■ ドラゴンクエストVII Reimagined
まずは先日発表された、こちらのトレーラーをご覧ください。
タイトルは「ドラゴンクエストVII Reimagined」。
言わずもがな、ドラクエ7のリメイク版です。
■ グラフィックの質感すごくないですか?
私このPV見て、最初に出た言葉が
「あっ、これスゴイ!」でした。
PS1時代のカクカクポリゴンを、見事に現代リメイクしていますよね。
あの頃のイメージを損なわずに、美しく作り直されています。
■ リメイクの難しさ

現代は、様々な昔のゲームがリメイクされています。
ドット絵が美しくなったり、
昔の粗いゲームが実写のようにリメイクされたり。
でも、PS1とかニンテンドー64の頃の、カクカクポリゴンのリメイクって難しいんですよね。
整えただけのリマスターでは物足りないし、
実写レベルにすると、ちょっと違うな?
と思ってしまう。
あくまでもカクカクをベースにした(3等身?)リメイクが欲しかったわけです。
で、今回のドラクエ7リメイクですよ。
これはまさに、当時のカクカクポリゴンのリメイクですよね。
あの頃の思い出をそのままにリメイクされている。
リメイクというのは、思い出のリメイクが大切で、
当時の思い出を残したまま、今の美しさで再現しなおす、のが大事と。
今回のドラクエ7リメイクは、PS1時代のゲームのリメイクに風穴を開けましたね。
偉業だと思います。
■ 様々なリメイクが登場するかも?

PS1やニンテンドー64時代の様々な名作が、今回のリメイク手法で蘇らせられると思います。
まず挙げたいのは、「FF9リメイク」!
もうこれ絶対出るでしょ。
というぐらいです。
間違いなく作ってますよね。
ドラクエ4やドラクエ5のPS2版リメイクも出来そうですよね。
※PS1・PS2版はカクカクポリゴン
リメイクって面白いことに、
FC版ドラクエ4やSFC版ドラクエ5を遊んでいた層と、
PS版(DS版)ドラクエ4やドラクエ5を遊んでいた層に分かれると思うんです。
各層でイメージするドラクエが違う、というか。
それぞれの層に合わせたリメイクが作れる選択肢ができています。
PS1やPS2時代のカクカクポリゴンだけでなく、
DSや3DSのカクカクポリゴンもリメイクできますよね。
そうすると、かなりゲームに幅が出てきます。
また、「トルネコの大冒険」のような、
丸っこいデザインのものも、今回のリメイクに合っています。
リアルグラフィックのものを、ねんどろいどにして、
ねんどろいどからゲームを作る、なんてのもできそうです。

■ ジオラマ風の表現法

今回のドラクエ7リメイクは、
・ドール調の人物グラフィック
と、
・ジオラマ風のフィールド表現
の2つの特筆すべき表現法があります。
ジオラマ風デザインは実に見事で、
これって、実際にジオラマを作らずにデザインされていますよね?
ジオラマの表現方法のゲームって、実はあまり出てきていなくて、
多分製作コストが高いといった要因かと思うのですが、
でもジオラマはゲームによく合うと思うのです。
FFの生みの親の坂口さんの「ファンタジアン」から、
今回のジオラマ風ドラクエの流れになったのかなぁ?
なんて、ちょっと思っちゃいますよね。
※ファンタジアンは実際のジオラマから作られている
ジオラマ表現は、箱庭系のゲームに非常によく合うと思います。
街作りゲーム、クラフトゲーム、ライフシムなどなど。
これらを、実際にジオラマを作らずに3DCGで表現できるとなると、
なかなかに面白いことが起きそうな予感がします。
■ というわけで

今回のドラクエ7リメイクはスゴイぞ!
というお話でした。
「オクトパストラベラー」が出た時にも、似たようなことを書いたのですが、
今回の表現手法も、広まっていってほしいですね。
■ 終わりに
以上、「「ドラクエ7 リメイク」のグラフィック表現が過去のポリゴンRPGを蘇らせるかもしれない話」でした。
楽しいゲームに出会うための参考としていただければ幸いです。