「アランウェイク リマスター(Alan Wake Remastered)」をプレイしました(PS4版)。
※ 画像は海外版
クリアまで遊びましたので、感想を書いておきたいと思います。
できるだけネタバレなしで書いています。
買おうかどうしようか迷っている方の参考になれば幸いです。
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■ アランウェイク リマスターとは?
サスペンススリラーやサスペンスホラーのジャンルで、海外ドラマのようなタッチのアクションアドベンチャーゲームです。
ベストセラー小説家のアランと妻アリスは、休暇で訪れた町ブライトフォールズで奇妙な体験に巻き込まれます。
その奇怪な現象は、アランが書いていた小説の通りに物語が進んでいき・・・??
といったストーリーです。
「光」が一つのテーマとなっており、ライトで暗闇を照らしたり、敵を攻撃したりします。
リボルバーやショットガンなどの各種銃を使い戦闘をしていきます。
本作は2010年に、XBox360で発売されていた同名タイトルを高解像度リマスター化した作品です。
※日本語版が発売されています。
■ 小説風の語りが新鮮
小説家が主人公ということもあり、まるで小説を読んでいるかのような語りや描写が随所に入ります。
「私はそう考えた」とか、
「その時、電話が鳴った」
「いらだちを覚える私に、妻が答えた」
といった感じです。
普通のアドベンチャーゲームって、こういう話の仕方はしないですよね。
これが、日本語音声・日本語字幕で続くので、一般的なアドベンチャーゲームとは違った感覚で、楽しむことできます。
ゲームにもうまくリンクしていて、説明的なセリフが、次にプレイヤーが行うべき行動のヒントになっていたりと、かなり上手い作りです。
これまで多くのアドベンチャーゲームをプレイしてきましたが、初めての新鮮な体験でした。
■ 迷わないのがスゴイ
このゲーム、ほとんどが森の探索です。
暗い森の中を、懐中電灯を片手に進む。
霧が出てきて視界が悪くなってくる。
それなのに迷わないんです。
普通だったら、
「あれ?また前の場所に戻ってきた」とか、
目的地にいつまで経ってもたどり着けない、
なんてなりがちなのですが、私は本作では一度として迷いませんでした。
アドベンチャーゲームは、迷ったり、無駄なオブジェクトを調べることでテンポが乱れることがあります。
本作では最初から最後まで、非常にスムーズなゲームプレイをすることができ、心地よく遊ぶことができました(ホラー系なので怖さはありますが)。
■ 一昔前のゲームシステム
オリジナル版は2010年に発売されたということもあり、全体的なゲームシステムは一昔前のものです。
最もそれを感じたのは戦闘ですね。
リボルバ-(ハンドガン)、ショットガン、フレアガン(強武器)といった銃を十字キーで切り替えながら敵を撃つ。
範囲攻撃的な発煙筒や閃光手榴弾も使うといった感じで、さながらバイオハザードやサイコブレイクのようです。
ただ、操作性は悪くないと思いました。
カメラワークもスムーズですし、武器の切り替えや発射もほとんどストレスがなく、今プレイしても全然問題ありません。
PS3時代からゲームを遊んできた人にとっては、
「あー、こういうの昔流行ったよね」
と感じられるゲームシステムとなっています。
■ 海外ドラマのようなストーリー
章立てで物語が進むということもあり、まるで海外ドラマを観ているかのようです。
海外ドラマ定番の
「プリヴィアすりぃ~(previously)…」という前回までのあらすじが入りますし、登場人物や展開も海外ドラマ風です。
個人的には結構好きでした。
一本の海外ドラマを観た満足感がありました。
■ 戦闘と探索は単調か
ドラマ部分に焦点を当てているためか、戦闘と探索は、やや単調に思えます(私にはちょうど良かったですが、バリバリ遊んでいる人には物足りないかと)。
同じような敵、似たようなシチュエーションがとにかく多いです。
その上、
「敵が前から来たぞ!」とカメラでクローズアップしてくれるのに、後ろから攻撃される、とか、
機械を操作した瞬間に敵が現れるとか、
それズルくない?というのが各所に見られました。
戦闘の難易度はまぁまぁあると思います。
バイオハザードぐらいはあると思いますので、純粋にアドベンチャーゲームとして遊ぶと面食らうかもしれません。
■ ライトを使うのが楽しい
テーマの一つが「光」ということもあり、フラッシュライト(懐中電灯)をとにかく使います。
暗闇を照らすだけでなく、
敵と戦うときには、光を当てて闇の衣を剥がしてから、銃で撃つ。
といったプレイ方法に。
このゲームで面白いのは、探索と戦闘にうまくライトが組み込まれている点です。
すげー楽しいです。
普通のホラーゲームですと、
真っ暗な屋内をライトで照らす。
ライト部分しか見えない。
突然オバケが出てくる。
みたいなのが多いですよね。
本作にはそういうのはないです。
先程説明した、後ろから平気で敵が出てくるということもあり、ライトを前に当てたり、後ろに振り返ったり。
階段をなぞるように光を当てたり、
開いたドアに当て、
部屋に入る時には死角に当てたりと、
さながらFPSを遊んでいるかのようです。
これにホラー感と操作性の良さも相まって、ライトをブンブン振り回しながら探索していくのが楽しくて仕方ないです。
■ 総評
名作アクションアドベンチャーとして名高い「アランウェイク」ですが、かなり面白い作品だと思います。
特に
小説風の言い回しや、フラッシュライトを使った探索・戦闘が面白く、
小説をよく読む方、アドベンチャーゲームが好きな方、ゲーム内の探索が好きな方にオススメです。
また、小説家のスランプを題材にしている作品ですので、クリエイターの人にも共感できる部分が多いと思います。
スティーブン・キング(超有名なホラー作家)といった名前も普通に出てきます。もしかしたら名作小説(映画)のオマージュも隠されているのかもしれません。
アランウェイクは、XBOX系列でしか発売されてこなかったこともあり、名前だけ知っているけどプレイしたことがない。
そんな方も多いと思います。
私もその一人ですが、今回遊んでみて「スゴく良かった」と思えました。
プレイ時間もそれほど長くありませんし、ドラマを見る感覚で、ぜひ手にとって見て欲しい作品です。
■ 終わりに
以上、「「アランウェイク リマスター」感想レビュー。面白い?つまらない?ゲームを遊んだ正直な感想(ネタバレなし)」でした。
楽しいゲームに出会うための参考としていただければ幸いです。
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