「プレイグ テイル -イノセンス-(A Plague Tale: Innocence)」をプレイしました。
クリアまで遊びましたので、感想を書いておきたいと思います。
できるだけネタバレなしで書いています。
買おうかどうしようか迷っている方の参考になれば幸いです。
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■ プレイグ テイル -イノセンス-とは?
時は1349年のフランス。
黒死病(ペスト)が蔓延し、次々と人が死んでいく時代。
貴族の娘:アミシアの自宅に、兵士たちが現れる。
アミシアと弟ユーゴは、命からがらその場を脱出するが…??
といったストーリー。
ステルスで敵をやり過ごしつつ、スリングショットで攻撃をし、錬金術でアイテムを作製して、先へ進むアクションアドベンチャーゲームです。
■ だんだん面白くなる
本作は、プレイを進めるほどに、徐々に面白くなっていくタイプのゲームです。
あまり馴染みのない中世フランスのペスト時代。
重く暗く、歴史ドラマや大河ドラマのような真面目な雰囲気ですので、序盤はなかなか入り込めません。
また、英語音声・日本語字幕なのですね。
これがゲームの根幹となるステルスと合っておらず、ステルスしながら、移動しながら、会話を読むのがなかなか出来ず、没入感がそがれます(日本語音声だったら良かったのに)。
また、敵に見つかると(ほぼ)即死ということもあり、やり直しを何度も求められます。
とはいえ、ゲームも中盤に差し掛かる頃には、登場人物や世界観も分かり始め、操作も慣れてきてスムーズに進むようになります。
我慢できるか、という言い方はちょっとあれですけど、
慣れるまでプレイを続けると、次第にゲームの良さがにじみ出てきます。
■ ほぼラスアス
ゲーム性は、ほぼ「ラストオブアス」といって良いと思います。
障害物の影に隠れながら進む。
ステルスで音を立てないようにする。
物を投げて、敵の注意をそらす。
特殊アイテムで攻撃をする。
素材を集めてクラフトする。
作業台で改造する。
と、ラストオブアスをプレイしたことのある人なら、すんなりと入り込める内容です。
ただ、物語や世界観の造り方はラスアスとは違うのですね。
歴史ドラマ系の映画を観ている感覚といった方がいいのかなぁ。
ラスアスは、映画でいうとゾンビパニックですもんね。
なので、あまりラスアス感をひきずると、物語に集中できなくなる気がします。
■ やや悪いがやや良い
ゲーム性で悪い部分も目立ちますが、良い部分も目立ちます。
イライラする場面もありますが、爽快感あるプレイができる所もあります。
物語も、あまり何も感じず進める場面もあれば、
気持ちが高揚したり、先が気になる展開もあります。
なんて言うんだろう。
総じて、良くもあれば悪くもあるゲームといった感じでしょうか。
大人向けの映画みたいなゲームなのかも。
登場人物たちの心の揺れ動きとか、自分自身に置き換えて考えるとか、時々そういうのがフッと入ってくるんですよ。
旅を続けていて、急に風が吹いてくるとか、
今まで気にもしなかった木々や土の匂いを感じるとか。
あれ?こんな景色していたっけ?
そういうものが突然フッとやってくる。
そんなゲームです。
世界観やゲームのベースとなる部分は、かなりよく作られていると思います。
ただ、人を選ぶゲームというか、結構好き嫌いが分かれそう。
「めっちゃくちゃ面白かった!」となる作品ではなく、
「うわぁ~、なかなか良かったなぁ」となる読後感です。
海外では数々の賞を受賞した作品です。
国内では、後々になって評価されそうな、そんな作品です。
■ 終わりに
以上、「「プレイグテイル-イノセンス-」感想レビュー。面白い?つまらない?ゲームを遊んだ正直な感想(ネタバレなし)【A Plague Tale: Innocence】」でした。
楽しいゲームに出会うための参考としていただければ幸いです。
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