「トゥモローチルドレン フェニックスエディション(The Tomorrow Children PE)」をプレイしました(PS4版)。
10時間ほど遊びましたので、感想を書いておきたいと思います。
できるだけネタバレなしで書いています。
買おうかどうしようか迷っている方の参考になれば幸いです。
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■ トゥモローチルドレン フェニックスエディションとは?
滅亡してしまった世界で、都市を再建する復興ゲームです。
素材を集め建築をし、
人を助けて住民を増やし、
襲ってくる敵から街を守り、
道具を買って、また素材集めに向かう。
労働ゲームと呼ばれる所以です。
本作は、2016年に発売されていた「トゥモローチルドレン」を復活。
当時、基本プレイ無料の課金型だったものを、買い切り課金なしに変更しており、ゲームバランスが遊びやすくなっています。
ソロプレイで自分の街を復興する他、他人の街へ出向いて、復興の手伝いをする、ゆるいオンラインプレイが可能となっています。
■ 人を選びそう
このゲーム、かなり人を選びそうです。
・寝食忘れて一日中遊んでしまう人もいれば、
・コツコツ続ける楽しさを見いだせる人もいる、
・一瞬で飽きてしまう人もいそう。
そんなゲームです。
ただそれが、人によって違うだけでなく、遊び方や、ゲームの進み具合によっても変わってきそうなんですよね。
例えば、ソロで自分の街を復興していくのは、すごく地味なのですが、妙なやりがいがあります。
これがマルチで他人の街になると、感覚が違うのですよ。労働力としてただ作業をしている反面、気が楽というか。
たぶんフレンドと遊ぶ場合もまた違うでしょうね。
私はまだ10時間ほどのプレイですが、まだまだ序盤も序盤で、これからレベルが上がったり、道具や施設が充実してくると、また違ったプレイ感になりそうな予感がしています。
私は本作を
「コツコツと続けれて楽しい」と思っています。
遊び方によって、面白いかどうかが表裏一体な感じがするので、面白いという感情を、どう拾えるかが鍵になりそうです。
■ どんなゲームが近い?
たぶん、映像や紹介を見ても、どんなゲームなのかピンと来ないはずです。
基本的なゲームの流れは、
・奇抜な島を探検して、資源を手に入れる
・街では発電などもする
・資源を使って、建物を立てる
・島でマトリョーシカを見つけ、住民を増やす
・怪獣が街を襲うので、防衛する
が大まかな流れです。
大体、クラフトゲーム、サンドボックスゲーム的な流れですね。
ただ、他のクラフトゲームよりも地味だと思います。
ゲームのプレイ感では、
マインクラフトの整地、マイクラで他人のサーバーで資源集めをする、
この辺が近いですね。
スターデュバレーで農地を少しずつ広げていく感じにも似ています。
昨日より今日がちょっとだけいい。
作業が進んでいるのが分かり、妙な達成感がある。
たぶんコツコツとゲームを進めるのが好きな方、
アイテム集めが好きな方、
はハマるゲームだと思います。
■ いろいろな島
島が浮いてきて、その島で資源を探します。
資源を取り尽くすと、次の島が浮いてきます。
基本的にはこんな流れです。
「島」と聞くと、無人島みたいなのを想像しますよね。
・ある程度平面で、木が並んでいる。
・地表に鉱石が出ている。
みたいな。
違うんです。
荒唐無稽な、なんじゃこりゃ的な島が出てきます。
浮島だったり、縦に長いビルみたいなものだったり、真四角のただの箱だったり、あるいは人の顔だったり。
島の表面に資源が出ていることもあれば、内部に掘らないと分からない島もあります。足場がなくて、どうやって登るの?みたいなこともあります。
島の難易度がある程度高いため、道具を駆使しないといけないし、探索の楽しみもあります。
■ デザインは神
わたし、このゲームのデザインがほんとに好きです。
まずキャラクターの造形が目を引きますよね。
凸凹で不気味だけど、どこか愛らしい。
ゲームを続けていると、だんだん可愛く思えてくるんですよ。ガッツポーズ(?)が特に好き。
他にも、建物のデザインだったり、使用するアイテムのデザインだったり、島のデザインもそうですけど、もうとってもポップな感じで、良いです。
「なんかかわいい!」からゲームに入るのもいいと思います。
コスチュームやバッグ、ジェスチャーなんかもゲーム中に手に入るので、集めたくなってきます。
■ 睡眠導入剤として
私はこのゲーム、寝る前に数時間楽しんでいまして、ほどよく眠くなってきて寝る。
そんな遊び方をしています。
電源をつけて労働意欲に燃え、
だんだんと疲れや飽きが見えてくるが続け、
それでも続けていると眠くなってくる。
いい感じの睡眠導入剤ゲーム(?)になっています(悪い意味ではないですよ)。
—
このゲームは、「作業を一つずつこなす」作りです。
一個ずつゴミを拾って掃除をする、とか、
自分の歩くスピードで散歩をする、とか、
マイペースに本を読む。
といった感覚に近く、あれもこれもとか、日常で感じる忙しさがないです。
仏教とか、禅の本を読んでいる時に近いものが出てきますね。
■ 総評
カルト的な人気を誇ったゲームの復活版です。
プレイ感はかなり地味です。
上の文章を読んで、自分ならハマりそう。
と思った方はぜひ買ってみてください。
たぶん、どう遊んだら楽しめるのかを探せると思います。
自分が心地よいと感じる、くすぐられポイントを探せると、めちゃくちゃハマれると思います。
その一方で、派手なゲームや、達成感や次のステップが押し寄せるゲームが好きな人には合わないと思います。
世界観やビジュアルが個性的ですので、一度は触れてみて欲しい作品ではありますけどね。
友達を誘って、一緒に街の復興をするのも楽しいと思います(街コードを入力すれば、いつでも友達と一緒にプレイできる)
開発の人たちのやる気が感じられるので、今後もバランス調整やコンテンツ追加に期待が持てますね。
■ 終わりに
以上、「「トゥモローチルドレン フェニックスエディション」感想レビュー。面白い?つまらない?ゲームを遊んだ正直な感想(ネタバレなし)」でした。
楽しいゲームに出会うための参考としていただければ幸いです。
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