懐かしさを感じる名作RPG「ファイナルファンタジー ピクセルリマスター(FINAL FANTASY PIXEL REMASTER)」シリーズ。
FFピクセルリマスターシリーズは数多くの作品が発売されていますが、どれから遊ぶといいの?
シリーズの順番やストーリーの繋がりはどうなっているの?
といった部分を、初めての方にもわかりやすくできるだけネタバレなしに紹介しています。
参考にしていただければ幸いです。
スポンサーリンク
■ 発売された順番
FFピクセルリマスターシリーズのゲームソフトは2024年4月現在、6種類あります。
発売順に並べると、
1.ファイナルファンタジー1(FF)
2.ファイナルファンタジー2(FF II)
3.ファイナルファンタジー3(FF III)
4.ファイナルファンタジー4(FF IV)
5.ファイナルファンタジー5(FF V)
6.ファイナルファンタジー6(FF VI)
となっています。
※本稿では、「ピクセルリマスター」のみのファイナルファンタジーを紹介しています。ファイナルファンタジー7以降のナンバリングや外伝は含んでいません。
■ 1番目:ファイナルファンタジー1(FF)
最初のプレイにオススメなのは、1作目でもある「ファイナルファンタジー1」です。
まずそもそも、ファイナルファンタジーシリーズは、ストーリーや登場人物、世界観に繋がりがありません。そのため、基本的にはどれから遊んでもいい、ということになります。
但し、ファイナルファンタジーは、ドラゴンクエストシリーズと同じく、ゲームの進化の歴史を感じることができるシリーズです。
ファミコン初期からスーパーファミコン終期のゲーム機の進化を感じ取れます。
グラフィックやゲームシステム、物語は、新作が発売されるたびに驚く進化をし、そういった進化の過程を楽しむためには、1から順番にプレイするのがオススメです。
—
1作目である「ファイナルファンタジー1」は、RPG全体としても、原点とも呼べる作品です。
現代にはシンプルすぎるかもしれませんが、サクッと手軽に遊べますし、最近のRPGが複雑すぎてついていけない方には特にオススメです。
ジョブシステム(簡素なもの)や、魔法の回数制など、当時としてはかなり画期的なゲームシステムが搭載されています。
■ ファイナルファンタジー2(FF II)
2番目のプレイにオススメなのは、2作目でもある「ファイナルファンタジー2」です。
本作は、ファイナルファンタジーシリーズの中でも特殊です。ゲームシステムがかなり特殊で、挑戦的な作品、マニア向けの作品とも言えます。
具体的には、
レベルの概念がなく、戦闘中の行動によって能力値が上がる仕組みや、武器や魔法の熟練度システム、重量の概念、アドベンチャーゲーム的な会話などがあります。
いわゆる現在で言う、「Saga」や「ロマサガ」の原点ともいえるゲームシステムが搭載されています。
3作目以降は、順当な進化がなされており、2作目だけが特殊なFFといえるでしょう。
■ ファイナルファンタジー3(FF III)
3番目のプレイにオススメなのは、3作目でもある「ファイナルファンタジー3」です。
本作は、ファイナルファンタジーシリーズが、正式に大作RPGとして認識されるようになった、記念すべき作品です。
ドラゴンクエストシリーズと同じく、世間が熱狂する超大作2大RPGとなりました。
本作の大きな特徴として、ジョブチェンジシステムがあります。
1作目のジョブシステムに転職機能を追加し、現代の数多いRPGのジョブシステムの原点となった作品です。
また、ファイナルファンタジーにはなくてなならない召喚獣も、本作が初出です。
その他にも、グラフィックをどんどん良くしていくことや、世界のあり方など、ファイナルファンタジーシリーズの大きな舵取りとなった作品でもあります。
■ ファイナルファンタジー4(FF IV)
4番目のプレイにオススメなのは、4作目でもある「ファイナルファンタジー4」です。
ファイナルファンタジーシリーズは、
・奇数作がゲームシステムのFF
・偶数作がストーリーのFF
と呼ばれています。
1・3・5作目はゲームシステムが面白く、
2・4・6作目は物語が面白い。
ということです。
特に本作でのストーリー展開は、FFシリーズを初めて遊ぶ人でも、どこかで見たことがある?
と思えるかもしれません。
それほどまでに、様々なシーンが(ネタ?や話題として)広まっています。
また4作目は、ファミコンからスーパーファミコンへと移行した初の作品です。グラフィックの進化も目を見張るものがあると思います。
ゲームシステム面では、アクティブタイムバトルという、戦闘中に時間が流れるゲームシステムを搭載(ターン制の進化版/オフにもできる)。
こちらも様々なRPGの基礎となりました。
■ ファイナルファンタジー5(FF V)
5番目のプレイにオススメなのは、5作目でもある「ファイナルファンタジー5」です。
本作は、やりこみのFFとも言われます。
3作目で登場したジョブチェンジシステムを更に進化。アビリティという要素を加え、更に面白いゲームとなりました。
ジョブチェンジとアビリティシステムは、
例えば魔法使いにジョブチェンジをして魔法を覚え、戦士にジョブチェンジすると、魔法も使える戦士になれる。
こういったシステムのことで、多くのプレイヤーを虜にしました。膨大なジョブがあり、成長させる楽しみや、組み合わせを考えて戦略的に戦う遊び方もできます。
その後のFFシリーズにも大きな影響を与えた作品です。
また、誰でも知ってる(たぶん遊んだことのない人でも知ってる)ファイナルファンタジーの有名キャラクターが多数登場したのも、本作です。
■ ファイナルファンタジー6(FF VI)
6番目のプレイにオススメなのは、6作目でもある「ファイナルファンタジー6」です。
本作は、ドット絵で描かれたファイナルファンタジーの最後の作品です。
次作の「ファイナルファンタジー7」は、PS1で発売され、ポリゴンを基調として作られました。
スーパーファミコン終期のドット絵は、芸術とも呼べるほどの美しさとなっており、本作を超えるものは、今なおないほどです。
FFは偶数作がストーリーメインと紹介しましたが、本作はストーリーに加えてゲームシステムも面白くなっており、マテリアシステムの前身ともいえる、魔石システムが搭載されています。
また、ファンタジー世界観に機械文明を多く取り入れ始めた初の作品とも言えます。
FFはナンバリングが進むにつれて、現代化がされていると言われますが、本作ではファンタジーと機械の融合の初期。スチームパンクの世界観が表現されており、とても見事な世界観となっています。
RPGの伝説とも呼ばれる「クロノトリガー」と肩を並べ、FFシリーズの中でも伝説と言われている作品です。
1~6作目の中で最も売れた作品となりました。
■ まとめると
まとめると以下のようになります。
ファミコン初期からスーパーファミコン終期のゲームの歴史を味わいたいのであれば、
「1→2→3→4→5→6」
の順に遊ぶのがオススメ。
2作目だけは、若干特異なFFなので飛ばしてもいい。
3作目からが本当のFFの始まりなので、
「3→4→5→6」
の順で遊んでもいいと思います。
全ての作品でストーリーや登場人物はかぶっていませんので、好きなゲームシステムやキャラクター(雰囲気)から入るのもいいと思います。
■ 違いのまとめ
それぞれの違いをまとめるとこうなります。
順番 | タイトル | システム | 備考 |
1 | FF1 | ジョブ、魔法回数制 | FFの原点 |
2 | FF2 | 成長、熟練度 | Sagaの原点 |
3 | FF3 | ジョブチェンジ、召喚獣 | 世界の在り方 |
4 | FF4 | アクティブタイムバトル | 物語本位 |
5 | FF5 | ジョブチェンジ、アビリティ | やりこみ |
6 | FF6 | 魔石 | 究極のFF |
■ 終わりに
以上、「FFピクセルリマスターはどの順番で遊ぶといい?ストーリーの繋がりは?」でした。
楽しいゲームに出会うための参考としていただければ幸いです。
スポンサーリンク