「フィグメント(Figment)」をプレイしました(PS4版)。
クリアまで遊びましたので、感想を書いておきたいと思います。
できるだけネタバレなしで書いています。
買おうかどうしようか迷っている方の参考になれば幸いです。
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■ まずFigmentとは?
絵画のような世界を冒険できる、アクションアドベンチャーゲームです。
りんごやポットの形をした建物に、鉛筆の階段、ピアノの橋にトランペットの草などがある、シュルレアリスム(シュールレアリズム)な世界観となっています。
そんな中を一人のぬいぐるみ(?)が冒険をし、心の闇(敵)に立ち向かう内容です。
■ 操作やパズルはかんたん
斜め上からの固定視点のゲームです。
カメラ移動はありません。
コントローラーを右に倒せばキャラクターは右に動き、左に倒せば左に、上に下にと動きます。
キャラ操作は他に棒を振る攻撃とローリングぐらいで、アクションゲームとしての操作に難しさはありません。
パズルも非常にかんたんです。
インディー系のアドベンチャーゲームでよくある、「パズルをどう解いていいか分からず先へ進めない」というのは一切ありませんでした。
マップが区切られているため、ステージごとに落ちているもので仕掛けを動かし、先へ進む。分かりやすいパズルだと思います。
■ 戦闘は歯ごたえがある
本作には敵との戦闘があります。ザコ敵だけでなく、ボスもいます。
戦闘はそこそこ歯ごたえがあります。
序盤こそかんたんですが、ステージが進むほどに難易度が上がっていきます。
アクションゲームに不慣れだと、少し難しいかもしれません。
ただしこのゲームには、体力回復のアイテム(緑の玉)がそこらじゅうにあり、また、やられてもほぼその場から再開できることもあり(ロードも皆無)、やり直しのストレスがあまりないと思います。
■ 世界観はとても良いが・・
先にも紹介したように、まるで絵本や絵画のような世界観はとても良いと思います。
また、ボス戦ではオペラが流れたりと、今までにないゲームを楽しむことができます。
ただ、プレイしていて感じたのは、「このゲームは遊んでいる本人よりも、見ている人の方が楽しめるのではないか?」ということです。
パズルを動作させるアイテムを探したり、敵と戦ったり、あるいは登場キャラクターのセリフを読んだり(セリフは字幕で表示される)。
これが結構せわしくて、プレイしている人は世界観を十分に堪能できないと感じました。
曲がりくねったトランペットの草や、流れる雲、立ち上る音符の煙に、ふわふわと舞う羽根。
画面内に「感じる」ための情報が多いのですが、これら細かいところをプレイヤーが感じ取る余裕がないのですね。
おそらく見ている人の方が、こういった細かいところを純粋に楽しめる。
そんなゲームだと思います。
ですので、オススメの遊び方としては、
・絵本を見せるように、子供と一緒に遊ぶ
・恋人や友達と一緒に遊ぶ
といった遊び方がいいと思います。
■ 心を癒やすストーリー
このゲームにはストーリーがあります。
「心の闇に立ち向かう」といった内容なのですが、それが重くならずに、ふわっとした感じに心に語りかけてきます。
恐怖との戦いも、オペラやロックといった歌によって、また相棒の鳥が一緒にいることによって、なんとなく前に進んでみようかといった気分にさせてくれます。
おそらくミュージカルやディズニー映画が好きな人はハマると思います。
また日常にちょっと疲れているな、という方には何かしら感じるところがあると思いますよ。
クリアするころにはきっと、いいゲームだったなあ。
と思える一作になっていると思います。
■ やりこみ要素
インディーゲームですので、クリア時間はだいたい予想した感じになっています。サクッと一本ゲームで遊びたい方に特にオススメです。
やりこみ要素としては、「記憶」集めがあります。
パズルをより深く解いた先に「記憶」があります(手軽にパズルを解くとメインルートに続いていて、うまくやりくりすると裏道があって、そこに「記憶」がある感じ)。
これが意外と難しいので、試行錯誤して楽しめます。
■ 総評
このゲームは、PVから感じるゲームの雰囲気がたまらないと思います。
しかしプレイヤーはその雰囲気を100%感じ取ることはできないと思います。見ている人の方が楽しめます。
しかしながら、遊び終えた時の心に語りかけてくる何かは、プレイしている人の方が強く感じるでしょう。
特に歌が素晴らしいと思いました。
これを聞くためだけに遊んでもいいと思います。
下の動画が公式PVです。
ゲームプレイ後にもう一度見てみると、全然違った感情を抱くと思いますよ。
Figmentはディスク版は発売されておらず、プレイステーションストアでダウンロード専売です。以下のリンク先から購入できます。
■ 終わりに
以上、「「フィグメント」感想レビュー。面白い?つまらない?ゲームを遊んだ正直な感想(ネタバレなし)」でした。
楽しいゲームに出会うための参考としていただければ幸いです。
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