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■ モンスターハンター:ワールド500万本出荷達成
モンハンワールドがワールドワイドで500万本の出荷を達成しました。
これは発売からたった3日間という驚異的な数字。公式のニュースリリースによると、ダウンロード版販売実績を含む数値で、シリーズ最高の出荷本数を更新したとのことです。
ニュースリリースでは国内について言及されていませんが、ファミ通調べでは、初週の国内推定販売本数が約135万本とされています。
https://www.famitsu.com/news/201801/31150829.html
■ 予想以上の売れ行き
正直言いまして、ここまで売れるとは思いもしませんでした。もっとも公表されたのは3日分のデータなので、今後更に伸びるのか、それとも急速にトーンダウンしてしまうかは分かりませんが、それを差し引いても「予想以上」と思った方が多いのではないでしょうか。
家庭用ゲーム機のうちPS4などの据え置き機(テレビに繋いで遊ぶゲーム)は、昨今苦戦が叫ばれています。大きな要因としてスマホゲーム市場にユーザーが流れていると言われていますが、その一方で、海外市場では据え置き機は変わらず元気があるんですよね。
日本が特殊なのか、それとも一歩先を行っているのかはわかりませんが、据え置き機で発売されるゲームは、一昔前よりも確実に販売数が減っています。
2017年に発売された「ドラゴンクエストXI」も、PS4の初週販売本数が95万本、2018年1月現在で137万本です(出典:wikipedia)。
今回発売されたモンハンワールドは、これすらも超える数値に非常に驚いています。
■ 続編はどうなるか?
まず今作「モンスターハンターワールド」のアップグレード版でもある「モンスターハンターワールドG」は間違いなく出ると思います。
「G」はG級クエストという高難易度をプラスし、武器やモンスターなどを追加したものです。これは過去のモンハンシリーズでも出ていたので、今作の販売数がそれほど振るわなくても発売されていたと思います。
発売時期は、そうですね。1年後ぐらい。2019年春頃でしょうか。
次に考えられるのが「モンスターハンターワールド2」です。今回ワールドワイドで500万本売れたことで、これもほぼ間違いなく発売されると思います。発売機種もPS4、あるいは次世代のPS5になるかと思われます。
もう一つ考えられるのが「モンスターハンターワールドVR」です。
「モンハンワールド1」と「2」に挟む形で、「1」の世界を流用して作られるかもしれません。モンハンがもともと1人称視点ではないので簡単ではなさそうですが、「フォールアウト」や「スカイリム」がVRを発売したこと、モンハンワールドが世界で売れたことを考えると、ないとも言えない展開です。
■ NintendoSwitchと分岐する
今回発売された「モンスターハンターワールド」はモンハンシリーズのナンバリング最新作とも言われ、新たなモンハンシリーズとも言われています。
これまで続いてきたモンハンシリーズは、ワールドでリアル路線に舵をとったと思われますが、想定外だったのは「ワールドワイドで売れてしまった」という点です。思わぬ誤算だったと思います。これによって「モンハンワールド」は今後2、3と続き、リアル路線版として【別進化】していくと思われます。
ヘビィボウガンがまるでFPSのマシンガンのようだったのも、海外を狙った一つの挑戦とも捉えられます。続編が発売されるたびに、更にFPS寄りになるのか、日本のモンハンらしさを残しつつ進化していくのかが、今後の一番気になるポイントとなるでしょうね。
さて、その一方で日本ではNintendoSwitchまわりの携帯機の市場があります。モンハンはこれまで「X」「XX」と3DS携帯機市場で続いており、更にSwitchには携帯機が標準装備されています。この市場を捨てるわけがありません。
「モンハンワールド」が世界的に売れず、国内だけで成功していればNintendoSwitchにそのまま移植されて、今後のシリーズは同時発売になっていたと思います。
しかしワールドワイドで売れてしまったことで、「モンスターハンター5」というナンバリングが、NintendoSwitch(+3DS)で別で出るんじゃないかと思っています。SwitchとPS4で完全に分岐してしまう形です。こちらはグラフィックもリアルなのですが、今までの携帯機としての遊び要素を盛り込んだ内容ですね。
最終的には会社の方針によって決定づけられそうですが、
・PS4はリアル路線に振り切れていく「モンスターハンターワールド」シリーズ。
・Switchは遊び要素を取り入れた「モンスターハンター5」ナンバリング。
で更にモンハンシリーズが拡大していく予感がしています。
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