RTA(リアルタイムアタック)とTA(タイムアタック)の意味と違いは?【ゲーム用語】

動画を見ているとよく出てくる「RTA」「TA」

これらはどういう意味で、どういった違いがあるのでしょうか?

今回は、各用語の違いを紹介したいと思います。

参考にしていただければ幸いです。

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■ RTAとは?

「アール・ティー・エー」と読み、「リアルタイムアタック」の略です。

ゲームのスタートからエンディングまで、あるいはある一定の区間(1ステージなど)を、実時間を含んだクリアタイムを競います。

実時間なので、トイレ休憩や食事の時間なども含みます。

RTAはアクションゲームの場合は比較的短時間でクリアできることが多く、高い集中力や完璧な操作が求められます。RPGの場合は長時間に及ぶことが多く、体力や先を見通す力(順序)などが求められます。

但しこのような競技として他人と時間を競う場合と、見ている人に楽しんでもらうことを前提とした遊びとしてのRTAも存在します。
RTAは実時間を含むため、ゲーム外でのハプニングも多く、こういった点が面白さを作り出してくれています。

なお、ここで示したRTAのルールは、実際にはゲームやプレイヤー(グループ)によって細かな違いがあることが多くなっています。

■ TAとは?

「ティー・エー」と読み、「タイムアタック」の略です。

ゲームのスタートからエンディングまで、あるいはある一定の区間(1ステージなど)を、ゲーム内時間のクリアタイムを競います。

ゲーム内時間なので、ポーズ(ストップ)をしている間や、セーブ&ロードの間は時間が止まります。

TAはRTAとよく似ていますが、ゲーム内にあるタイマーを短くすることが目的です。そのため、タイマーが止まるような行動をあえて取ったり、セーブやリセットを使ってゲーム時間を短縮したりします(ワープするなど)。

RTAと同様に、競技として他人と競う目的もあれば、楽しさを求めて遊ぶ場合もあります。

こちらも同じく、細かなルールはゲームやプレイヤーによって異なります。

■ TAとRTAの歴史

昔からゲームには、「早解き」という概念がありました。

スーパーマリオなどでゲームスタートからクリアまで何分で達成できるか?といった具合にですね。

この早解きは、昔々は友人間で楽しむだけのものでしたが、それがゲーム雑誌によって、読者間で競うもの、達人プレイを眺めて楽しむものへと拡大していきました(雑誌なので写真によって見せていました)。

次第にこの早解きは、ゲームの遊び方の一つとして、ゲーム内でも正式に採用され始めます。
例えば「バイオハザード」で3時間以内にクリアをすると、特定のアイテムがもらえるといったものですね。

インターネットの登場、特に動画投稿サイトによってTAやRTAは大きく花開きます。

誰でも自由に投稿ができ、誰でも他人のスーパープレイを楽しめるようになりました。

今現在の流行のゲームだけでなく、昔のゲームで自分がやっていたあの頃のタイムアタックが蘇るわけです。

最近はTAよりもRTAの方が多勢です。
これはTAがゲーム内時間のみを基礎としているからです。
セーブ&ロードによって区間を何度もやり直して時間短縮したりが、TAではできてしまうため(実際にはゲームによってルールが違いますが)、人が実際に操作しているそのままを映し、より「人の競技」として見やすいRTAの方が現在は流行しています。

実質的にTAはRTAでも可能であり、RTAはTAの上位互換的な意味合いもあるため、TAは次第にRTAへと統合・吸収されつつあるといってもいいかもしれません。

先述のように、タイムアタックは競技性を持つもの、より研ぎ澄まされた針の穴と通すようなゲームプレイをするものと、流れるような達人のスーパープレイが大きな魅力です。トラブルやハプニングによる失敗も大きな魅力の一つとなっています。

人のプレイを見て楽しんだり、自分でも挑戦してみたり(世界最高峰の人に挑戦するだけでなく、マイルールの中で楽しんでみたり)。
ゲームの楽しみ方の一つとして、もっと広がっていくといいですよね。

■ 終わりに

以上、「RTA(リアルタイムアタック)とTA(タイムアタック)の意味と違いは?【ゲーム用語】」でした。

楽しいゲームに出会うための参考としていただければ幸いです。

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