「クアリー ~悪夢のサマーキャンプ(THE QUARRY)」をプレイしました(PS5版)。
クリアまで遊びましたので、感想を書いておきたいと思います
できるだけネタバレなしで書いています。
買おうかどうしようか迷っている方の参考になれば幸いです。
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■ クアリー ~悪夢のサマーキャンプとは?
まるで映画を見ているようにプレイできる、ホラーアドベンチャーゲームです。
プレイヤーはキャンプのカウンセラー(キャンプリーダー)たちとなって、ひと夏を終えたキャンプ場にいます。
このキャンプ場には、老婆の怪談話があり、彼らは恐怖体験に巻き込まれていきます。
各キャラクターを操作し、選択肢を選び物語を紡いでいきます。
選んだ選択肢や行動によってストーリーが変化していく、オープンシナリオ・アドベンチャーです。
■ それほど怖くない
本作は、「アンティルドーン」や、「MAN OF MEDAN」などのThe Dark Picturesシリーズを手掛けた会社の作品です。
これまでの作品と比べて、怖さは抑えめですね。
もっとドキーンとする場面や、心臓がバクバクする展開を想像していたのですが、思いの外そういったシーンが少なくて、安心して(?)遊べました。
たぶんホラーゲームが苦手なひとでも遊べると思います。
但し、グロ表現(気持ち悪い系)はかなり多めです。
ドバーンと幽霊が出てくるのは苦手だけど、血は結構大丈夫。
そんな人にはオススメです。
■ 一癖ありそうなキャラ
一癖も二癖もありそうなキャラクターが何人も出てきます。
こういうのっていいですよね。
何を考えているのか、行動が読めない。
敵か味方か分からない。
立場とかじゃなくて、顔がうさんくさい。
人の表情や顔つきって、その人の人生が映し出されるなんて言ったりしますけど、そういうのが出ている登場人物たちです。
あ、でもこれは役者さんですね。
役者さんが素晴らしい演技をしてくれています。
本作では、ハリウッド俳優の「ランス・ヘンリクセン」が出てて、私大興奮でしたw
映画「エイリアン」や「ミレニアム」に出演、ゲームで言うと「Detroit:Become Human」の画家もこの人ですよね。
好きなんですよねー。
他にも、「名探偵ピカチュウ」のジャスティス・スミスや、「死霊のはらわた」のテッド・ライミなど、映画好きにはたまんない俳優陣です。
なんか見たことある!な人たちが出ているのも、本作の魅力だと思います。
■ B級映画と唐突な展開
過去作と比べて、本作は唐突な展開が気になりました。
後半になるほど顕著です。
私の選択肢があまり良くなかったのかな?
本作はオープンシナリオ・アドベンチャーで、選択肢や行動によって物語が変化したり、登場人物たちの生死が分かれたりします。
展開の多様性に対して、シーンごとのムービーが合っていない箇所がよくありました。
それ故に、
「あれ?急にこの人出てきたぞ」とか、
「あの時との繋がりがおかしいような?」
といったシーンが多かった印象です。
まぁ、そういうのも含めて好きなんですけどね。
B級映画が好きな人には特にオススメのゲームですし、このゲームが気に入った人は、B級映画にも手を出してほしいです。
手始めに、「フロム・ダスク・ティル・ドーン」あたりから始めてみましょうか(なんのオススメレビュー?w)。
■ QTEへの配慮不足
本作は、QTEの配慮が足りないと感じます。
QTEとは、ムービーシーン中に「○ボタンを押せ!」とか、「×ボタンを連打しろ!」みたいなボタン操作のことです。
シリーズが続き、次第にQTE操作が洗練されてきていただけに、若干の後退で残念といった印象です。
QTEで求めているものが分からないのですね。
序盤は特に苦労しました。
とはいえ、似たようなQTEが最後まで続くので、序盤にやり方さえつかんでしまえば問題ないと思います。
※QTEのやり方と種類については、他記事でもまとめましたので参照してみてください。
■ 総評
B級ホラー映画らしい、アドベンチャーゲームです。
映像の美しさは一級品です。
ほぼ実写レベルの登場人物たちを動かしますし、日本語音声なので、没入感も高いです。
個人的には、シリーズの中でもちょっと物足りないかな、とは思いました。オープンシナリオ・アドベンチャー作りの難しさが、ゲームからにじみ出ている感じがあります。
ただ、ゲーム全体をトータルで考えると、十分楽しめていたと思います。
こういうB級映画的な作品って、作品ごとに方向性が微妙に異なると思うんです。
自分の求める方向性とピッタリ合っていると、めちゃくちゃに楽しめるし、違っていると違和感がある。
そんな風に感じたゲームでした。
■ 終わりに
以上、「「クアリー ~悪夢のサマーキャンプ」感想レビュー。面白い?つまらない?ゲームを遊んだ正直な感想(ネタバレなし)【THE QUARRY】」でした。
楽しいゲームに出会うための参考としていただければ幸いです。
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