最大の魅力はここにあると思います。
「んっだよコレ…」
「ふざけんなよ」
「ズルくない?」
といったボヤキが次第に、
「ん~そうくるか」
「これってもしかして…」
「ん”ーー・・・・」
と攻略法を探る遊び方に変わっていきます。
昔の2Dアクションゲームというとしっくり来るかもしれません。
敵の攻撃方法も避け方も、倒し方も分からない。
観察と勘、反射神経を頼りに先へ進む。
最近は、こういう感覚をほとんど忘れていたので、次第に新鮮かつクセになりました。
かなり絶妙な塩梅で作られています。
嫌になるギリギリ直前、もう嫌なんだけどなぜか再挑戦したくなる。
そんな感じのゲームです。
■ ファンが多い作品
夜廻シリーズは、ファンの多い作品です。
ビジュアルの良さは言わずもがななんですが、
妙にクセになる難易度がそうさせているのかも、と思います。
難易度イージーとか、体力制とか、強力なアイテムとか、色々とできそうなのに、そういうの全然ないんですよね。
ハッキリ言って、プレイし始めると、何度もやられてやり直すトライアンドエラー感はげんなりすると思います。
しかしながら、ある時点を境に、どうすれば進めるのかを考える楽しさを感じることができるようになります。
シンプルなゲームとはいえ、なかなかこういう面白さを提供できるゲームはないので、ぜひ一度遊んでみて欲しいです。
何度も何度もやられて、なんやかんや文句を言いながらでしたが、気づけば熱中して、一気にクリアしていました。
不思議な魅力のある作品だと思います。
■ 終わりに
以上、「「深夜廻(しんよまわり)」感想レビュー。面白い?つまらない?ゲームを遊んだ正直な感想(ネタバレなし)」でした。
楽しいゲームに出会うための参考としていただければ幸いです。
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