宇宙版フォールアウトと話題の「アウターワールド(The Outer World)」
アウターワールドはフォールアウトと似ているのでしょうか?
世界観やゲームシステムはどう違うのでしょうか?
今回は、各ソフトの違いを紹介したいと思います。
なお、ゲームプレイ開始10時間時点のものですので、現在判明している部分、及び「おそらくこれぐらいだろう」という類推を含みます。
ネタバレに配慮はしていますが、かなり細かく違いを書いています。
完全にまっさらな状態で遊びたい方はご注意ください。
参考にしていただければ幸いです。
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■ 世界観、最初のストーリー
アウターワールドは宇宙を舞台にしています。
宇宙船が作れる科学力で、コールドスリープやワープといったものも登場するため、遠未来の話です。
「希望の場所がある」として企業に集められた人々がコールドスリープによって宇宙船で運ばれますが、問題が発生。
ある男がその船に乗り込み、主人公を強制的に目覚めさせ、ある惑星に不時着させる。
というところから話が始まります。
宇宙版フォールアウトと言われていますが、ある惑星(惑星群)を舞台にしたフォールアウトといった世界観です。
■ 登場する人々
フォールアウトとよく似ており、癖のある人物やちょっと問題のある思考回路の人、自分なりの信念がある人、騙そうとしてくる人なども登場します。
もちろん真っ当な人(?)も登場します。
ただし、フォールアウトと比べて完全にネジがぶっ飛んでいる人は少なめです。
アウターワールドは世界が完全に崩壊してしまってるものではなく、繁栄したSF世界、企業やコミュニティによって秩序が保たれているためかもしれません。
■ 難易度
アウターワールドの難易度は4段階あり、
イージー・ノーマル・ハード・ベリーハードの順です。
ベリーハードのみ特別な難易度で、空腹や乾きといった他の難易度にはないシステムが追加されています。
ノーマルの難易度は、ちょっと道をそれるとやられてしまいますが、メインシナリオを順番に進めるルートでは比較的簡単だと思います。
おそらくFPSに慣れている人は楽勝の難易度です。
サクサク進められます。
■ 戦闘の雰囲気
戦闘は銃による遠距離攻撃と、剣や鈍器による近距離攻撃に分かれます。
戦闘中に傷ついた体は、瞬間的に回復できるアドレノというアイテム、あとはじわじわと回復する自動回復システムがあります。
戦闘の全体的な雰囲気はフォールアウトらしさはありますが、どちらかというとボーダーランズに近いと思います。
フォールアウトは主人公と敵とが1対1で戦うような感覚があります。
アウターワールドは複数の敵と戦うような、わりとあっさりとした戦闘の感覚が強いです。
■ VATSシステムはある?
アウターワールドにはVATSはありません。
但し、戦闘中をスローモーションにするシステムがあります。
スローモーション中は確率によって攻撃が当たるようなシステムではなく、単純に画面がスローになり、その間に銃や近距離攻撃ができる、といったものです。
■ 全体マップ
フォールアウトはオープンワールド型のRPGです。
対してアウターワールドはエリアごとに分かれた全体マップになっています。
だいたい街+周辺地域を1単位としたマップ構成になっています。
これはボーダーランズに近いと思います。
建物内の探索は、フィールドからシームレス(ロードなし)で入れる建物と、ロードありで入る建物(建物の外観よりも広い、別マップが始まる)とに分かれ、とてもフォールアウトっぽいです。
■ 探索要素
建物内外の探索、エリアの探索はフォールアウトらしさが感じられます。
■ ジャンク拾い
アウターワールドには「ジャンク」というアイテム分類があります。
このジャンクは敵がドロップしたり、探索中に拾うことで集めます。
ただしジャンクを使って何かをするというシステムはありません。
■ クラフトと建築要素
アウターワールドにはアイテムクラフト(複数のアイテムを組み合わせる)や、建築要素(拠点や家の建造)はありません。
■ 武器・防具の改造
アウターワールドには、武器や防具の改造があります。
フォールアウトに比べると簡素なものです。
パーツアイテムを付けるといった感じの改造で、一つの武器や防具に複数のパーツをつけて強化ができます。
■ スキルと特性
敵を倒したりクエストを進めると経験値がもらえます。
XPという単位も合わせて、フォールアウトと一緒です。
XPを一定量集めるとレベルアップします。
レベルアップによってポイントが貰え、そのポイントを各スキルに割り当てます。
スキルは近接や遠距離、会話やハッキングといった具合に分かれており、フォールアウトのStrengthやIntelligenceの分類分けにそっくりです。
■ ピッキングとハッキング
アウターワールドにもピッキングやハッキングがあります。
フォールアウトのそれを簡素にしたシステムになっており、
ピッキングスキル値+ピッキングアイテム、
ハッキングスキル値+ハッキングアイテムが
あるか無いかで開けることができます。
■ 窃盗とスリ
アウターワールドには好きに拾っていいアイテムと、
他人のものという分類のアイテムがあります。
他人の家やコンテナからアイテムを取ると窃盗扱いになります。
また、スリシステムもあります(スキルレベルを上げる必要あり)。
■ 派閥
アウターワールドには企業や評議会など、コミュニティごとの評価があります。
どの派閥に肩入れするかを選択することが可能で、友好的になったり敵対したりします。
■ NPCとの会話
NPCとの会話には常に複数の選択肢があります。
賛同的・否定的といった選択肢だけでなく、騙しや威圧といった選択も可能です。
NPCとの会話の面白さは、ほんとうにフォールアウトに似ています。
特にフォールアウト3やニューベガスにそっくりです。
選択肢によって物語は良くも悪くも展開していきます。
また、装備品によって会話の内容が変わったり、連れているコンパニオン(自分の仲間)が会話に参加してくることもあります。
■ コンパニオンシステム
連れていけるコンパニオンは2名で、
プレイヤー+コンパニオン2名(合計3名)で冒険が可能です。
もちろんコンパニオンは交代ができます。
コンパニオンに装備品をつけることも可能ですし、スキル取得や様々な指示を与えることもできます。
コンパニオンは通常難易度ではやられても復活します。
ハードコアモードでのみ戦闘中にやられると復活しません。
■ 総括
アウターワールドはフォールアウトの「縮小版」「カジュアル版」といった印象が強いゲームです。
フォールアウト4のようにジャンクを拾い集める楽しさ、アイテムをクラフトしてサバイバルしたり、拠点の建築が楽しかったという人には若干物足りないと思います(ただし、アイテム収集の面白さはあることはあります)。
その一方で、フォールアウト3やNVのようなNPCとの会話が楽しかった方、RPGにロールプレイを求める方、多くのサブクエストや選択肢によって変わる物語を求める方にはドンピシャでハマる作品です。
おそらくフォールアウト4や76をイメージしていると合わないと思います。
フォールアウト3やニューベガスが好きな人は絶対買ったほうがいいゲームです。
シリーズ1作目ということで、会話に焦点を当て小粒にまとめてきた印象が強く、今後のシリーズ化で大きく進化していきそうなタイトルだと思っています。
■ 終わりに
以上、「【PS4】アウターワールドとフォールアウトの違いは?似てる?【スイッチ】」でした。
楽しいゲームに出会うための参考としていただければ幸いです。
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