「リアルタイムバトル将棋」をプレイしました(PS4版)。
3時間ほどのプレイですが、所感を書いておきたいと思います。
できるだけネタバレなしで書いています。
買おうかどうしようか迷っている方の参考になれば幸いです。
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■ まずリアルタイムバトル将棋とは?
このゲームは、リアルタイムに自由に・いつでも・何度でも駒を動かすことのできる将棋です。
将棋はもともと、自分が打って→相手が打って→自分が打つ。
時間をかけて考え、交互に打つゲームですよね。
これがなくなったのがリアルタイムバトル将棋です。
相手が打つ前にこちらが打つことができます。
相手がもたもたと考えている間に、どんどん駒を進めることができます。
ここまで読んで「うわ!なんだそれ!」と思った方。
鋭いです。もう買いです。すごいですこれ。
■ そんなルールで破綻しないの?
「何度でも駒を進められる」と聞くと、
じゃあ、飛車とかで一気に進めていけばすぐ勝ちじゃない?
と思いますよね。
しかしそこに一つ縛りがあります。
それが「駒を進めた後の硬直時間」です。
駒を置いたり移動すると、数秒間その駒は動かせなくなります。
そのため、歩をどんどん前に進ませることはできません。
例えば歩を一つ前に進めると、3秒ほど動かせなくなります(表示が出ます)。
この間に相手はこの歩を取ることができるのですね。
もちろんモタモタしていると、3秒経過し、再び歩は前に進めるようになります。
この硬直時間があるおかげで、将棋として破綻せずに、しかしながらとてつもなく速いスピードで進むゲームへと進化しています。
■ 何が起こるか?
これは実際にプレイして体験してみてほしいのですが、通常の将棋では起こらなかったことが起きます。
例えば「王手飛車取り」とかありますよね。
将棋の定石で、してやったりな気分です。
しかしリアルタイムバトル将棋では意味をなしません。
「王手飛車取り!」とやった瞬間に、両方に逃げられますw
また、一般的に「王手」は別の駒がかかっている状態でしますよね。
銀の前に金を置いて取れないようにして「王手」と。
これが金単独でも意味をなすようになります。
やってみると何を言っているのかわかると思います。
もっと面白いことも起きます。
これは是非、実際に体験してみてください。
笑いますよ。
■ FPSのような将棋
このゲームでは、全体の盤面を的確に把握する能力が求められます。
スピードが重要ですが、スピードだけだと思いもよらぬ負けをします。
ガンガン攻めて、相手の陣地を荒らしまくりますよね。
こちらの駒は次々と成っていき、相手の駒を取り尽くす。
目線や意識が相手側の陣地に向いている間に、王の前に金を置かれ、いきなり負けたりしますw
ステルスキルですね。
ゲームには様々なジャンルがありますが、感覚としてはFPSやバトロワに近いと思いました。
接戦になっている落ちゲーにも似ているかもしれません。
■ 対戦
本作ではCPUとの対戦が楽しめる1人プレイのほか、オフラインでの画面分割2人プレイが可能です。
惜しむらくはオンラインでのフレンドとの対戦が可能だと、神ゲーとなっていたと思います。
個人的には、おそらくオンラインでの見ず知らずの他人との対戦は不可能なゲームだと思いました。
急な形勢逆転が多く、回線切断や罵倒が起こると思います。
家族や友達同士の対戦は、かなり向いているゲームだと思います。
■ 1プレイの時間と満足度
一般的な将棋は1時間単位で時間がかかりますが、リアルタイムバトル将棋は、1分~5分で勝負がつきます。
そのため、1日30分程度も遊べば満足すると思います。
思考をフルに使うので、おそらく長時間プレイには向きません。
ただしお酒を飲みながらといった遊び方は可能です。
勉強や仕事の合間にリフレッシュをしたい方、脳トレをしたい方、短時間で満足するゲームをしたい方にオススメです。
将棋を遊んだことのない方でも、駒の進める方向が表示されているモードもあり、そこから学ぶこともできます。
将棋を遊んだことのある方には是非とも遊んでもらいたいゲームです。
「うわっ、へっ?あー!ギャー、ヤバイヤバイ!」とか言いながら遊べますw
勝っても負けても笑いが絶えないゲームだと思います。
■ 終わりに
以上、「「リアルタイムバトル将棋」は面白い?つまらない?ゲームを遊んだ正直な感想(ネタバレなし)」でした。
楽しいゲームに出会うための参考としていただければ幸いです。
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