小説「FINAL FANTASY VII REMAKE Traces of Two Pasts」を読みました。
最後まで読み終えましたので、感想を書いておきたいと思います。
できるだけネタバレなしで書いています。
買おうかどうしようか迷っている方の参考になれば幸いです。
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■ 小説「FINAL FANTASY VII REMAKE Traces of Two Pasts」とは?
ファイナルファンタジー7の小説です。
ゲーム版「ファイナルファンタジー7」や「7リメイク」をそのまま文字に起こしたものではなく、登場人物たちの過去が描かれた完全新作です。
具体的には、エアリスとティファの過去が語られます。ゲーム内では描かれていません。
本のデザインにもある通り、ベースは「7リメイク」になっています。
■ 良作前日譚
二人のキャラを深堀りするという点で、良い前日譚だと思います。
キャラクターの言葉の言い回しや仕草(?)、あるいは考え方なんかが、ゲームそのまんまです。
まぁ、著者がFF7リメイクのシナリオライターの方なので、当然といえば当然なんですが、本を読んでいて、ゲームの情景が思い浮かぶのはいいですね。
あのグラフィックや声で浮かぶのです。
ゲームで登場したシーンも出てきますし、街や場所、キャラクターなども再登場したりします。
ですから、FF7リメイクのDLCとか拡張版といった感じで、世界が広がっていく感じがあります。
■ どれを遊んでからがいい?
「FF7リメイク(PS4/PS5)」がベースとなっているため、そちらを遊んでから読むのがオススメです。
本書は前日譚という位置づけとなっているため、
小説を読んでからゲームを遊ぶ方もいるしれませんが、逆にゲームのネタバレになりそうな感じがします。
「オリジナル版FF7(PS1)」のキャラクターやシーンなども登場します。
ですので、オリジナル版FF7をプレイしていれば(なんとなく記憶に残っていれば)、更に読むのが楽しいと思います。
FF7リメイク(ゲーム)は、連作が想定されており、これから物語が続いていきます(下がリメイク2作目)。
そのため、オリジナル版FF7をプレイしたことのない人は、この小説を読むと若干のネタバレになるかもしれません。
あくまで「若干」ですかね。
今後のゲームシリーズで回顧的なシーンが出てくるでしょうから、そこら辺がかぶりそうですね。
■ ティファ編とエアリス編
小説は大きく3編に分かれています。
ティファ前日譚とエアリス前日譚、そして+αです。
個人的にはティファ編の方が面白かったですね。
ゲーム版「FF7リメイク」では、エアリスの方が魅力的に描かれていると感じたのですが。
ティファの方が、躍動感とかしっかりと伝わってきて、読んでいて面白かったです。
いずれの章も、オリジナルキャラが登場したり、
「うわっ、これがあそこに繋がるのか!」とか、
「ゲームでああ言ってたのはこれか!」みたいのが満載で、めちゃめちゃ良いです。
■ 総評
※単行本(現物の本)
FF7リメイクが面白かった方には、ぜひ読んでほしい小説です。
見事に、あのグラフィックや声でキャラが動いてくれます。
FF7オリジナル版(PS1)を遊んでいると、より楽しめるでしょうが、遊んでいなくても問題ないでしょう。
おそらくこの小説で描かれている内容は、今後のリメイクシリーズで語られない内容も多いと思います。
キャラの根幹の部分を知った上で、今後のリメイクを遊ぶとより楽しめそうです。
また、本書に限らず、ゲームの小説版というのは色々と発売されています。
そのゲームの世界をより深く知ることができます。
そういう点でも、ビッグタイトルの小説版ですので、入り口としてもオススメです。
ゲームの本は、実際に持つのは恥ずかしいという方には、電子書籍版がオススメです。
序盤の試し読みもできます。
■ 終わりに
以上、「「小説ファイナルファンタジー7リメイク Traces of Two Pasts」感想レビュー。面白い?つまらない?本を読んだ正直な感想(ネタバレなし)」でした。
楽しいゲームに出会うための参考としていただければ幸いです。
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