キムタク主演のゲーム「ジャッジアイズ」がかなり話題となっています。
話題となっているどころか、Amazonなどの評価はとてつもなく高くなっており、わたしは2018年間ゲームランキングの4位に選出しましたが、1位に変更してもいいんじゃないか?というぐらいに神ゲーと支持されています。
主にストーリーが絶賛されていますね。
素晴らしいことです。
■ 正直ここまでヒットするとは思わなかった
実はわたし、正直いいまして「ジャッジアイズ」はコケると思っていたのですよね。
ジャッジアイズを作った「龍が如くスタジオ」は、これまでにも数々の亜流「龍が如く」を世に出してきました。
しかしいずれもイマイチぱっとせず。
コケるという言い方は良くないかもしれませんが、「龍が如く」と肩を並べる作品となるには遠く及ばない印象です。
個人的にはPS3の「バイナリードメイン」なんかはホントに好きだったんですけどね。ちょっと話それますが、映画「ターミネーター」が好きな人は遊んだほうが良いですよ。めっちゃトキメキます。
そういうこともあり、新しく発売される「ジャッジアイズ」もイマイチだろうなぁ。
と思っていました。
特にキムタクが主人公なので、ゲーム好きな人との相性は最悪で(キムタクとゲーム好きって間逆なイメージありません?)、龍スタジオの将来まで不安に思っていたほどですw
ですが、フタを開けてみるとこれがネタゲームとしてネットで話題になり、更にはゲーム内容も面白すぎると絶賛。
すごいですよね。ここまで神ゲー認定されるとは、誰が思っていたでしょうか。
■ まず続編は間違いなく出る
「ジャッジアイズ2」は間違いなく出ると思っています。
これだけ絶賛されているゲームですから、今作を買った人は確実に買います。
それに加えて、2までにじわじわと口コミでソフトの話題は広がっていき、それまで触れなかった人たちの目にも止まります。
ゲーム業界には、「面白かった作品の続編の方が売れる」という法則がありますよね。
1作目が面白かったと絶賛されると、2作目が非常によく売れる。3作目が面白かったと絶賛されると、4作目の方が売上が上回る。
といった感じです。
メディアミックスや露出もしやすいでしょうし、まず間違いなく「ジャッジアイズ2」は発売されると見ています。
■ ジャニーズのゲーム出演の足がかりに?
「龍が如く」シリーズは、これまでも現実の俳優さんたちを出演させてきました。
リアルに作られたCGで本人の姿形に声までそっくりにしたものです。
大御所では北大路欣也さんとか、ビートたけしさんなども出演しています。
ただ、いわゆる熱狂的なファンがいる芸能人って出演しないのですよね。今回のキムタクのジャニーズのように。
おそらくは肖像権などのゲーム使用料が高額なことや、ゲーム出演によるイメージ低下を懸念してのことかと思います。
今回、「ジャッジアイズ」が売れた。そして内容の評判が良い。更にジャニーズの中でも重鎮のキムタクが出演した。
ということで、ジャニーズとゲーム業界との太いパイプができたと思っています。
まぁ、今回の立役者の龍スタジオとの繋がりがメインでしょうが、じゃあ別の会社が企画を出した時に、受け入れてもらえる可能性はどうかというと、かなり高くなっていると思うんですよね。
アイドルグループはジャニーズだけではないですが、ジャニーズでいうと、例えば嵐とか関ジャニ∞とかゲーム出演したら世界ひっくり返りますよ。もちろんいい意味で。
特にゲーマーを公言している二宮和也さんとか出ませんかね?チラッw
■ ゲームの地位が変わるかもしれない
ゲームの地位が変わるかもしれません。
ちょっといいすぎかもしれませんが、今回の「ジャッジアイズ」の成功はその試金石となるインパクトがあります。
俳優や芸能人のゲーム出演。
これが女性アイドルグループだと、社会的な効果はあまりないと思うんですよ。そもそもゲームファンは男性が多いわけですから。
しかし男性アイドルグループの出演となると事は全く違います。アイドルグループが好きな女性とゲームファンって対局に位置していると思うんですよね。決して交わらない層というか。
これがアイドルの出演が成るだけで、一気に距離が縮まると思います。
縮まるとどうなるか?
ゲームはもっと身近なものとなります。
ゲームの話題はしやすくなり、ドラマと同等の扱いにまでなる可能性を秘めています。
ゲームというものはファミコン時代からマニア向けのものでした。
PS1あたりで一般大衆化されたり、スマホゲームやポケモンGOなどの登場でまたまた大衆化されているようにも感じますが、やはりゲームをしない層はしないままで、大きな隔たりを感じます。
アイドルグループが好きな女性が、PS4を買って「ジャッジアイズ」を買うのか?そこまで行動するのか?
と思うかもしれませんが、すると思うんですよね。
どちらかというと、アクションゲームとして遊べるかな?ゲームコントローラーなんて使えるかわからない。
という躊躇のほうが大きいと思うんです。
これが、嵐出演、関ジャニ出演と作品数が増えていくと、自然と購買動機は上がっていくと思います。
もっというと、買わなくても「遊び終わったら貸して欲しい(口コミ化)」とか、「家族や彼氏に遊んでもらう(自分は見る&興味が出たらちょっとだけ触る)」などでも十分だと思うんです。
個人的にゲームの社会的地位は、「ドラマ」と同等にまでなって欲しいと思っています。
PS4やスイッチ世代になり、ゲームはほぼ実写となっています。「スパイダーマン」がゲーム化されたように、映画をそのまま遊べるレベルにまでなっています。
もうドラマや映画と同格に見られるべきなのですよね。
■ ジャッジアイズのドラマ化と映画化
「ジャッジアイズ」はストーリーがとにかく絶賛されています。
主演がキムタクというだけでなく、脇を固める出演者も現実の俳優さんとなっており、ドラマ化が容易に想像できます。
もしドラマ化されるとなると、これ本当にスゴイことなんですよね。
これまでゲームはメディアミックスの中では下流に位置してきました。
ドラマが元としてあり、映画化され、最終的にゲーム化されるといった流れです。漫画の原作があり、ゲーム化されるといった流れです。
それが逆転します。
ゲームが最初にあり、それからドラマ化されるという流れです。
これはかなりスゴイことだと思っています。
ドラマ化されヒットすれば、その先の映画化も期待できます。もちろん原作となったゲームも更に売れることとなります。
■ イメージの転換と新規層の拡大
現実の俳優さんがゲームに出演すると、ファンの新規層は増えます。また、非常に愛の深いファンになってくれます。
なぜならばゲームというのは、登場人物を自分で操作をするから。敵との戦いをともにし、成長を自分自身の手で作ることができます。
キャラクターへの感情移入が半端じゃないんです。
そうなると何が起こるのか。
出演した俳優さんの全く新しいファンができあがります。実際「ジャッジアイズ」でも、「それまでキムタクファンではなかったけど、ファンになってしまった」という声が多く見られます。
これが広まっていくと、ファン獲得のためにゲーム出演をする俳優さんが出てくると思います。無名の俳優さんが、一気にスターになるようなことも起こると思います。
また、同時にシナリオの品質向上も見込まれると思います。有名俳優が出演するのに、下手なストーリーにできませんからね。
ゲームの世界で王道(だけど変だったストーリー)などが、よりリアルなものになっていく可能性を秘めています。
■ もっと盛り上がって欲しい
俳優さんのゲーム出演はもっと盛り上がって欲しい分野だと思っています。
これによって、映画・ドラマ・舞台などとゲームが結びつきます。ゲーム側にも新規層がやってきますし、ドラマや映画などへも新規層が移動します。
俳優さんがゲーム出演することによって、ゲームの世界観がその人のイメージで固定されてしまう。
そんな懸念もありますが、「ジャッジアイズ」を実際にプレイしてみると、それは杞憂であることがわかります。
ドラマや映画でも、役や世界観によってガラリと変わるように。また、見るのと遊ぶのとでは何かが違うのか、それともグラフィックなどによってフィルタリングがかかるのか、なぜか一人のキャラクターとして見れるようになりますね。
というわけで、もっともっと俳優さんのゲーム出演が増えて盛り上がって欲しい、それによってゲーム業界は変わる気がする!
そんなお話でした。
■ ジャッジアイズはボタン連打でもクリアできる
今回話題としたPS4ゲーム「ジャッジアイズ」ですが、
「ゲームとかもう全くしたことない」
「ツムツムぐらいだわ」
といった方でも遊べるように、ジャッジアイズには「エクストラ・イージー」という難易度があります。
これは□ボタンだけを連打しても敵に勝てる、ストーリーに集中できるモードになっており、ゲーム初心者の方にもオススメです。
■ 終わりに
以上、「キムタクのゲーム「ジャッジアイズ」でゲーム業界が変わる気がする話」でした。
楽しいゲームに出会うための参考としていただければ幸いです。
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