このページでは、ゲーム「デスストランディング(Death Stranding)」をこんな人に遊んでもらいたい!
こんなゲームが好きな人だと楽しめるよ!という紹介をしています。
できるだけネタバレなしで記述しています。
参考にしていただければ幸いです。
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■ デスストランディングのゲームシステム
デスストランディングのゲームシステムは、簡単に言うと「荷物の配達をする」となります。
「各拠点で受注した荷物を、別の拠点に届ける」
突き詰めると、ただこれだけを繰り返すゲーです。
配達間にストーリームービーが入ったりといったこともあるのですが、究極的に突き詰めていくと、拠点間の移動をするだけです。
一見、言葉で聞くと面白くなさそうと思えるゲームシステムなのですが、これがハマる人にはとことんハマるゲームとなっていますので(わたしもその一人でした)、
おそらくハマるであろう人、
「こんなゲームジャンルが好きな人」
「ゲームでこんな遊び方をする人はハマるよ」
というのを紹介したいと思います。
■ マイクラで道作りや整地が好きな人
家作りや探検が楽しめるマインクラフト。
マイクラの主な楽しみ方は、
・洞窟探索をして鉱石を手に入れること
・集めた素材を使って家などを作ること
だと思います。
しかし、それ以外の楽しみ方
・自分の拠点から村に道を繋げる
・特に意味もなく、整地を延々とする
・橋をかけたりトンネルを作ったり、移動しやすくする整備が好き
こんな方は「デスストランディング」、ハマります。
デスストランディングでは、荷物を運ぶのがメインとなっています。
荷物を運ぶことを突き詰めているため、重量の概念やバランスの概念があります。
例えば、大量に荷物を持った状態で岩場を歩くと転んでしまったり、急な坂道を走ると転げ落ちたり、川の深みに足を取られて流されたりします。
荷物が散乱してダメージを負ってしまうこともあるでしょう。
デスストランディングの世界は、BTと呼ばれる驚異によって、ほぼ自然だけの世界となってしまっています。
岩場に川、山に森といった場所を歩いて荷物を運ばなければならず、非常に過酷です。
しかしここに、「建築」というシステムがあります。
デスストランディングでは集めた素材を使って、ハシゴやロープ、橋や道といったモノの建築をすることができ、それを自然の中に自由に配置できます。
例えば山の上からロープを垂らして、急な崖を上り下りが楽になったり。流されてしまう川に橋をかけて、移動が楽になったり。遠回りしていた深い溝にハシゴをかけたり。
すると最初は過酷だった配達が、二回目はちょっと楽に。三回目はもっと楽に。
と少しずつ少しずつ楽になっていきます。
このちょっとずつ楽になっていく、スムーズになる、
前よりも良くなったと実感できる。
といったゲーム達成感が素晴らしいため、マイクラの道作りのような、コツコツとした作業が好きな方には特に向いているゲームです。
■ サバイバルの探索が好きな方
デスストランディングは過酷な山道を進む荷物運びゲームです。
そのため、サバイバル要素がいくつか組み込まれています。
・体力(HP)
・スタミナ
・靴の耐久度 など
最近のサバイバルゲームと比べると、空腹や水分や寒さといった概念がありませんが、その分、山道や水辺を進む緊張感と面白さが味わえるゲームとなっています。
例えば川に歩いて進入し深みに足を滑らせると、流されてしまいます。
プレイヤーは水をかきながら岸へと逃れることができますが、荷物だけが、どんぶらこ♪と流されていったりします。
そのままずっと流れていって取り戻すことができなかったり、あるいは荷物が岩場に引っかかったりすることもあり、とてもリアルです。
あるいは山道を進んでいるとき、荷物の重さに態勢を崩し、倒れ込んでしまうことがあります。このとき崖から荷物だけがゴロゴロと落ちていったりすることもあります。
ハシゴやロープを持っていれば、そこに設置して荷物を回収することもできますが、持っていなければ「どうしよう・・」なんて考えたりするわけです。
遠回りして回収するか、諦めるか、
スタミナはもうないし、靴の耐久度も減ってるし。落ちた衝撃で荷物はもうダメかもしれないな。なんてのを考えるのはかなり楽しいです。
フォールアウトシリーズと比べると探索要素は少なめです。しかしながら一般的なRPGやオープンワールドゲームと比べると、【自然を探索する面白さ】が多くあります。
「あそこの山に登るにはどうしたらいいんだろう?」とか「崖の下に川が流れてるぞ、ちょっと行ってみたいな」とか「地図を見ると建物がありそうだけど、どうやって行くんだろう?」「うわっ、豪雨が降ってきた。荷物がダメになる。どこか雨宿りできるところはないか」なんて面白さに溢れています。
■ なんとなく疲れている人に
荷物を届けると「ありがとう」と言われます。
「スゴイな」とか、「状態もいい、さすがだ」と言われることもあります。
ありがとうが溢れる世界というと若干大げさではありますが、荷物を届けると常に「肯定」の言葉をもらえるわけです。
荷物がボロボロになっていても「大変だっただろう」といったねぎらいの言葉がもらえ、「君が頑張ってくれるから、我々は生きていられる」とか。
これが地味にじんわりと来ます。
バカバカしいと思うでしょ?
でも実際に過酷な山道を進んで、苦労して荷物を届けて一言「ありがとう」と言われるだけで嬉しくなれるのです。
否定的な言葉が一切ないゲームです。
「遅いじゃないか」とか「ボロボロじゃないか」とか「また失敗したのか」とかそういうのが一切ありません。
おそらく意図的にそうしているのでしょう。
テレビゲームはゲームオーバーという根本的な概念があることもあり、否定的やマイナスの評価を課してくるゲームが多くなっています。
そういった意味でも、デスストランディングのこの肯定感溢れる作りは、多くの疲れている方にオススメしたいゲームだと思っています。
昔エースコンバット4であった、自分がエースになっていく感覚を思い出しました。
■ ゆったりとした時間で楽しむゲーム
このゲームは、「ゆったりとした気分で楽しむゲーム」だと思います。
最新のFPSやバトロワ系のゲームのように、他人と競争したい、速いスピードでゲームを楽しみたい、という方(そういう気分のとき)にはおそらく向いていません。
オープンワールド系RPGで、ゆっくり景色を見ながら遊びたいとか、一日1クエスト進めたいだけ、この橋だけかけて今日のマイクラ終わり、という方に向いているゲームだと思います。
デスストランディングはメインストーリーも先が気になるように作られており、どんどん物語を進めたくなります。
しかしゲームプレイの仕方としてオススメなのは、メインストーリーそっちのけで、
・拠点間の荷物運びを延々とする
・道作りのための橋やロープをかける(他のプレイヤーのためにもなる)
・山登りを毎回違うルートで挑戦してみる
・他人のためにアイテムを提供したり、標を立てたりする
飽きたらメインストーリーを進める(進めると新しいアイテムなどが開放される)、それでも飽きたらクリアせずにやめる、といった遊び方がいいゲームなんじゃないかと思います。
おそらくデスストランディングは、
見た目からのゲーム購入者と実際にハマる人の隔たりが大きく、ハマる素質のある人ほど買わずにスルーしてしまう可能性があると思います。
特にマイクラの整地や道作りが好きな方にはオススメです。ぜひ買って遊んでみてください。
■ 終わりに
以上、「【PS4】マイクラの整地やサバイバル好きにオススメなデスストランディング」でした。
楽しいゲームに出会うための参考としていただければ幸いです。
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