「ニーア オートマタ」感想レビュー。面白い?つまらない?ゲームを遊んだ正直な感想(ネタバレなし)

「ニーア オートマタ(NieR:Automata)」をプレイしました(PS4版)。

クリアまで遊びましたので、感想を書いておきたいと思います。

できるだけネタバレなしで書いています。

買おうかどうしようか迷っている方の参考になれば幸いです。

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■ ニーア オートマタとは?

はるか未来。

宇宙人が作り出した機械生命体によって、人類は月へと追いやられ、その反撃としてアンドロイド舞台を編成。

プレイヤーはアンドロイド・2Bと9Sとなって、地球へ降り立つ。

といったストーリーのアクションRPGです。

直接的な繋がりはありませんが、「ニーア レプリカント(ニーア ゲシュタルト)」の続編です。

■ とてつもない世界観の構築

本作の最大の魅力は、総合的な世界観の構築がとんでもない。
という点だと思います。

一つ一つの部品は、それほどすごいとは思えないんですよ。

キャラクターの造形、ストーリーの流れ、アクションの操作感、登場人物のセリフ、流れる音楽、エリアのビジュアルに演出などなど。

これらが組み合わさった時に奇跡が起きていて、ゲーム内のすばらしい雰囲気が出来上がっています。

これって、計算して作ったんでしょうかね?

でもあれかぁ。
レプリカントの時点で、こういう感じは作られていたから、やっぱり総合的な組み立てがスゴイんだろうなぁ。

モノづくりを大勢でする時って、最終的な完成形があるわけなんですけども、一人ひとりのやり方や考え方などが違うから、必ず狙った通りにはいかないんですよ。

管理をすることでうまくいくこともあれば、
管理をしないことでうまくいくこともある。

なんだかよく分からないけど、「カチッとハマる」ことがあるんです。

本作には、その管理をしないで「カチッとハマった」かのような作り方が垣間見えるのです。

これねぇ。すごいですよ。
クリエイト系の仕事(趣味でもいいけど)をしている人は、ぜひ触れてみて欲しいゲームです。

■ レプリカントの順当続編

私は前作の「ニーア レプリカント(PS3版)」をプレイしています。

本作オートマタは、レプリカントで足りなかったものを追加し改修した、順当進化版と言えると思います。

ただ、個人的にはレプリカントの方が好きでしたね。
あの言いしれぬ気持ち悪さがレプリカントの魅力でした。

オートマタでは気持ち悪さがほぼなくなってしまい、大衆寄りになってしまった感を受けます。

おそらくこの2作は、どちらを先にプレイしたかによって評価が変わる気がします。

一応レプリカントのリメイク(正確にはバージョンアップ版)も発売されていますが、

どちらも遊んだことのない人は、オートマタから入ればいいんじゃないかな?
と思います。

■ 探索が面白い

個人的に本作で一番おもしろかったのは、「探索」でした。

オートマタでは、マップはオープンワールド形式になっています。

巨大なビル群の廃墟といったマップを一枚のフィールドにし、自由に動き探索ができます。

3Dマップですので、縦横に加えて高さの概念があります。ビルの中に入ったり、高台に登ったり、あるいは急に洞窟を見つけたり、といった遊びが楽しいです。

見知らぬ場所を探検しても、あるのはアイテムぐらいなわけですが、私はこういう探索系の遊び方が好きなのもあって、初めて足を運ぶエリアは隅から隅まで探索して遊んでいました。

ただその一方で、オープンワールド化による弊害も起きていました。

移動がめんどくさいのですね。

本作にはメインストーリー以外にもサブクエストがたくさんあります。このサブクエの移動距離がまぁ長いのです。

マップ表示の使いにくさも相まって、このへんは残念な点でした。

■ 戻りたくなる中毒感

悲しい世界の物語です。

ゲームには、「いつまでもクリアしたくない、この世界で遊んでいたい」という感情が芽生えることがあると思うのですが、このゲームでは、「ふいに戻りたくなる」感覚が押し寄せます。

それはゲームのパッケージであったり、PVなどの動画を見たときであったり。

「またプレイしてみようかな」ではなく、「あの世界にまた戻りたい」という妙な中毒感が醸造されていく作品だと思いました。

■ 総評

ゲームが醸し出す雰囲気が、最高に素晴らしい作品だと思います。

荒削りというか、手を抜いているなぁ、
という部分も散見されます。

大人がプレイするとストーリーもだいぶ稚拙に感じます。

しかしながら、最後までプレイした後しばらくして、なぜかそこに戻ってきたくなる何かを心に抱くと思います。

もう一度空気感とか世界観を味わいたいとか、ではないんですよね。
あのキャラに会いたい、が近いかなぁ?

この不思議な感情は、他のゲームでは味わえないと思います。

モノづくりに関わっている人には特にオススメです。
ゲーム中のある瞬間から、
「ん・・?あれ?このレベルの全体の創造って、
どうするとこうなるの??」
と思わされざるを得ません。

世界中で神ゲーとして絶賛されているタイトルです。是非一度遊んでみて、何かを感じ取ってみてほしいです。

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物悲しい世界観が人気の「ニーアオートマタ(NieR:Automata)」 ニーアオートマタには様々な種類が発売されていますが...

■ 終わりに

以上、「「ニーア オートマタ」感想レビュー。面白い?つまらない?ゲームを遊んだ正直な感想(ネタバレなし)」でした。
楽しいゲームに出会うための参考としていただければ幸いです。

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