「イージスディフェンダー」感想レビュー。面白い?つまらない?ゲームを遊んだ正直な感想(ネタバレなし)【Aegis Defenders】

「イージスディフェンダー(Aegis Defenders)」をプレイしました(PS4版)。

クリアまで遊びましたので、感想を書いておきたいと思います。

できるだけネタバレなしで書いています。

買おうかどうしようか迷っている方の参考になれば幸いです。

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■ まずイージスディフェンダーとは?

横視点型のタワーディフェンスゲームです。

タワーディフェンスとは、拠点に迫りくる敵を、砲台や罠などを設置して撃退していくタイプのゲームジャンルのことで、一般的には上から視点のゲームが多いですが、イージスディフェンダーでは横から視点になっています。カメラ固定なので、これはこれで遊びやすいと思います。

このタワーディフェンスに、仕掛けを作動させてステージをクリアしていく面クリアアクション、そして幕間にストーリーが楽しめるようになっているのが、本作「イージスディフェンダー」です。

■ タワーディフェンスの難易度は高め

タワーディフェンスゲームとしての難易度は高めです。

難易度選択はイージー・ノーマル・ハードで可能なのですが、イージーでも難しいと感じました。

おそらくタワーディフェンスに慣れている人でもノーマルクリアは厳しいと思います。慣れていない人はイージー一択です。ギリギリクリアできる難易度かと思います。

難易度を高くしているポイントは2つあります。

1つはキャラ切替えの煩雑さ。
一人で遊ぶ場合は、最大4人のキャラクターを切替えながらタワーディフェンスをする必要があります。キャラ切替時には時間が止まるし、操作していないキャラは自動的に攻撃をしてくれるので、慣れてしまえばなんとかなるのですが、その慣れるまでのコントローラー操作がやはり煩雑に感じました。

もう一つは、能力アップのための稼ぎが限定的、という点です。
このゲームにはキャラクターの武器を強くする「お金」の要素と、配置するタレットや罠のレベルを上げる「ポイント」の要素があります。
一度クリアしたステージは何度でもやり直すことができ、これらを稼ぐことができます。しかし稼げるのは「お金」だけで、「ポイント」は非常に稼ぎづらいシステムになっています。

■ タワーディフェンスとしては面白い

難易度の高さを挙げましたが、そもそものタワーディフェンスゲームとしては「面白い」です。

配置できるものの種類は多く、前方に攻撃できるタレット、地面に配置できるトゲ罠、配備した周りを攻撃してくれるものや、敵の進行スピードを遅らせるものなど多様性があります。

敵にも地面を歩く者や、空を飛んでくる者(空中にいるので地面の罠が効かない)、そして属性などがあります。

このゲームのタワーディフェンスは、拠点が一箇所あり、それを攻める敵の出現場所が複数あるのがポイントです。

これによって、例えば右から攻めてくる敵の防御を厚くしていると、左からの敵が手薄になったりします。

タレットや罠を配置するには素材が必要なので、数に限りがあります。そのため、どの道を防衛するのか?どこを厚くすべきか?といろいろ考える必要があり面白いです。

これに加え、キャラクター自身も防衛に加わることができます。
キャラは最大4人になり、自分で操作して敵を攻撃したり、ある地点に留まらせて自動攻撃させたり、配備したタレットなどの補修に当たらせることもでき、配備物だけでない戦略性を富ませてくれています。

■ ストーリーがかなり良い

わたしはこのゲーム、タワーディフェンスゲームとして遊び始めたのですが、ストーリーがそれを超えて面白いと思いました。

ストーリー面では全く期待していなかったのですね。それが期待を裏切られる形で本当に面白かったです。

ゲームはステージクリア式で、ステージの合間にキャラクター同士の会話とストーリーが進行していきます。

PVなどから見ると、孫の女性と爺さんがお宝発掘ハンターとして進んでいくストーリーに思えますよね。

しかしこれが面白い方向にどんどんと転んでいくのです。

これがステージクリア式とよく合っていて、「え?次はどうなるの?」とどんどん先が気になる展開になっていました。

ストーリー物のゲームが好きな方にもオススメしたい作品です。

■ 探検フェーズも面白いが・・

1ステージは「タンケンフェーズ」と「ボウエイフェーズ」に大きく分かれます。

ステージ前半は「タンケン(探検)フェーズ」です。
ここは先へ先へとステージを進むのが目的で、敵を倒したり、仕掛けを作動させたり、あるいはキャラクターの切替や特殊能力を使って先へ進んでいきます。

ステージ後半は「ボウエイ(防衛)フェーズ」です。
これがタワーディフェンス部分ですね。ステージ最後の拠点にたどり着くと、左右から敵が襲撃してきて、それを守るという流れになります。

ステージ前半部分を司る「タンケンフェーズ」も面白いです。

なかなかに歯ごたえがあります。例えば、ボタンの上にキャラを留まらせて別のキャラに切替え、別のキャラでその先のスイッチを押して扉を開く。
そういった謎解きがあり、結構頭を使います。でもクリアできないほど難しくはなく、ちょっと考えると分かるものばかりで、遊びごたえがあります。

ただ、「タンケンフェーズ」はたしかに面白いのですが、これを繰り返し遊ぶのがちょっとキツイです。先にも紹介したように、「お金」や「ポイント」を稼ぐために、ステージを周回しなければならない場面が出てきます。

「ボウエイフェーズ」はその都度いろいろできるので周回は苦ではないのですが、「タンケンフェーズ」の周回がツライのです。

この辺りがうまく調整されていると良かったと思います。

■ 1プレイは短めで短時間で遊べる

ステージ制のゲームのため、1プレイが短く楽しめます。

1ステージ20分前後です。

1時間ほどサクッと遊んで満足することもできますし、ストーリーの先が気になって何時間も遊ぶこともできます。

全体のクリア時間も、大作には及ばないものの、インディーゲームとしては長めです。

長すぎてダレる前でエンディングになり、ちょうどよいゲームプレイ時間になると思います。

ストーリーの良さとも相まって、「遊んで良かった」「面白かった」という満足感は高いと思います。

■ 総評

タワーディフェンス系のゲームでは、面白い部類に入ると思います。

難しいステージもありますが、難易度イージーにすれば初心者の方でも最後までクリアできます。

そしてそれにも増してストーリーが面白いです。「NARUTO」なんかが好きな方はハマるかもしれません。

イージスディフェンダーは、パッケージやPVではパッとしない感じのゲームなのですが、その予想を大きく超える面白いゲームだと思いました。

こんな方にオススメです。
・タワーディフェンスで遊びたいな、と思った方
・ドット絵のゲームが好きな方
・ストーリーの面白いゲームで遊びたい方
・1日のちょっとした時間で満足したい方

イージスディフェンダー(Aegis Defenders)はディスク版は発売されておらず、プレイステーションストアでダウンロード専売です。以下のリンク先から購入できます。

PS Store:イージスディフェンダー(Aegis Defenders)

■ 終わりに

以上、「「イージスディフェンダー」感想レビュー。面白い?つまらない?ゲームを遊んだ正直な感想(ネタバレなし)【Aegis Defenders】」でした。
楽しいゲームに出会うための参考としていただければ幸いです。

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