ゲームで学びのお時間です!
今回紹介するのは、「観察力や洞察力をゲームから身につける方法」です。
自身の体験談を元に紹介しています。
参考にして頂ければ幸いです。
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■ 観察力・洞察力とは?
物事を注意深く見ることで、違いや変化に気づく能力のことです。
観察力は、表面的な物事に対して行われ、
洞察力は、見えない物事に対して行われます。
観察は大きく、「人」「物」「事(状況)」に対して行えます。
人の顔色で健康状態を測ったり、身だしなみや仕草などから、その人の性格を推し量ることもできます。
物や事を深く観察することができれば、その場の状況判断や分析に役立ちます。
観察力や洞察力は、ビジネスにおいて非常に強力な能力です。
そうでありながら、観察力には指標がありません。
他人の観察力を知ることは難しく、
自分の観察力がどのレベルかを知るすべもありません。
観察力が高い人は、物事の知覚に優れており、世界を全く違った視野で見ていることがあります。
■ 観察力の例
観察力は、
「雨が降るかどうかを気づくすべ」が分かりやすい例かもしれません。
雨が降ってきて初めて、「雨が降ってきた」と気づく人は、観察力が全くありません。
ここで現代人は、「ネットで天気予報を見る」に頼ってしまいます。
もちろんそれが正確なことが多いのですが、
・ネット(という道具)
・他人(が配信してくれた情報)
という2つの要素に頼った形になってしまいます。
雨が降る予兆はいくつかありますよね。
例えば、雲が真っ黒になっていく。
夏であれば積乱雲のような雲が立ち上がる。
雨の匂いがしてきたり。
このあたりは多くの人が持っている観察力だと思います。
自然現象への知見があると、
これに加えて、湿度の上昇や気温の変化、風向きや強さ、鳥や昆虫などの動きなどからも、雨が降るのではないか?
と気づくことができます。
人の行動を観察することでも知ることができます。
・傘を持っている
・洗濯物を干している家庭が少ない
・歩行者や自転車の通行が少ない
・車がワイパーをしている/濡れている
・買物などを雨が降る前に行おうとする人が増える
などはよく分かりやすい観察力の例です。
■ ゲームで観察力を鍛える
昨今のテレビゲームは、とてもリアルになってきています。
登場人物が実写と見間違うほどのグラフィックというだけでなく、物事がよりリアルに作り込まれています。
家の構造ひとつを取っても、現実と同じような作りをしていることがあります。
人の感情や仕草、信念に至るまで作り込んでいることがあります。
置かれている物ひとつに、意味があることがあります。
ゲームは製作者によって作られています。
彼らは、私達がゲーム内で感じること以上に、深く深くゲームを作り込んでいます。
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ゲームで観察力を鍛えるには、「アドベンチャーゲーム」のプレイがオススメです。
アドベンチャーゲームとは、映画のような体験のできるゲームのことです。
キャラクターを操作して、人や物事に触れ、物語を体験していきます。
探偵や刑事になることができる「推理アドベンチャー」で遊ぶと、観察力がそのままゲームで必須になり、鍛えるのに有意義だと思います。
特に「シャーロック・ホームズ」シリーズでは、人の風貌や持ち物から、その人が何者であるかを推察する仕組みがあり、オススメです。
次にオススメなのは、「オープンシナリオ・アドベンチャー」です。
選択肢を選ぶことで物語が変化していくゲームで、人や物事を深く観察しなければ、判断を誤ることがあり、必然的にしっかり観察していくようになります。
中でも特に、「ライフイズストレンジ」シリーズは、観察力が自然と身につくような構成になっています。
この他にも、様々なアドベンチャーゲームがあります。
先にも述べたように、観察力のレベルは人それぞれです。
おそらくは、自分のレベルに合ったゲームがあると思いますので、色々なゲームで遊んでみてくださいね。
■ 観察力をゲームで鍛えるメリット
観察力は、人・物・事に行えます。
現実世界で行った方が、より身につく可能性が高いです。
しかしながら、現実で練習すると、思わぬトラブルに巻き込まれることがあります。
「観察する」ということは、相手に「観察されている」と気づかれる可能性があるのですね。
自分の観察レベルが低ければなおさらです。
人に対して観察すると、相手に嫌な想いを抱かせることがあります。
物に対しても同じです。
他人の部屋や物を観察すると、キョロキョロしている・物色している、と取られることがあります。
ゲームで練習することで、人を巻き込むことがありません。また、いくらでも時間をかけて同じ空間を観察することができます。
■ 観察力の段階
昨今のテレビゲームは、進むべき方向を示しすぎています。
・次はこの人に会え
・次の目的地はココ
・調べる場所はこれ
観察力には段階があります。
ゲームの指示にそっくりそのまま従っている段階では、身につけることはできません。
くだらないこと・意味のないことに目が行くようになると、身につけられる段階に足を踏み入れています。
・登場人物の身なりをチェックし始めたり
・調べる物以外をまざまざと見続けたり
・無意味な場所に進んでみたり
時間をかけ、じっくりとゲームを遊んでみてください。
いつか突然、ぱあっと世界が広がるように、観察の楽しさが芽生えていると思います。
■ 終わりに
以上、「観察力・洞察力をゲームで鍛える方法【ゲームで学び】」でした。
楽しいゲームに出会うための参考としていただければ幸いです。
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