ダークソウルの探索や考察が好きな人にオススメな「フォールアウト」シリーズ

「フォールアウト76」のプレイ時間が200時間を超えました。

フォールアウトシリーズは「3」や「4」が名作と呼ばれる一方、「76」は迷作と評されてしまっています。

しかしながら「フォールアウト76」は特に探索が面白くなっています。「ダークソウル」の探索や考察が好きだった方には特にオススメです。

今回は「ダクソ好きは、ちょっと遊んでみてよ!」ってとこと、実際に探索をどのように楽しむかを紹介したいと思います。

■ 「ダークソウル」の探索や考察とは?

ダークソウルシリーズにもいくつかの楽しみ方があるかと思いますが、その一つに「探索」があります。

新しいマップに入った時に、ボスを目指して進むというだけでなく、
・この道はどこに続いているのだろう?
・あそこへ行くには(あの宝箱を取るには)どうしたらいいんだろう?
・高台から、来た道を眺める
といった楽しみ方です。

そして「考察」というのは、
・この場所、たくさん兵士が死んでいるけど何があったんだろう?
・キャラクターの足跡(伝聞)を知り、どこへ行ったのだろう?
・城壁が崩れているけど、砲撃の跡だろうか?経年劣化だろうか?
といったことを考える楽しみ方です。

これらが好きだという方には、間違いなく「フォールアウト」オススメです。

■ 「フォールアウト76」の探索の楽しみ方

「フォールアウト76」は、世界全体が繋がっています。いわゆるオープンワールドというやつです。
街も道も森も川も、同じように歩くことができます。

大きめの建物や工場、農場、街などは「ロケーション」と呼ばれ、一度見つけるとマップに表示されます。

フォールアウトにはオープンワールドゲームでよくある、「ここへ行けばストーリーが進む」といったクエストマーカー(点)があります。ストーリーを進めるだけなら、マップに表示されたマーカーを追うだけで済みます。

もちろんそれもいいです。
実際にゲーム序盤は難しく(ゲームシステムの理解にいっぱいいっぱい)、はじめのうちはクエストマーカーを追うのがいいと思います。

しかしながら、ゲームに慣れてくる中盤以降は、以下のような「探索」重視の遊び方が非常にオススメです。
めちゃくちゃ面白いです。

■ メインストーリーに関係のないロケーションを見つける

本作には、おそらく200以上のロケーションが存在します。
しかしメインストーリーに関係するのは、そのうちのごくごく一部です。ほとんどの場所は立ち寄らなくてもゲームクリアできます。

普段歩かない道を歩いていると、見たこともない大きめな建物が見つかることがあります。
マップを開いて、「なんとなくこのへんロケーションが少ない気がするな・・?」
と探索をしてみると見つけることができます。

■ ロケーションごとにストーリーが

「フォールアウト76」の世界観は、核兵器によって人間が死滅してしまった世界です。

ロボットやモンスター、スーパーミュータントなどを除いて、人間は一切出てきません。

すべて死体として出てきます。
戦前に生きてきた人々は、死体やメモ、ホロテープ(音声)などで知るのですね。

しかし「フォールアウト」はここがすごいところでして、死体やメモや周りの状況などからストーリーを推察できるように作られています。

アイテムがそこら中に散乱していて、そこから状況や人物を想像することができます。

一般的なオープンワールドゲームは、同じような建物がたくさんありますよね。
建物の中には入れないし、入れたとしても、ただ漫然と家具が置かれているだけです。持ち主によって家具が違ったりしませんし、トイレやお風呂のない家が当たり前です。

しかしフォールアウトは、家具の置かれ方一つとっても意味があります。食器や料理の置かれ方や、机の上の小物にも意味があります(拾うこともできます)。

家にはトイレやお風呂がありますし、物置もあります。会社であれば受付やロビー、ロッカールームなどもあります。

家主の持ち物や、社員の所有物がそこにあるのです。

こういった(無意味な)作り込みが物凄いのです。ですから、これを楽しまないのは損といえます。

▼ ある高台にて

例えばある高台です。
まわりを見渡すことのできる岩場に、ポツンと椅子が置かれています。椅子には死体が座っており、近くにスナイパーライフルとタバコが落ちています。

このことから、この人はスナイパーでココから誰かを狙っていた、と推察できますよね。

核によって警察は壊滅し、暴力が支配している世界です。銃によるスナイプも当たり前の世界です。

自分の恨みを晴らすためにスナイパーで誰かを待っているのか、
それとも誰かから暗殺依頼を受けているのか、
人ではなく凶悪なモンスターを狙ってるのか。
いろんなことが想像できますよね。

フォールアウトでは明確な答えは示されません。
メモやその場の状況を見ることで、「もしかしたらこうだったんじゃないか?」とある種の自己判断をするだけですが、いろんなロケーションでこれを繰り返していくと、「より真実」に近づくことができます。

さて、先程のスナイパーさんの話に戻りましょう。

このロケーション、更にまわりを注意深く探索すると、牛乳ビンがいたるところに散乱していることがわかります。

「あれ?このスナイパーさん。牛乳好き?めっちゃ飲んでるけどw」なんて思い始めるわけです。

荒廃した世界で、緊張感のあるロケーションが急にコミカルに変わります。ウイスキーとかバーボンじゃないんですよね。

しかし更に注意深く探索すると、近くに「キャットボウル(猫エサ容器)」が落ちていることに気づくわけです。

ここで「あっ」と気づくわけですね。
「ネコにミルクをあげていたのか」と。

どうですか?急にスナイパーさんに親しみがわきませんか?

殺伐とした世界で、ほんわかと和む瞬間です。

■ どこまで気づくか

「フォールアウト76」では具体的なことは何一つ明示されません。

さきほどの場所で死体とスナイパーライフルだけを見つけた人は、
「ここから誰かを狙っていたのか」と思います。

牛乳ビンも見つけた人は、
「牛乳を飲んでいたのか?」と気づきます。

キャットボウルまで見つけた人には、
「ネコにミルクをあげていたのか」とまで気づけます。

キャットボウルまで見つけた人が偉いわけではありません。

冒険した先で自分が見た光景、それが自分なりの解釈でストーリーとして出来上がる。

これが面白いのです。

■ そこら中にこういう場所がある

例えばこんな場所もあります。

ある農家。

室内のメモから「破産した。お金が足りず、借金を返せない」と。
地下室へ移動すると、死体が2つ、寄り添いながらあります。「農家の夫婦かな?餓死したのか、自ら命をたったのか。かわいそうだな」なんて思いますよね。

しかし更に探索をすると、郵便物が見つかります。
そこには「宝くじが当選しましたよ!」と知らせる内容が。「うわ~」なんて思ってしまうわけです。

他にも、
「夜になると悲鳴がなり響き、壁の絵が回り始める」ロケーションや(調べていくと意外なことがわかる)、
「キャットボウルが大量にある家でほんわかしてたら、壁を見ると・・?」なんて場所もあります。

本作「フォールアウト76」には、こういった深くは語られないけど、その場に落ちているものやメモから推察できる場所が、そこら中に存在します。

想像力を働かせ、何があったのか?どういう人だったのか?何をしようとしていたのか?などを考えると、より一層ゲームが楽しいものになります。

■ どうやってこの楽しみ方をするか?

おそらく序盤はゲームシステムを理解するのに手一杯だと思います。敵と戦ったりアイテム管理に頭がいっぱいになります。

ゲーム中盤あたりから次第に、そのへんの余裕が増え、
物足りさを感じ始めると思います。

そうなったら、この「探索」と「考察」の遊び方を取り入れてみてください。

ロケーションをしっかりと探索し、落ちているアイテムを拾います。壁にかかっているものや、部屋や建物を一歩さがった場所から眺めてみてください。

はじめは「なんかこの部屋ビール瓶ありすぎじゃね?ww」ぐらいからでいいと思います。「なんかトイレにテディベアあるだけどw」とかでいいと思います。

次第に「なんでトイレに寝袋置いて寝てるの?部屋にベッドあるのに」とか「食器が4人分あるから、4人家族だったのかな?」に変わっていきます。

「入口のドア開かないけど、どこかから入れないかな?」が、「あれ?隣に部屋ない?間取り的に一部屋スペースあるよね?」に変わっていきます。

落石注意の看板を見つけて岩が落ちてきていないか探したり、ガードレールが壊れてて、その先に大破した車を見つけたりし始めたら、もう本物です。

あとは何十時間でも何百時間でも遊べるゲームになっていると思います。

フォールアウト76は迷作と評されてしまっていますが、
こういう遊び方をするととても楽しめます。

探索をしたり、想像力を働かせるにはとてもいいゲームですよ。

非常に安く買うことができますしオススメです。

■ 終わりに

以上、「ダークソウルの探索や妄想が好きな人にオススメな「フォールアウト」シリーズ」でした。
楽しいゲームに出会うための参考としていただければ幸いです。

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