このページで紹介しているのは、ゲーム「ダンジョンエンカウンターズ(DUNGEON ENCOUNTERS)」で流れる音楽の、クラシックの原曲の紹介です。
参考にしていただければ幸いです。
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■ クラシック曲が使われている
本作で流れている曲は、クラシックをアレンジしたものです。
音楽ディレクターに、ファイナルファンタジーの数々の曲を作り上げた植松伸夫氏が努め、クラシックの名曲をギターアレンジしています。
実際にゲームをプレイしていて、
「この曲どこかで聞いたことある」
なんて思ったことがあるのではないでしょうか。
本稿では、ゲーム内で流れている曲のクラシック原曲を紹介しています。
上の階層から順番に紹介していますので、ネタバレにならないように(まぁ曲だけど)、確認ができます。
■ 地上:悲愴
アカデミーのある地上拠点で流れている曲の原曲クラシックは、「ベートーヴェン ピアノソナタ 第8番「悲愴」第2楽章」です。
ベートーヴェン初期の名曲で、「三大ピアノソナタ」の一つです。
最近だと、渡辺直美さんのボートレースCMのBGM。
これも「悲愴」のアレンジ曲で、BENIさんが歌い上げており(タイトル:見えないスタート)」、なんか聞いたことあるな?と思った人も多いのではないでしょうか。
■ 勝利のファンファーレ:アルルの女
戦闘終了時の音楽(勝利のファンファーレ)の原曲クラシックは、「ジョルジュ・ビゼー 「アルルの女」第1組曲 前奏曲」です。
アルルというのはフランスの地名で、「アルルの女」は小説です。
アルルの女に心底惚れてしまった豪農の青年が、家族や許嫁の救いの手にもかかわらず、身投げをしてしまうといった物語です。
小説の戯曲(演劇の曲)として作られました。
この曲のアレンジは、アニメ:ヘタリアの「悪魔をよびそうなイギリスのうた」やゲーム:パロディウスだ!の「宇宙戦艦モアイ」でも有名ですね。
■ 地底(01~09階):展覧会の絵
01~09階(地底)の戦闘の原曲クラシックは、「モデスト・ムソルグスキー 組曲「展覧会の絵」バーバ・ヤガー」です。
バーバ・ヤガー(バーバ・ヤーガ)は、スラヴ民話の魔女です。
ジブリをはじめ、様々な作品でキャラとして登場するので、この魔女が住む「鶏の足の上に立つ小屋」と共に、聞いたことがあるかもしれませんね。
ゲームだと、ライズオブトゥームレイダーのDLCで、この魔女が登場します。
■ 新世界(10~19階):禿山の一夜
10~19階(新世界)の戦闘の原曲クラシックは、「モデスト・ムソルグスキー 禿山(はげやま)の一夜」です。
不吉な曲として使われることが多く、ディズニーのファンタジアが最も有名だと思います。
ディズニー好きならすぐに分かる一曲ですね。
■ 砂漠(20~29階):小人の行進
20~29階(砂漠)の戦闘の原曲クラシックは、「エドヴァルド・グリーグ 抒情小曲集「小人の行進」」です。
抒情小曲集(じょじょうしょうきょくしゅう)とは、多くの曲を集めたもので、その中の第5集第3曲「小人の行進」が原曲です。
トロールの行進とも呼ばれます。
ゲーム好きだと、トロルというと巨大なモンスターを想像してしまいますが、本曲のトロルは妖精。
そのため、小人の行進というタイトルになっています。
非常に難しいピアノ曲です。
■ 火山(30~39階):熊蜂の飛行
30~39階(火山)の戦闘の原曲クラシックは、「リムスキー=コルサコフ 「熊蜂(くまばち)の飛行」」です。
この曲は、オペラ「サルタン皇帝」の中の間奏曲です。
こちらもパロディウスだ!シリーズのボスBGMとして使われていたため、どことなく覚えのある人もいるのではないでしょうか。
■ 荒涼山河(40~49階):ワルキューレの騎行
40~49階(荒涼山河)の戦闘の原曲クラシックは、「リヒャルト・ワーグナー オペラ「ワルキューレの騎行」」です。
フランシス・F・コッポラ監督の「地獄の黙示録」で有名な曲。
ワルキューレ(ヴァルキューレ)というのは、ゲームでは馴染みの単語ですよね。
もともとこれは、「ニーベルングの指環」という神々が登場する壮大な物語で、ジークフリートやブリュンヒルデなど、こちらもよく聞く名前の人物も登場します。
■ 忘れられた世界(50~59階):革命のエチュード
50~59階(忘れられた世界)の戦闘の原曲クラシックは、「フレデリック・ショパン 「革命のエチュード」」です。
練習曲(エチュード)の一つ。練習曲とは、その名の通り、ピアノの技術練習をするための曲です。
■ 霧の丘陵(60~69階):幻想即興曲
60~69階(霧の丘陵)の戦闘の原曲クラシックは、「フレデリック・ショパン 「幻想即興曲」」です。
ショパンでは最も有名な一曲で、クロックタワー3やベヨネッタなどにも使われています。
■ 黄昏(70~79階):新世界より
70~79階(黄昏)の戦闘の原曲クラシックは、「アントニン・ドヴォルザーク 「新世界より」」です。
■ 氷河(80~89階):木枯らし
80~89階(氷河)の戦闘の原曲クラシックは、「フレデリック・ショパン 「木枯らし」」です。
こちらも練習曲の一つで、木枯らしのエチュードとも呼ばれます。
ショパンの名曲の数々は、アニメ「ピアノの森」のショパンコンクールで数多く登場しますね。
■ 曲から楽しむテレビゲーム
多くのゲームの楽曲は、「サウンドトラック」として、
CDやMP3で販売されています。
最近だと、amazon music UNLIMTEDで、月定額制で数多くのゲームミュージックを楽しめます。
今回のゲームはクラシック音楽ばかりですので、ここからオーケストラやコンサートを楽しむのもいいですよね。
■ 終わりに
以上、「【DE】音楽BGMの原曲クラシック一覧【ダンジョンエンカウンターズ】」でした。
楽しいゲームに出会うための参考としていただければ幸いです。
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コメント
私も原曲が気になり調べておりましてここにたどり着きました。大変参考になりました。ただ、80~89階(氷河)は「木枯らし」」とは違うのではないでしょうか。
すべての原曲が判明しました!
https://www.youtube.com/watch?v=L_NJgSb1XgY