「Lost Records: Bloom & Rage(ロストレコード:ブルーム&レイジ)」をプレイしました(PS5版)。

クリアまで遊びましたので、感想を書いておきたいと思います。
できるだけネタバレなしで書いています。
買おうかどうしようか迷っている方の参考になれば幸いです。
■ Lost Records: Bloom & Rageとは?
4人の少女の過去を描くアドベンチャーゲームです。
開発は「ライフイズストレンジ」のDON’T NOD。
スワンたち4人は、青春時代の夏に何があったのか思い出せないでいた。
内気な少女スワンは、いつでもビデオカメラを片手に撮影する日々。
そんな彼女は、3人のミュージシャン志望の少女たちと出会い、忘れられないひと夏を体験します。
しかし大人になると、その夏のことが思い出せない。
いったいその時何があったのか・・・。
選択肢によってストーリーが変わるアドベンチャーゲームです。
■ 良い作品
劇的な名作というわけではありませんが、良いゲームだと思います。
私、ライフイズストレンジシリーズで一番好きなのって、2なんですよね。

1もいいんですが、2が特に好きで号泣したぐらいです。
本作も、たぶん2が好きな人には楽しめるんじゃないかなぁ。
■ DON’T NOD

DON’T NODらしい作り方のアドベンチャーゲームになっていると思います。
ほら、ライフイズストレンジで、どこかに座って佇むシーンがあるじゃないですか。
主人公を動かせるわけではなく、ただカメラが動いて音楽が流れて、風景が映し出される。
みたいな。
あれ好きなんですよね。
DON’T NODは、間を演出するのが上手ですね。
岩場に昆虫が止まって音楽が流れて。
そういうので、登場人物たちの心情や場の空気を感じ取ることができます。
「ああ、そういえばあったよねぇ」
なんて思い出せる人は、たぶんこのゲームも向いていると思います。
■ 商業的には厳しいか

その一方で、DON’T NOD特有の(?)商業的には厳しい作品に仕上がっていると思います。
パッとしないビジュアルの女の子たちと、
PVの盛り上げ方も、あんまり惹かれないですよね?
遊んでみると面白いんだけどなぁ。
私は、スワンとキャットが好き。
あと大人のオータムもいいですね。
DON’T NODは、自分たちの描こうとする事柄を優先しようとするのか、ゲームを売るというのを捨てがちな感じがします。
本作は、それが特に顕著ですね。
ライフイズストレンジ2もそんな傾向がありましたが、それが一層強まっています。
1作目の時は、売る方にもかなり向いていたので、そういう人が居たのかなぁ?なんて思っちゃいますね。
■ 大人向けのゲーム

少女時代を思い出すのがメインストーリーとなるため、
大人向けのゲームと言えると思います。
30代以上向けかなぁ?
20年ぐらい経つと、人ってその頃のことを忘れていると思うんですよね。
このゲームと同じぐらいの10代後半。
あるいはもっと昔の7才とかのあたり。
記憶が途切れ途切れになっている感覚ってありませんか?
思い出せない過去。
記憶を無意識に封印している。
同窓会に行ったときに、突然思い出す。
○○君というのが、居たことすら忘れている。
こういうのがある年代向けのゲームになっています。
遊んでいると、自分にも忘れている過去ってあるのかなぁ?
なんて思っちゃいますね。
開けてはいけないパンドラの箱があったりするのかも?
■ 1995年当時

少女時代となるのは、1995年頃です。
この頃のアイテムがとにかくたくさん出てきます。
アメリカが舞台のゲームなので、出てくるのもアメリカの当時のものなんですが、この時代を生きてきた人(記憶のある人)は、色々と懐かしいと思います。
ゲームの主題となっている、カセットテープやビデオカメラだけでなく、小物が色々あって面白いですよ。
■ 自分の思う選択肢

このゲーム、たぶん「自分が思う選択肢」を選ぶといいと思います。
「??当たり前じゃん??」
と思いますよね。
本作には、選択肢を選んだ時に、ハートの演出があります。
会話している相手との関係性が上昇したか、下降したか。
といった事を表しているんだと思うのですが、これが選択を惑わせてしまっています。
また、過去と現在を行き来する造りになっているため、現代編を見て「やっぱりこっち」みたいな、選択に一貫性がなくなってしまうのですね。
ハートを狙って選ぶのも、ゲームの主目的と連動しているのですが、自分はハートばかり考えてしまっていたので、「自分の意志」を選べばよかったなぁ。
なんて思いました。
たぶん選択肢によって、物語が結構変わる気がします。
■ 総評

ライフイズストレンジが好きな方に、ぜひ遊んでみてもらいたいゲームです。
ライフイズストレンジって、作品ごとに感じ方が違うんですよね。
1が最も誰にでも好かれる(?)感情の揺さぶられ方なんですが、
2とかそれ以外でも、テーマも違えば、クリア後の余韻も違う。
本作は、青春時代や音楽ライブで、1とかビフォアザストームっぽいのかなぁ?
なんて思っていましたが、それらとは全然違いますし、また他のどの作品とも違いますね。
—
キャラクターの目や表情、仕草が本当によく出来ていると思います。
攻撃的で周りに嫌気がさしているとか、
ツッパッて強がっているけど、心根は怖がりとか。
心の内の内の部分が描かれている、結構稀有なアドベンチャーゲームだと思います。
多くの人には評価されないでしょうけど、私は好きですよ。
こういう作品作りは。
■ 終わりに
以上、「「Lost Records: Bloom & Rage」感想レビュー。面白い?つまらない?ゲームを遊んだ正直な感想(ネタバレなし)【ロストレコード】」でした。
楽しいゲームに出会うための参考としていただければ幸いです。