「minit(ミニット)」をプレイしました(PS4版)。
クリアまで遊びましたので、感想を書いておきたいと思います。
できるだけネタバレなしで書いています。
買おうかどうしようか迷っている方の参考になれば幸いです。
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■ minit(ミニット)とは?
現実時間の1分(60秒)で死ぬキャラクターを操作して、謎解きをするアクションゲームです。
視点は上から固定。
画面切り替わりのマップ形式で、昔のゼルダの伝説のようなゲーム性です。
なお、全編モノクロとなっています。
1分経つとスタート地点に戻されますが、その間に手に入れたアイテムや、行った動作(フラグ立て)は残り、それを元に次の1分を過ごす、といったシステムになっています。
例えば最初の1分で鍵を手に入れて、次の1分で扉を開ける。
更に扉の先にあるレバーを倒し、スタート地点付近に橋をかける。
といったそんな感じでゲームが進みます。
■ ゼルダライク
全編モノクロの上から視点は、ゲームボーイ時代のゼルダを彷彿とさせます。
実際のプレイ感も、剣を降って草を壊したり、敵を倒したり、NPCに攻撃もでき、非常に既視感があります。
プレイを進めるほどにゼルダライクではなく、「minitというゲームだな」と個性を感じられるのですが、とっつきやすさとしては良いと思いました。
■ 逆にテンポがいい
60秒という時間は、最初とてつもなく短く感じます。
マップの上へ行って60秒。死亡。
下を探してみて60秒。死亡。
人と話しかけて60秒。死亡。
ツボとか壊したり調べてると60秒。
放り出された世界のルールがよくわからず、ほんのちょっと進むたびにスタート地点に戻されます。
ゲームを始める前は、「めんどくさそう」とか「テンポが悪そう」と思っていたんですよ。
でもね。逆にテンポがいいんです。
リトライのロード時間はなく、残り時間が残っていても自分でも死ねます。
進む方向を間違えてたら、「じゃあ死ぬか」とかできるし、60秒の間に、何か1つは進むんですね。
同じ場所を移動している時間なんかも、短いから気にならない。
私はこの、1手ずつ進むのが意外と面白く、夢中になって遊んでました。
■ 詰んだ?詰んだんじゃない?
60秒で死んでしまうということは、必然的に行動範囲が限られるわけです。
このゲーム、面白いことに、一回立てたフラグが、次のフラグの時に閉じてしまったりするんですね。
そこにマップが変わったり、持っているアイテムが変わったり、あるいはNPCが居なくなったりしますから、
「あれ?これ、詰んだよね?もう行けるとこないよね?
さっきアイテム取らなかったから、終わったんじゃない?」
という場面に、とにかく遭遇します。
これ、めっちゃくちゃ面白いですね。
そのたびに、周囲を全部調べ直したり、アイテムを使い直したり、やれることをとにかくやって、
「あーあ、もうダメだわ。
終わりだわ。・・・最初からだわ。
あーあ。。。。・・イケたわ!」
となるのが、とにかくたまんなかったです。
これから遊ばれる方は、攻略情報などは一切見ないのをオススメします。
クリアまではなんとかなるはずです。
あと逆に、開発者が気づいていない、本当に詰む状況を探すのも面白いかもしれませんw
■ クリア時間は短い
ゼルダライクとして紹介しましたが、驚くほどにクリアまでの時間は短いです。
その代わりに、あそこに行ってない、あのNPCの問題を片付けていない、あのアイテム使ってない、
という未解決の謎がたくさん出てきます。
本作は、モノクロでシンプルなグラフィックですが、意外と芸が細かいです。
洗濯物の近くに移動すると揺れるとか、色々とありますので、こういうのを楽しみながら2周目・3周目と遊ぶのもいいかもしれませんね。
■ 総評
60秒という時間制限が面白い、パズル寄りのゼルダライクでした。
制限時間も遊びにくさはなく、うまく作用しています。テンポが早く、次第に癖になってきます。
本作は、ほぼノーヒント、ぶん投げタイプの謎解きゲーですが、60秒の間に常に気づきが起こり、
「こうするのかな?」「次はあれを試してみよう」
と試行錯誤ができて楽しいです。
クリア時間もかなり短く、サクッと遊ぶのに最適です。
何よりも、普段なかなかないタイプのゲームですので、こういうゲームもなかなか楽しかったな、なんて思えると思います。
一人プレイの他、家族などで一緒に考えながら遊ぶのも楽しいと思いますよ。
■ 終わりに
以上、「「minit(ミニット)」感想レビュー。面白い?つまらない?ゲームを遊んだ正直な感想(ネタバレなし)」でした。
楽しいゲームに出会うための参考としていただければ幸いです。
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