「STRAY(ストレイ)」をプレイしました(PS4版)。
クリアまで遊びましたので、感想を書いておきたいと思います。
できるだけネタバレなしで書いています。
買おうかどうしようか迷っている方の参考になれば幸いです。
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■ STRAYとは?
怪我をしてしまった一匹の猫。
目覚めたところは、機械たちが住むサイバーシティだった。機械たちと交流をして、この世界を冒険していくが…?
といったストーリーの、猫アクションゲームです。
猫を操作して道を進んだり、高いところへ登ったり。また、猫らしいアクションを使って謎解きをしていきます。
■ 猫になりきれるゲーム
このゲーム、スゴイですね。
動物を主人公にしたゲームは、これまでも数多くあったのですが、そこから一歩抜きん出た感じです。
猫の、地面スレスレの視点でのゲームプレイです。
これが思ったよりも新鮮で、まるで猫になったような気分なんです。
最初に驚いたのは、「手すりを歩ける」でした。
文字で書くとなんでもないですよね。
動画とかで見ても何も感じない場面だと思うんですけど、これ、自分で体験するとスゴイ感動(?)です。
他にも、人(機械)の足元を歩くとか、一瞬振り返って人間を確認するとか、
「うわ、猫ってこういうことしない?」
と驚いてばかりでした。
爪とぎをしたり、といった、いわゆる猫っぽいアクションももちろんあります。
しかしそれとは別個に、
「猫が現実にする行動って、こういう意味なんじゃないか?」
「自由気ままな猫っぽい!」
が体験できてしまいます。
これ、何気にかなりスゴイことだと思います。
■ スムーズな謎解き
操作性が非常によく、遊びやすいです。
戦闘(?)シーンもありますが、こちらも難易度は抑え気味。
難しすぎず、簡単すぎずといった絶妙な塩梅です。
謎解きも、ほとんどがノーヒントでパッと閃ける範囲内。自分が猫になりきってからは(?)、謎解きが出てきた瞬間に気づけるほど、スムーズなゲームプレイでした。
本作は、猫を操作して歩く、建物を登るといったウォーキングシミュレーターのようなゲームと思いがちですが、アクション、戦闘、謎解きのある、一般的なアクションアドベンチャーっぽい作りです。
インディーゲームでよくある、アクションゲームですね。
■ やや気持ち悪い敵
世界観が、退廃的なサイバーパンクということもあり、やや暗めです。
下町に住むロボット。
ネオンに彩られた街。
ゴミが散乱し、汚れた路地を歩く。
最後までプレイすると、最初に感じた世界観にも
納得が行くのですが、道中で登場する敵や場面は、やや気持ち悪いです。
イメージ的には、映画「エイリアン」の巣ですかね。
序盤はやや、思っていたのと違うと感じてしまうかもしれません。
■ ストーリーが良い
思いの外、ストーリーが良かったです。
ストーリーなんて全然期待していなかったんですよね。猫を愛でるアクションゲームだとばかり思っていたので。
猫に対して感情移入し始め、
B12に対して感情移入し始め、
住んでいるロボットたちに感情移入し始め。
クリアまでのプレイ時間もさほど長くないので、ぜひ最後まで遊んでみてほしいです。
■ 総評
猫になれるゲームです。
爪とぎをしたり。
丸まったり。
室外機の上に登ったり。
キーボードの上をカチャカチャ歩いたり。
猫好きの人を引き付けるアクションも多数用意されていますが、それ以上に、実際にプレイした猫感(?)は素晴らしいものです。
「猫が高いところに登るって、そういうこと?」
「そんなところに猫よけ置かないで!」
いろんな状況でいろいろなことを感じられます。
リアルなグラフィックと、リアルな猫の仕草を取り入れた結果でしょうね。
アクションもそれほど難しくなく、「猫がカワイイ」だけで買ってしまっていいタイトルだと思いました。
登場人物になりきれるゲームとして、ある種の革命だと思います。
なんとなく本作は、なりきりを抑えて作ったようにも見えますので、ここから更に広がるゲームが出てくる予感がしています。
■ 終わりに
以上、「「STRAY(ストレイ)」感想レビュー。面白い?つまらない?ゲームを遊んだ正直な感想(ネタバレなし)」でした。
楽しいゲームに出会うための参考としていただければ幸いです。
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