「A Short Hike(ショートハイク)」感想レビュー。面白い?つまらない?ゲームを遊んだ正直な感想(ネタバレなし)

「A Short Hike(ショートハイク)」をプレイしました(PS4版)。

クリアまで遊びましたので、感想を書いておきたいと思います。

できるだけネタバレなしで書いています。

買おうかどうしようか迷っている方の参考になれば幸いです。

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■ A Short Hikeとは?

大自然に囲まれた山「ホークピーク州立公園」。

おばさんに連れられて来た鳥のクレアは、ここに住む動物たちと触れ合いながら、のんびりとハイキングをし、山頂を目指します。

斜め上から視点のアクション・アドベンチャーゲームです。

■ 最高

前々から気になっていた作品でした。

でも、グラフィックは荒いし、あまりに小粒そうなので、「どうかなぁ?」と思いながらも購入。

結果としては、「最高!」でした。

いや、ヤバくない?これ。

思った通り小粒なインディーゲームです。
ゲーム性もかなりシンプルで、一昔前のゲームの感じなんですよね。

でもね。最高すぎるんですよ。
ゲーム体験というか、ゲーム内で感じたことが、ものっすごくいいんです。

暑い日に爽やかな風を感じたときのような。
歩いていて、ちょっとした冒険心が芽生えたかのような。

■ ハイキングの醍醐味

このゲーム、開発者はハイキングの醍醐味を知っていますね。

風を感じたり、木々のゆらめきを感じたり、遊歩道を歩く感じや、立ち止まって登ってきた道を確認したりとか、ハイキングの、楽しい・心地よい・これだよこれ。みたいなのが詰まっています。

私はハイキングはほとんどしないのですが、散歩が好きでして。散歩している時と(かなり長距離する)似たような感覚を、プレイしていて感じます。

ゲームって、部屋の中や資料だけで根詰めて作っていく場合と、こういう風に実体験を落とし込むのとに分かれると思うんですけど、本作は後者ですね。

特に本作では、それをプレイヤーにも感じさせるってのがスゴイ所です。実際に遊んでみないと分からないと思います。

■ グラフィックは荒いが

正直言ってグラフィックは荒いです。

ポリゴンに荒いドット絵を重ね合わせたような印象かな。3DSぐらいのグラフィックのイメージです。

ただ本作は、山登りがテーマになっています。

高台から麓を見下ろしたりといった場面もたくさん出てくるので、遠景は描写されるようになっています。

シンプルなゲーム性もあり、あまり気にならなくなってくると思います。

■ 軽い触れ合い

ハイキングというと、道中の人との出会いなんてのを想像すると思いますが、本作には大勢のキャラクターが登場します。

で、ですね。
だいたい会話が軽いんです。

主人公のクレアが子供ということもあるのかもしれませんが、小難しい会話がありません。

話を聞いて、
「そうなんだ!!」
って言いたくなる。

そんな、聞いても聞かなくてもいい(?)、どうでもいいような会話が多く、すごくいいです。

■ 主従関係

ハイキングがメインテーマです。

山の探索みたいな、寄り道要素もあるにはありますが、それは大半を占めてはいません。

あくまでもメインテーマに添えるだけに留められています。

上で説明した会話もそうですけど、すぐにハイキングの方に意識が戻せるようになっているのですね。

会話を聞いて、「ふーん」。じゃあ行くか!
何か落ちているのを拾って。じゃあ行くか!

みたいに、ハイキングの楽しい気持ちが途切れないように配慮されています。

めちゃめちゃ上手い作りだと思います。

結果としてゲームのクリア時間は短くなってしまうわけですけれども、この心地よい体験に全てを捧げた作り方は、潔いと思います。

■ 総評

かなり小粒なインディーゲームです。

グラフィックは汚いですし、想像通りプレイ時間も短いです。

ただですね。
本作で感じる「癒やし」は格別の一言です。

癒やしゲームというと数あると思うんですけど、泣くことから来る癒やしとか、心に訴えかけられる癒やしとかとは違うんですね。

体験から来る癒やしといいますか。
子供の頃の思い出が蘇ってくる感じに近いかもしれません。

特にこのゲームは、PVなど「動画を見る」ことでは魅力の半分も気づけないと思います。
実際にプレイした人だけが体験できる、忘れられないゲームの一つです。

さぁ、明日の朝ごはんは何にしようかな。

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■ 終わりに

以上、「「A Short Hike(ショートハイク)」感想レビュー。面白い?つまらない?ゲームを遊んだ正直な感想(ネタバレなし)」でした。
楽しいゲームに出会うための参考としていただければ幸いです。

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