近年はゲーム機の進化で、一本道ではない、選択肢によってストーリーが分岐するアドベンチャーゲームが増えてきました。
そういった分岐するゲームを、オープンシナリオアドベンチャーゲームと呼びます。
そこで今回は、PS4で遊べるストーリーが分岐するゲームを紹介したいと思います。
参考にしていただければ幸いです。
スポンサーリンク
■■ ヒューマンドラマ ■■
まずは、感動的、心打たれる物語の人間ドラマのオープンシナリオアドベンチャーをご紹介します。
■ Detroit:Become Human(デトロイト・ビカム・ヒューマン)
現時点で最高峰のオープンシナリオアドベンチャーは、このゲームです。
世界観は近未来。SFではよくあるアンドロイドたちが歩き始めた世界です。
人間と同じレベルのアンドロイドが街を歩きはじめ、人間たちの仕事を奪ったりと、少しずつ人々との摩擦が置き始めています。
プレイヤーは3人のアンドロイドとなり、人間社会でどう立ち振る舞うかを試されます。
人間と対立する道を歩むのか、共存する道を歩むのか。譲歩するのかあるいは平服するのか。
様々な選択肢が各所に現れ、それによってストーリーがどんどん変化していきます。
成功も失敗もなく、この選択は正しかったのか?と疑問を持ったままストーリーが進行します。
プレイした人からは最も評価が高く、PS4世代ではトップに君臨するオープンシナリオ・アドベンチャーです。一番最初にオススメしたいゲームが本作です。
ゲームという概念、ストーリー重視のゲームを覆されると思います。
なお、「デトロイトビカムヒューマン」を作った会社は、他にも同様のオープンシナリオアドベンチャーを制作しています。詳しくは下記リンク先からご覧ください。
■ 「ライフイズストレンジ」シリーズ
「ライフイズストレンジ」は、楽しくも少し悲しげで、淡い高校生活を描いたオープンシナリオアドベンチャーです。
本作の主人公は「時を巻き戻すことができる」特殊能力を持っています。
もしもあの時、あの場面で。あの決断をやり直すことができたら?
一度選んだ選択肢も、時を巻き戻して選び直すことができます。ただしそのやり直しが正しいとは言い切れません・・・。
グラフィックは海外アニメタッチで、多くの人が触れやすいと思います。
海外ドラマやバタフライエフェクトといった概念が好きな方には特にオススメ。
想像を絶するストーリー展開がなされます。
アクションはほぼなく、キャラクターを動かして会話をしたり選択肢を選ぶ程度なので、ゲームが苦手な方にもオススメです。
なお、「ライフイズストレンジ」には前日譚、及び続編も発売されています。
なお、「ライフイズストレンジ」を作った会社は、他にも同様のオープンシナリオアドベンチャーを制作しています。詳しくは下記リンク先からご覧ください。
■ 「ウォーキング・デッド」シリーズ
海外ドラマ「ウォーキング・デッド」の世界観を踏襲したオープンシナリオアドベンチャーです。
ウォーキング・デッドのストーリーそのままが展開されるゲームではありません。あくまでも、世界観のみ。
主人公は全くの別キャラで、舞台も異なります。
ただしあの世界観ですので、そこらじゅうにゾンビがいます。
見ず知らずの他人を受け入れられない世界です。
出会った人は敵か味方か。話していることは真実かウソか。困っている人を助けるか見捨てるか。方法はどうするか?
そういった選択肢がそこらじゅうで繰り広げられます。
ゾンビが登場するゲームですが、グラフィックは海外アニメ風に作られています。そのため、グロい描写や恐怖感はかなり抑えられており、ストーリーや選択肢に没頭できるようになっています。
こちらも非常に評価の高い作品です。
疑心暗鬼と安心感。希望と絶望。深く感情移入のできるゲームだと思います。
なお、「ウォーキング・デッド」には、続きのストーリーの続編が発売されています。
以下3作目以降は英語版のみ。
■ VAMPIRE THE MASQUERADE SWANSONG
「ヴァンパイア:ザ・マスカレード スワンソング」は、ヴァンパイア世界を描いたオープンシナリオ・アドベンチャー。
プレイヤーは3人のヴァンパイアになり、会話の選択や行動によって、その先のストーリーを変化させていきます。
100年以上生きるヴァンパイアは、様々な能力を持っています。
能力を駆使するためには、人の血を吸わなければならず、そのためには危険な行動にでなければなりません。
うまくいくか、裏目に出るかは選択はプレイヤー次第です。
■ 「ROAD 96」シリーズ
「ロード96」は、独裁国家ペトリアから脱出するゲーム。
プレイヤーは、未来のある少年少女となって、この国の行く末を案じ、国からの脱出を企てます。
目指すはロード96の先にある国境。
ヒッチハイクをしたり、バスに乗ったり、タクシーを手配したり、あるいは歩いていくのもいいかも。
道中で出会う人は、あなたを助けてくれるかもしれません。
でも、必ずしもいい人とは限りません。。
選択肢や行動によって変化し国境を目指しますが、国境を超えられるか、最悪の運命を辿るかはプレイヤー次第です。
「ROAD 96」は2作発売されています。
「ROAD 96:Mile 0」は前日譚になっています。
■ Last Stop
「ラストストップ」は、3人の男女を主人公にしたアドベンチャーゲーム。
超常現象に巻き込まれた3人は、互いに面識はなく、しかしやがて運命へと交錯してゆく。
本作は、会話による選択肢が多数出てきます。
ストーリの分岐的なオープンシナリオアドベンチャーではありませんが、「デトロイトビカムヒューマン」や「ライフイズストレンジ」に強く影響を受けており、それらのゲームが好きな方には楽しめると思います。
■ 「Tales from the Borderlands」シリーズ
「テイルズ・フロム・ザ・ボーダーランズ」は、ボーダーランズ世界観のアドベンチャーゲームです。
ボーダーランズ2やボーダーランズ3の正史の世界を舞台にし、一般市民(?)を操作して、会話や行動で、自分なりの選択肢を示して道を切り開いていきます。
ボーダーランズで登場したキャラクターや場所なども出てきますので、シリーズが好きな人にはオススメです。
但し本作は、日本語化されておらず全編英語となっています。
下記、無印とNEWは別タイトルです。
登場人物やストーリーが異なります。
PS Store:Tales from the Borderlands
PS Store:NEW Tales from the Borderlands
■■ ホラー ■■
少しからだいぶ怖いホラーのオープンシナリオアドベンチャーです。
■ クアリー ~悪夢のサマーキャンプ
有名なホラーオープンシナリオの「アンティルドーン」開発会社の最新作です。
キャンプカウンセラー(スタッフ)の9人は、別れのパーティと題し、最後の一夜を楽しむことにしますが、事態は思わぬことに…?
といったストーリーです。
テッド・ライミやジャスティス・スミス、ランス・ヘンリクセンなど実在のハリウッド俳優が出演しています。
これまで数々のオープンシナリオアドベンチャーを開発してきた会社のゲームのため、安心してプレイできると思います。
■ マンオブメダン – DARK PICTURES
「THE DARK PICTURES」シリーズの1本目。
このシリーズは、良質なホラー型のオープンシナリオアドベンチャーを排出していくレーベルで、ストーリーや設定はそれぞれ異なります。
マンオブメダンは、南太平洋へとダイビングにやってきた5人の若者が主人公。ちょっとした旅行のつもりが、そこで起こる怪奇現象に巻き込まれ始め・・。といったストーリーです。
ストーリー中の選択肢や行動によって変化が起こり、それによって人物が怪我をしたり死んでしまったりします。もし死んでしまってもそのままストーリーが展開していきます。
海外のB級ホラーのような作りですので、そういったものが好きな方には特にオススメです。
■ リトルホープ – DARK PICTURE
「THE DARK PICTURES」シリーズの2本目。
上記「マンオブメダン」とストーリーや人物に繋がりはありません。
本作の主人公は4人の若者。ある山奥の廃墟町にやってきたことから、恐怖の物語が始まります。
本作は、ホラーの中でもオカルト系のホラーとなっており、山村や廃墟、カルトホラーが好きな方にオススメです。
今作でもまた、行動や選択肢によってストーリーが変化していき、登場人物たちは窮地に陥ったりします。
■ ハウス・オブ・アッシュ – DARK PICTURE
「THE DARK PICTURES」シリーズの3本目。
上記「マンオブメダン」「リトルホープ」とストーリーや人物に繋がりはありません。
舞台は中東。戦闘の最中に地震が発生し、地下遺跡へと閉じ込められてしまった兵士たちの恐怖を描いたホラーです。
シリーズでは珍しい、ベテラン兵士たちのホラーです。どのような物語になるか、楽しみですね。
本作は、ディスク版は海外版のみの発売、
国内正式版はプレイステーションストアでダウンロード専売です。
■ The Devil in Me – DARK PICTURE
「THE DARK PICTURES」シリーズの4本目。
上記「マンオブメダン」「リトルホープ」「ハウス・オブ・アッシュ」とストーリーや人物に繋がりはありません。
テレビ局のクルーが、殺人ホテルを再現した建物で撮影開始。
しかし本当に殺人が行われ・・??
といったストーリー。
いわゆる「ソリッド・シチュエーション・スリラー」のような作品となっています。
「The Devil in Me」は海外版のみの発売です。
■ アンティルドーン -惨劇の山荘-
UNTIL DAWNは、ホラータイプのオープンシナリオアドベンチャーです。
雪の降り積もる山荘に遊びに来た、8人の若者たち。浮かれていた矢先、事件は起こります。
本作はホラーゲームでありますが、ゲームオーバーの概念がありません。
選択の結果、誰かが死んでしまったとしても、そのままストーリーが進行していきます。
山荘では何が起きているのか?果たして自分は生き延びることができるのか?ハラハラドキドキ、手に汗握るストーリーが楽しみたい方には特にオススメです。
なお、本作ではグロいシーンが真っ暗になる演出があるため、血が苦手だけどホラーゲームで遊びたい!という方にもおすすめできます。
■■ ノベルゲーム各種 ■■
小説のように、文章を主に読んでいくゲームを「ノベルゲーム」と呼びます。
一枚絵や音楽などを挿絵とし、テキストベースや音声ベースでストーリーが進行。
こういったゲームの中にも、選択肢によってストーリーが変化するものがあります。以下のリンク先にも、そういった作品を何本か紹介しています。
■ 終わりに
以上、「PS4で遊べる、ストーリーが分岐するオープンシナリオアドベンチャーゲームまとめ」でした。
楽しいゲームに出会うための参考としていただければ幸いです。
スポンサーリンク