「Deliver us the Moon(デリバー・アス・ザ・ムーン)」をプレイしました(PS4版)。
クリアまで遊びましたので、感想を書いておきたいと思います。
できるだけネタバレなしで書いています。
買おうかどうしようか迷っている方の参考になれば幸いです。
スポンサーリンク
■ Deliver us the Moonとは?
宇宙を舞台にした、アクションアドベンチャーゲームです。
資源が枯渇し、終わりが近づく地球。
そんな中、月のエネルギー・ヘリウム3が見つかり、最後の希望として運用が始まります。
しかしながらある日、謎の通信途絶。
人類は危機に瀕する中、宇宙飛行士が調査に乗り出しますが…??
といったストーリーです。
宇宙ステーションや月を探索し、様々なオブジェクトを調査して謎と紐解いていきます。
■ 宇宙関連の表現は見事
本作では、ロケットから始まり、宇宙ステーションに月面基地、そして実際に月の上も歩けてしまいます。
宇宙そのものの空間ではありませんが、概ねSF的な内容で、その表現方法は見事の一言です。
無機質なステーションに、スローモーションのように動く宇宙飛行士といえばいいんでしょうかね。
宇宙ものの、地球とは違う時間が流れているかのような感覚があり、とても素晴らしい作品に仕上がっています。
■ 翻訳がしっかりしている
こういったマイナー系のゲームは、翻訳が適当な事が多いのですが、本作はかなりしっかり作られている印象です。
ストーリーの語りだけでなく、そこらに置かれている調査品の数々。そして、部屋の名前などが日本語化されているのは好印象でした。
「貨物室」とか「オペレーションルーム」とか「メンテナンス室」とか、通路上のオブジェクトが日本語で表示されるんです。
一般的なこういうゲームって、「Operation Room」とか書かれますからね。
ふつーに迷いますよね。
日本語のオブジェクトを追えば良く、謎解きで迷いにくい作りになっています。
■ ゲーム性は低い
基本的には一本道でストーリーを追うアドベンチャーゲームです。
主人公はダッシュやジャンプ、そして宇宙空間を生かした無重力な動きや、ロボット操作などをしますが、基本的には、操作は簡単なものです。
足場を動かしたり、バッテリーをはめ込んだり、ロボットを遠隔操作したりと、まぁゲームに慣れている人なら全く問題ないゲーム性だと思います。
宇宙やロケットなどが好きだけど、ゲームはほとんど遊んだことがない。
そんな人でも楽しめる可能性があります。
■ 玄人向きの内容
とはいえ、ゲームの内容は玄人向きです。
ゲーム性は低く、ゲームに不慣れな人でも簡単ですが、動線が作り込まれていないせいで、妙に戸惑う場面があるのですね。
事実わたしは、かなり悩ませてもらった箇所が何箇所があります。
ストーリーも、概ねは理解できますが、細かなところが分からなかったり、大人向けの内容であったりと、全体的にはゲームが好きすぎて、こんなマイナーなゲームにも手を出してみた人向けのゲームになっていると思います。
■ 総評
ゲーマー向けの、SF宇宙アドベンチャーゲームです。
特に宇宙ものが好きな方にはオススメです。
ロケットの操縦から始まり、宇宙ステーションやハブなど、宇宙系の一通りの(?)体験ができます。
惑星を舞台にしたゲームや、宇宙空間を舞台にしたゲームは数多く発売されていますが、本作はカジュアルすぎず、リアル路線になっています。
地球の色を変えただけのゲームではない、妙なリアリズムがあります。
特に月面が感動的ですね。
これを見るためだけにゲームを遊んでみてもいいぐらいです。
おそらくここで紹介しても、ほとんどの人がプレイしない作品だと思います。記憶の片隅に留めておいて、いつかどこかでプレイしてみてほしい作品です。
■ 終わりに
以上、「「Deliver us the Moon」感想レビュー。面白い?つまらない?ゲームを遊んだ正直な感想(ネタバレなし)」でした。
楽しいゲームに出会うための参考としていただければ幸いです。
スポンサーリンク