ローグライクカードゲーム「Slay the Spire(スレイザスパイア))」をプレイしました(PS4版)。
1周目クリアまで遊びましたので、感想を書いておきたいと思います。
できるだけネタバレなしで書いています。
買おうかどうしようか迷っている方の参考になれば幸いです。
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■ Slay the Spireとは?
ローグライク(遊ぶたびに変わる)とカードゲームが融合したゲームです。
プレイヤーは、分かれ道を選択しながらマップを進みます。
時には戦闘、時にはイベント、時には買物に、時には休息と、様々なマスをクリアして先へと進みます。
戦闘はカードバトルです。
コストの違うカードを使用し、敵に攻撃をしたり防御をしたり、あるいは特殊スキルを使用したりします。
新しいカードを手に入れ、アップグレードさせ、更なる強敵に挑んでいくタイプのゲームです。
■ プレイ感は、ほぼマナ系カードゲーム
プレイしている最中のフィーリングは、「ハースストーン」や「シャドウバース」といったマナ系(コスト系)カードゲームです。
カードにはそれぞれ必要コストが存在します。
・コスト1なら通常攻撃
・特殊なバフがつく攻撃ならコスト2
・強力なカードならコスト3
といった具合です。
「Slay the Spire」は、ターン毎に自コストが1ずつ増えていくわけではないのですが、山札や手札、カードのドローにプレイ(場に出す)、廃棄するといった仕組みは、かなりよく似ています。
敵に対してバフやデバフをかける、初歩的な戦略だけでなく、カードをドローしたり廃棄することでパワーアップしていくような戦略もあります。
■ 止められない
敵との戦闘を連続でしていくゲームスタイルです。
そのため、敵にやられたらゲームオーバー。
最初からやり直しになります。
1ゲームは30分~2時間ぐらいです。
これがですね。
やめられないんです。
1回やられて、もう1ゲーム。
もう1ゲーム、と続けていくうちに数時間経過なんてザラです。
ちょっとした息抜きで遊ぶつもりが2時間経過したりします。
危険です。
■ 強すぎじゃない?・・からの
このゲームって、内部的にプレイ時間によっていいカードが出やすくなるとかあるんでしょうかね?
「ここの敵強すぎでしょ!」とか、「いや、このボスどうやっても倒せないわ」と思っていたものが、しばらくすると、なぜかすんなりと突破できたりします。
自分のスキルが明らかに上がっているとは思えないんですよ。
なんとなく前回よりも良い立ち回りができた気がする。
そんなちょっとしたレベルなのに、あれだけ高く感じていた壁を乗り越えることができてしまいます。
本作は、最初からデッキを組むタイプのカードゲームではなく、道中でデッキを作っていくタイプのカードゲームです。
一見すると「運」が全てのように感じてしまうのです。
しかしながら、プレイを重ねていくと、運に見放された回でもなぜか進めたりと、運だけでは言い表せない何かが存在していることに気づき始めます。
■ 生存率が高くなる行動
何度も繰り返しプレイするうちに気づきました。
なんか自分、
「生存率が高くなる(と思われる)行動」を取るようになってる・・・と。
ほら、シミュレーションゲームで命中率○%とかあるじゃないですか。
本作には別に生存率○%とか出るわけじゃないですが、
「あれ?こっちの方が生き残る可能性高いんじゃない?」
というのが見え始めるんです。
こっわw
何このゲーム、こわw
人は日常生活で、危ない行動を取らないようにしているはずです。
車がビュンビュン走っている道路を急に横断しないですよね。
そういう明確な命の危険だけでなく、揚げ物あげるときに、油が跳ねそうとか、これ食べたらお腹壊しそう。
みたいな、なんかこの行動は危なそう。
一見危なく見えるけど、実は大丈夫そう。
今はヤバイけど、あとあと帳消しになりそう。
といった本能的なものが呼び起こされます。
その中で、リスクを取ってリターンを期待する、といったゲーム的な仕組みもあり、この辺がとても上手に作用しているゲームだと思いました。
■ 総評
「Slay the Spire」は神ゲーと評されているゲームの一つです。
時間が溶けます。
息抜きに、手軽に起動したくなるゲームですが、息抜きにはなりません。時間が消し飛びます。
もうこれ以上は進めない、やめよう。
という壁にぶち当たります。
が、しばらくするとまた遊びたくなる、不思議な中毒性があります。
そして、気づくと、壁はなかったかのように先へと進めます。
カードゲームとしての面白さは抜群だと思います。
特にハースストーンやシャドウバース、ドラゴンクエストライバルズといったカードゲームが好きな人は、間違いなくハマると思います。
ダウンロード版で購入しておいて、いつでもゲーム機から起動できるようにしておきたい、すぐにでも遊べるようにしておきたくなる、
そんなゲームです。
■ 終わりに
以上、「「Slay the Spire」感想レビュー。面白い?つまらない?ゲームを遊んだ正直な感想(ネタバレなし)」でした。
楽しいゲームに出会うための参考としていただければ幸いです。
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