「TOEM(トーエム)」をプレイしました(PS5版)。
クリアまで遊びましたので、感想を書いておきたいと思います。
できるだけネタバレなしで書いています。
買おうかどうしようか迷っている方の参考になれば幸いです。
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■ TOEM(トーエム)とは?
写真を撮って、人々を助けるアドベンチャーゲームです。
白黒の手書き風のイラスト世界を冒険し、人々の頼まれごとをこなしたり、写真に残したりしていきます。
箱庭世界は四角く作られ、視点を切り替えて建物の影に隠れたアイテムを見つけたり、カメラを向けることで何かが起きたりします。
■ 見た目よりも面白い
シンプルなグラフィックや、「カメラで写真を撮る」というゲーム性から、
あんまり面白くないんじゃないか?
と疑いながらのプレイ開始でした。
序盤はどうにも、パッとしない感じがあります。
いや、写真撮影や操作性は全然悪くないのです。
ゲーム的に何を目的としているのか、どうするとプレイヤーは気持ちよく感じるかが分かりづらいのですね。
面白さが分かり始めたのは、2ステージ目の終盤あたりからでした。
楽しく遊ぶ方法が分かるようになり、次第にのめり込んでいきました。
「写真を撮る」というと、最近のゲームではサブの遊びです。
遊びというかオマケに近いかも。
オープンワールドゲームなどでも、撮影モードが追加されたりしますが、何が面白いのかわからず、触らない人も多いハズ。
しかし本作は、なぜかその「写真撮影」が面白いのです。
最後まで遊んでもよく分からなかったのですが、面白いのです。
■ 自発的な探索
本作は基本的には「お使いゲーム」です。
することは写真撮影だけではありません。
・あれを持ってきて
・ある人を探してきて
なんてのもあります。
もちろん、写真撮影もいっぱいあります。
こういう人々の頼みを聞いて、達成できたらスタンプがもらえる。
という仕組みです。
いわゆる「お使いゲー」ですよね。
ただですね。
そのお使いを、自発的にやっている感があるのです。
カメラのファインダーを通して探したり、
あるいは視点をぐるぐる回して探したり。
お使いは、パズル的な要素もあって、なかなか見つかりません。
このあたりがうまく噛み合わさっていて、
「自分から何かを探す」「探索する」
といった楽しさが溢れている作品だと思います。
■ 見つからなくてもいい
パズル的な要素の多い捜し物ですが、全部を見つける必要はありません。
スタンプをいくつか押してもらうことができれば、次のステージに進めるため、人々のお願いを半分ぐらい達成できればいいのですね。
パズルゲームにありがちな、見つからなくてイライラすることはありません。
うーん?と考えながら街をぐるぐると回っていると、ハッと気づけるときがある。
ここらへんも気持ちがいいポイントです。
■ サクサク遊べる
クリアまでの時間はかなり短いと思います。
さわり心地もいいですし、ロード時間も短いです。
人々が大勢いるおかげで、お願いはどんどん言い渡されて、それでいていい感じに捌けていきます。
サクサクと遊べる感じが、とても心地よい作品だと思いました。
一気にクリアしてもいいですし、30分~1時間ぐらいづつ遊んでも、十分に満足できると思います。
■ 総評
見た目よりも面白い作品だと思います。
何ていうんでしょうかね。
「自分から物事を探していく面白さ」が詰まっている、「ウォーリーをさがせ!」で遊んでいるかのような感覚になれる作品でした。
もし「カメラで写真を撮る」に、面白みを感じないのであれば、逆に遊んでみてほしいです。
そういう感じではないのです。
パッケージの、「可愛らしい」「癒やし」的な印象はそのままです。
プレイ中はとても心地よいです。
急かされるような感じもなく、ほんわかとしたプレイ感です。
行楽に出掛けている時の気持ちに近いと思います。
■ 終わりに
以上、「「TOEM(トーエム)」感想レビュー。面白い?つまらない?ゲームを遊んだ正直な感想(ネタバレなし)」でした。
楽しいゲームに出会うための参考としていただければ幸いです。
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