このページで紹介しているのは、ゲーム「Autonauts(オートノーツ)」の「手押し車」を見つけるスクリプトの書き方です。
参考にしていただければ幸いです。
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■ 「手押し車」どこいった問題
「ステージ5:村」に到達すると、「手押し車」や「荷車」「車輪付きタル」が作れるようになります。
これらは、アイテム(素材)をたくさん運ぶことができるものです。
プレイヤーだと1~4個しか運べなかったアイテムが、
「手押し車」などを使うことで、5~20個ほど運べるようになります。
しかしながら「手押し車」を使っていると、どこかに置き忘れることがあります。
この頃には町の規模も大きくなっており、建物も多く立っているため、広範囲を探し回らなければならなくなります。
使い終わったら所定の場所に戻す、ということをすればいいのですが、
いつも必ずそうできるわけでもありません。
「手押し車」をたくさん作って、よく使う場所に配置しておくことも可能ですが、ここはあえてスクリプトを組むことで解決してみたいと思います。
■ 「手押し車」を所定の位置に戻すスクリプト
「手押し車」をボットに見つけさせ、所定の場所に戻します。
こうすることで、その所定の場所を見るだけで、手押し車が見つかります。
・基本スクリプト
繰り返し:永遠に!
繰り返し:1回:↓
一番近い粗雑な手押し車がある場所□
粗雑な手押し車に移動
粗雑な手押し車を連結する
200,100に移動
の連結を解く
基本となるスクリプトは上のように書きます。
まず「一番近い粗雑な手押し車がある場所□」の□をクリックし、広範囲を設定します。
これが探す範囲です。
見つけたら、手押し車を「200,100の座標」に持ってきます。
「200,100に移動」と書かれていますが、これは自分の好きな場所を指定してください。
「看板」などを設置しておくと、より分かりやすいかもしれません。
「繰り返し:1回」の右横をクリックすると、「↓」が設定できます。
これは「エラーになったら次に進む」という意味です。
もし手押し車がその範囲内になかった場合に、次に進みます。
・複数場所を探す
上のスクリプトを複数繋げることで、複数場所を探せるようにします。
繰り返し:永遠に!
繰り返し:1回:↓
一番近い粗雑な手押し車がある場所□
粗雑な手押し車に移動
粗雑な手押し車を連結する
繰り返し:1回:↓
一番近い粗雑な手押し車がある場所□
粗雑な手押し車に移動
粗雑な手押し車を連結する
200,100に移動
の連結を解く
最初の「一番近い粗雑な手押し車がある場所□」と、次の「一番近い粗雑な手押し車がある場所□」は、□の範囲(場所)を変えてください。
こうすることで、捜索範囲が広がります。
あとはこれを3箇所・4箇所と増やしていくだけです。
町の全域を捜索することはできませんが、忘れやすそうな位置を設定しておくだけで、時々定位置に戻してくれるだけでも役立ちます。
もし全域を捜索したいのであれば、ボットの数を増やしてください。
・使っているのに持っていくなよ問題
さて、上のスクリプトは「繰り返し:永遠に!」を設定しています。
これはつまり、常時「手押し車」を探している状態ということです。
こちらが使っている最中にも回収しに来ます。
やってみると分かりますが、「こっち来んな」となりますw
自分で指示を出しておいてされると怒るという、日常生活でもよくある感じで、とても感慨深いですね。
具体的には、こちらが「手押し車」を使っている間には探そうともせず、
手を離した隙に持っていこうとします。
この解決法は、
・「繰り返し:永遠に!」を外し、手動で1回だけ起動させる(ボット一覧に名前を付けておく)
・足の速度の遅いボットを使う
・回収に来たら、急いで「手押し車」を持つ
などがあります。
■ 効率化だけじゃないプログラミング
このように、プログラミングというのは効率化だけが目的ではありません。
生産性を上げることだけが目的でもありません。
「手押し車」がいつでも使えるように、所定の場所に戻してくれるボット。
現実世界でも、カートを元の場所に戻す仕事や、整理整頓をしてくれる人がいますが、そういう人へのありがたみが、プログラミングを通して分かる、なかなかない体験だと思います。
上で解説したように「ああー持ってくなーー」みたいなのもぜひ体験してみてください。
楽しいと思います。
■ 終わりに
以上、「【Autonauts】手押し車(荷車)どこいった問題を解決するスクリプト【オートノーツ】」でした。
楽しいゲームに出会うための参考としていただければ幸いです。
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