「リムワールド(RIMWORLD)」をプレイしました(パソコン版)。
100時間ほど遊びましたので、感想を書いておきたいと思います。
できるだけネタバレなしで書いています。
買おうかどうしようか迷っている方の参考になれば幸いです。
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■ リムワールドとは?
ある惑星に降り立った入植者たち。
その土地にある木材や食料でサバイバル。
鉱物資源などを利用しアイテムクラフト、コロニーを作り発展させていきます。
目指すは惑星脱出。
本作は上から視点のシミュレーションゲームです。
グラフィックは簡素ですが、事細かに詳細が作られていて、特に人物・キャラ描写(?)は深いです。
サバイバルシミュレーションと、拠点開発、
襲撃によるタワーディフェンス、人間観察的なシムゲームといった様々な側面を併せ持つゲームです。
■ 時間が溶ける
本作は、パソコンゲームの中でもトップクラスの人気を持つ作品です。
シミュレーションゲームは遊ぶと、「気づいたら数時間過ぎていた」といったゲームが多いのですが、このゲームの場合ですと、「気づいたら夜でした」でした。
休日のプレイ時間はヤバいですね。
一日中遊んでいても、まだ遊び足りないほどですもん。
眺めている時間が多いのも、そうなる理由の一つでしょうね(初心者の頃は大変ですが)。
現在100時間ほど遊んでいますが、まだまだ遊び足りないです。とんでもないゲームだと思います。
■ 何をすればいいか分からない
サバイバルゲームを初めて遊ぶと、
「何をしたらいいか分からない」
「どういう法則(ルール)で成り立っているのか分からない」
となると思いますが、その感覚に親しいものを感じ取れました。
私はサバイバルゲームはかなり色々遊んでいて慣れています。それでもこのゲームは最初戸惑いました。
おそらくサバイバルゲームに慣れていない人は、遊び始めても、ナンノコッチャ分からない。
という状態が続くと思います。
この辺の、「やり方が分からない」を、
・自分で模索して楽しむか
・ネットで調べて遊ぶか
のどちらも可能です。
ちなみに私は、とにかく模索して失敗する遊び方がオススメです。
■ 物資管理&拠点発展ゲーム
「徐々に強くなっていく楽しさ」を味わえるゲームです。
畑で農作業をして、食料を少しずつ貯めていく。
だけど、食べたり腐ったりで減っていく(あとなんか野生動物に勝手に食べられたりもする)。
スチールを発掘して、武器や防具を作る。
だけど、使っていくと消耗して、また作らないといけなくなる。
本作はアイテム種が膨大です。
動物の数だけ「革」があったり、「石材」にも色んな種類があったり、作ったモノには「品質」があったり。
作ったアイテムを売ってお金に替え、お金を使って材料やもっといいアイテムを買う。
それを使って拠点を拡張したり、住心地の良い場所にする。入植者の能力値を上げていく。
・・・
と、ちょっとずつ物資が貯まって豊かになっていく様、拠点が少しずつ拡張されていく様。
こういった楽しさをジワジワと感じ取れるゲームとなっています。
本作は、惑星脱出が目標となっていることもあり、宇宙船まで作れます。
原始人レベルの文明から、未来文明まで行きつけるため、少しずつ豪華になっていく様はずっと感じ続けられます。
■ 人間観察&人生模様
人や動物にコト細かい設定がなされており、それを文字で詳細に描写していきます。
この文字を使う感覚は、80年代とか90年代のパソコンゲームっぽいですね。
例えば人の体には「部位」があります。
頭・胴体・腕・指(それぞれの指)、足といった感じで、それぞれにどんな怪我を負ったか、が細かく描かれます。
敵に銃で撃たれた時に、右腕に命中して、右腕が使えなくなったりするのですね。
そして右腕が使えないことを、そのキャラクターは悲観して、自暴自棄になったりするわけです。
この辺がめちゃくちゃ面白いです。
一つの出来事をきっかけに、その人のその後の人生に大きく影響を与える。
この楽しみ方は、少しゲームに慣れてから気づくものですが、ぜひともこの段階までは遊んでみてほしいです。
—
例えば、私のあるコロニーの出来事です。
一人の男性と女性がカップルになりました。
詳細を読むと、ある出来事で意気投合したようです。
「ダブルベッドはどうですか?」と提案されたので、ダブルベッドで一緒に寝れるようにしました。
しばらくして、彼らは結婚しました。
二人ともよく出来た夫婦で、幸せの時が続きます。
二人とも能力が高くバリバリと仕事がこなせる人でした。
ある時、「男性Aと女性Bがカップルになりました」と表示されました。
また新しいカップルだ!と喜んで見てみると、その結婚している男性と別の女性でした。
「あれ?離婚した?」と思いながら詳細を読むと、結婚したままカップルになっているようです。
いわゆる不倫です。
「ダブルベッドはどうですか?」と提案されたので(なぜ?)、ダブルベッドで一緒に寝れるようにしました。
しばらくして女性Bは男性Aに振られました。
女性Bは振られたショックでふらふらとし始めます。他人を罵り始めました。
本作には「心情」という項目があります。
心情が高いとやる気に満ち、低いと何を仕出かすかわかりません。
そしてその日はやってきました。
女性Bのメッセージが表示されました。
「男性Aの妻を殺そうと決意しました」
銃を持って突撃しています。もう制御できません。
—
ココでリセットしてやり直すか、更に先を見るか、
もまた楽しいと思います。
■ ゲームの難易度
色々なレビューを見ると「難しい」の文言を目にするかもしれません。
普通難易度では、(初めて遊ぶには)かなり難しいと思います。
ですが本作には「ピースフル」という設定(難易度)もあり、こうすると、ほとんど攻撃を受けず安心して遊べます。
難しそうで手を出せないでいるなら、安心していいと思います。
■ 総評
ゲームの傑作だと思います。
評価に恥じぬ名作です。
細々(こまごま)としたゲーム画面に、なにやら難しそうな紹介。
ですが、サバイバルゲームをいくつか遊んだことがあるなら、スムーズに遊び慣れていけると思います。
サバイバルゲームの定石は一緒なのですね。
木を伐って木材を得て、動物を狩って肉を得て、みたいな。
若干、特異なシステムがあって、そこら辺がよく分からない、という程度です。
但し本作は、時間が溶けるゲームです。
眺めていることが多いので、肉体的&精神的には削られませんが、家で仕事をしている人、勉強をしている人は手を出さないほうがいいかも。
外に仕事に行く人とかは大きな影響は出ないでしょう。
まじで面白いので、いつかどこかで手を出して欲しい作品でもあります。
■ 終わりに
以上、「「リムワールド(RIMWORLD)」感想レビュー。面白い?つまらない?ゲームを遊んだ正直な感想(ネタバレなし)」でした。
楽しいゲームに出会うための参考としていただければ幸いです。
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